英検準1級に合格したので2次試験の対策をまとめてみた(ナレーション編)

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対象:英検準1級の面接(スピーキング)の対策と勉強法を知りたい 
読了:約7分(3981字) 
公開:2017-01/25 

一次試験を受験された方、お疲れ様でした<(_ _)>
この記事では、2次試験の「4コマのイラストのナレーション」の対策と勉強法をまとめています。

僕自身は、2016年11月に英検準1級に合格できました。
ですが、2次試験(スピーキング)は750点満点中、520点(合格基準512点)なのでギリギリチョップでした。オンライン英会話4年もやってるのに(笑)
※素点は23点(合格点22点/満点38点)でした。

自分の実力的に見て、今回の受験で合格できるとは思っていなかったので、あまり対策はできなかったのですが、勉強してみてプラスになったこと、役に立った参考書、「もっとこうしたほうが効率的なんじゃないか」と感じたことをまとめてみました。

2次試験は「4コマのイラストのナレーション」と「4つの質問」で構成されています。

ただ、現在、「ナレーション」のノウハウしか書けておらず、「4つの質問」はまだ作成中です。2次試験まであまり時間がないので、とりあえず「ナレーション」の方だけでも挙げておきます。

参考になれば幸いです(・∀・)/
 

合格点22点をめざす!


僕が一番最初にお世話になった英検の対策本、『はじめての英検準1級総合対策』



に、2次試験の合格ラインについて書かれてありました。


【ナレーション】
● 内容:5点
● 発音・イントネーション:5点
● 語彙・文法:5点

【質問】
● 質問 No. 1:5点
● 質問 No. 2:5点
● 質問 No. 3:5点
● 質問 No. 4:5点
● アティチュード:3点

合格ラインは22点以上(38点満点中)。上の配点を見ると、各項目5点となっているものがほとんどですが、基準を満たす答えには3点以上がつけられます。

各項目で3点をめざせば、1~5で21点、それにアティチュードで1点以上を加えることができれば、合格できる計算です。



ちなみに僕が2016年に合格したときは、ナレーションが10点(15点満点)、Q&Aが12点(20点満点)、アティチュードが1点で合計23点でした。

自分的には積極的に話したつもりですし、軽く笑いもとれたのですが、アティチュードは1点でした(ノд`) 何が悪かったんだろう。

また、準1級の2次試験の内容については「準1級の試験内容 | 英検」を参考にして下さい。



4コマのイラストのナレーション 対策と勉強法

「解答例」の英文を暗唱する

ナレーションには「よく出るシーン」がある


過去問にある、ナレーションの「解答例」の英文を、イラストを見ながら暗唱するトレーニングをお勧めします。

1冊(2年分)で、A・B合わせて12個のナレーションあるので、これをすべて暗唱してみて下さい。余裕があればもう1冊(2年分)、合計で24個分のナレーションをやるとより確実になると思います。

「えー、暗唱は面倒くさいな…」と思われるかもしれません。

ですが、準1級の過去問を10年分買ってチェックしてみたのですが、ナレーションには「よく出るシーン」がけっこうあることに気づきました。

例えば、


(1) 夫婦で話し合うシーン
(2) 社員(地域住民)が会議をして何かを決めるシーン
(3) チラシを配るシーン
(4) 何かを見て喜ぶシーン
(5) 結果にガッカリするシーン


などなど。

そういうシーンの英文をチェックしていると、だいたい同じような語彙・表現が使われているんです。上記のシーンなら、


(1) The couple was discussing...
(2) At the meeting, he suggested...
(3) They were handing out leaflets.
(4) She was pleased when she saw this.
(5) He was disappointed to see...


などがよく使われています。


「解答例」の暗唱で描写方法を身につける

つまり、過去問にある解答例の英文を、4コマ漫画を見ながら暗唱していくことで、「こういうシーンでは、動詞は○○を使う」「こういうシーンでは、過去進行形を使う」というのが、少しずつですが感覚的に分かるようになってきます。

「でも、暗唱って時間がかかるのでは?」と感じるかもしれないですが、何も参照しない完全な暗唱と違い、ナレーションの暗唱の場合、イラストがあるので覚えやすいと感じています。

ためしてガッテンの「記憶脳を刺激する!最新科学ワザ」に次のような情報がありました。


「文章の一部の単語を覚える」テストをたくさんの人に受けてもらい、その時の脳の活動を調べてみました。
すると成績が良かった人と悪かった人では、脳の「ある部分」の活動に大きな違いがあることがわかったんです!

その「部分」は、ACC(前部帯状回)と呼ばれています。脳の前方の内側にある部分です。

最近の研究で、この「ACC」は何かを覚えるときに「どれが大事な情報か」を選択し、それを後で思い出しやすいようにしておく働きがあることが分かってきました。

この働きが落ちてしまうと、肝心な情報が思い出せないというもの忘れが増えてしまいます。

2007年、アメリカで日本人の研究者がACCに関する研究を発表しました。「あること」を心がけるだけで、ACCを活性化する効果が期待できるというのです。

その「あること」とは、実は「イメージ」。

何かを覚えるときに、「言葉」だけで覚えるのではなく、映像を「イメージ」しながら覚えると、ACCの働きが活発になるのです。


つまり、ただの暗唱と違って、4コマ漫画のイラスト(イメージ)とともに暗唱した英文は、思い出しやすいということです。


ちなみに、僕自身は「解答例」の英文(約15回分)を無料フラッシュカード(単語帳)アプリ/ソフト「AnkiDroid/Anki」に登録して【 瞬間英作文 】しました。

ですが、フラッシュカードを使った瞬間英作文は、苦手な英文を徹底的に復習できる点はすごく便利なのですが、イラストを参照できないので、あまり実践的ではないなと。なので暗唱をお勧めします。


完璧な描写ができなくても大丈夫!

過去問の「解答例」の英文は、リスニング・リーディング素材として見ると易しいのですが、スピーキングで使いこなせているかというと難しいレベルだと思うんですよ。僕もまだまだ難しいです(˜∀˜;)

ですが、本番では、解答例のように高度で、詳細な描写ができなくても大丈夫です。僕が合格したときもたいした描写はできていません。それでも10点(15点満点)もらえました。

後述するナレーションのコツ・注意点を押さえ、文法が完全崩壊していなければ(笑)、ナレーションの目標点である10点くらいはもらえるはずです。


また、最初は文法・語彙・表現のストックがほぼゼロなので、暗唱するのはちょっと大変に感じるかもしれないですが、数をこなせばこなすほど、よく使われる語彙・表現を覚えてくるので、暗唱にかかる時間や労力は減ってくるはずです。

結果的に、初見の英文でもスラスラっと英語で言えるものが増えてきます。


ナレーションのコツ・注意点

(1) トータル2分を測って練習

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2分経つと、ナレーションの途中でも止められるそうです。逆に、短すぎる(=描写できたことが少ない)のも、あまりよろしくないかなと。

ちなみに僕はいつも2分をオーバーしてしまいがちだったので、当日そこに注意していたら、どうもかなり早く終わってしまったようです(笑) もう少し時間を使って丁寧に描写できていたら、もう少し点数は高かったかもしれないです。

そんなわけで、最終的にナレーションのトータル2分で暗唱できるようになるまで練習することをお勧めします。
※1コマ当たり、30秒を目安にすると、さらに時間の感覚をつかみやすくなるかも。

僕はあんまりトレーニングできなかったのですが、毎日時間を測って練習することで、「2分間」というのが体感的に何となく分かるようになってくるはずです。


(2) 各コマに2つ、重要な描写ポイントがある

漫画の各コマに、出題者が描写して欲しいと考えている重要なポイントが、だいたい2つずつあります

2017年1月現在、「準1級の過去問・対策」のページの下段にある「二次試験」→「問題と解答のサンプル」(2009年度第3回の問題)であれば、

1コマ目「女性が駅前にいる」「男性のタバコの吸殻が、女性の服に当たった」
2コマ目「女性が運動に参加した」「道行く人に署名をお願いした」
3コマ目「業者が喫煙ゾーンを設置しているのを見かける」「違反すると1000円の標識」
4コマ目「数日後に女性がその前を通ると、タバコの煙でいっぱいだった」「道行く人が咳をしていた」

などなど。

それぞれのコマで、2つの重要ポイントを描写できれば、ナレーションでの最低目標の9~10点はゲットしやすくなるはずです。


(3) 場所も描写する

そのコマに「At a meeting」といった英文が書かれてあれば表現できますが、それがない場合にも、場所をきちんと描写するようにしたほうがいいです。


at home
in their living room
outside their house
on the street
in the office
in the park


(4) 複数のディスコースマーカーを使う

「and」「but」などの接続詞は使えると思いますが、できればそれ以外の接続詞やディスコースマーカーを使って表現力を高めておいたほうが、評価は高くなるはずです。

例えば、話の流れがそのまま続く場合は「then(それから)」、話が大きく変わる場合は「however(しかし)」、最終的な結果を表すときは「as a result(その結果)」「finally(最終的に)」なども使えるようにしておいたほうがいいと思います。


(5) 登場人物の表情を描写する

登場人物が喜んでいる、怒っている、泣いている、ガッカリしている場合も、できる限り表現していったほうが良さそうです。


また、登場人物が複数いるコマ(一人は喜んでいるが、もう一人は不満な顔をしている)が出る場合があります。

その場合「on the other hand(その一方で)」「while(~の一方で)」「in contrast(それに対して)」などのディスコースマーカーを使うと表現力を高めることができるはずです。



(6) 「台詞吹き出し」は直接話法でOK

吹き出しには3種類ありまして、

(1) 台詞が書かれてある吹き出し
(2) イラストで何かを説明している吹き出し
(3) イラストで何かを想像している吹き出し

です。

「(1) 台詞吹き出し」は基本的に、直接話法でOKです。間接話法は、普段から英会話などで使っていないと難しいと思います。


(7) 「想像吹き出し」もきちんと表現する

「(1) 台詞吹き出し」「(2) イラストで説明している吹き出し」だけでなく、3つめの何かを想像している吹き出しも、必ず描写する必要があります

意外と描写するのを忘れがちになります。

ちなみに、想像している吹き出しのあるコマがあった回は、「2010-3-B、2011-1-A、2011-2-B、2011-3-A、2012-1-A、2012-3-A、2013-1-B、2014-1-B、2014-3-A、2015-1-B、2015-2-A」で、使われている表現は主に次の3種類でした。


S imagined someone doing...
S thought someone would...
S was looking forward to...(楽しいことを想像しているとき)



2次試験当日のイメージトレーニング


準1級の過去問・対策|英検」のページの「二次試験」の項目に「英検バーチャル二次試験 準1級」というのがあるので、これで当日の流れをイメージをしておくといいです。


「4コマのイラストのナレーション」の対策と勉強法は以上になります。「4つの質問」については、鋭意製作中です。もう少々お待ち下さい(*_ _)人

あまりに長くなったら、別の記事としてアップするかもしれません。


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