英検準1級に合格したので英作文の対策と勉強法をまとめてみた

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対象:英検準1級合格をめざしている/ライティング(英作文)の勉強法を知りたい 
読了:約10分(5987字) 
公開:2017-01/19 

2016年11月、お陰様で準1級に合格し、ライティングでは満点が取れました

正直、満点は運がよかったかなと。実際、全然たいしたエッセイは書けません。【 瞬間英作文 】はかなりやってきましたが、エッセイを書く練習はまだあまりできていないんです。

まず、2016年から、準1級のライティングは1級と同じエッセイ形式に変わりましたが、語数は1級よりもずっと少なく、採点もゆるい気がしています。

また、今回のトピックは、自分が比較的慣れ親しんでいるものだったので書きやすかったんです。国際情勢や政治系のトピックだったら間違いなく撃沈してました。なので、運的要素は大きかったなと。

ただ、今まで自分が勉強してきて「効果があったこと」「役に立った参考書」と、「こうすればハイスコアが取れるのではないか?」と感じたことはけっこうあるので、それをまとめてみました。

ちなみに、長文になったので、エッセイの書き方に関しては「英検準1級 英作文で高得点を取るための書き方 5つコツ」をお読み下さい。

それでは参りましょう!٩(ˊーˋ*)و
 

準1級エッセイ勉強法 6 Steps


僕がやってきた勉強内容と、まだ未着手だけど「これはやっておいたほうがいい!」と感じたことをまとめていきます。


Step 1:瞬間英作文で「文法が分かる → 使える」にする
Step 2:小倉弘本&竹岡広信本で正確さを磨く
Step 3:エッセイの書き方を学ぶ
Step 4:トピックの背景知識と語彙を増やす
Step 5:いろいろなトピックでエッセイを書く
Step 6:添削で磨きをかける

Step 1:瞬間英作文で「文法が分かる → 使える」にする

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ご存知「英語上達完全マップ」の森沢洋介さんの瞬間英作文です。

【参考】英会話の上達に効果抜群の独学勉強法「瞬間英作文」


僕がTOEICの文法で毎回90%前後が獲れたり、今回の準1級のエッセイの「文法」で満点がもらえた最も大きな理由の1つは、瞬間英作文をずっと続けてきたからです。

瞬間英作文をやると、

「どの文型・構文を使うか?」
「主語・動詞に何を使うのか?」
「冠詞・単複・前置詞はどうするか?」
「to不定詞か、動名詞か?」
「if節か、when節か?」
「時制はどうするか?」

といったさまざまな文法事項に注意を払うことになります。

つまり、瞬間英作文をやることで、正確な文法でアウトプットする練習ができるんです。

中学レベルの文法項目別の瞬間英作文本を2~3冊でもやると、中学レベルの文法の範囲ではありますが、多少話せる&書けるというレベルになります。まずはこれが目標。

【参考】瞬間英作文 おすすめ本・教材(文法編)

僕は合計で20冊くらいの瞬間英作文本をやりましたが、英検が最優先事項なのであれば、2~3冊くらいに抑えて、次のステップに進んだほうがいいと思います。


Step 2:小倉弘本&竹岡広信本で正確さを磨く

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上述したように、『瞬間英作文本』を数冊やると、多少英語で話せる&書けるようになってきます。

ですが、

「過去形と現在完了形、どちらを使うべきか?」
「どちらの冠詞を使うべきか?それとも無冠詞か?」
「不定詞と動名詞、どちらを使うべきか?」

といった、文法の使い分けで迷うことが増えてくるんですよね。

また、英文を書くとき、和英辞典や英辞郎は確かに便利ですが、「候補が多すぎて、どの単語を使ったらいいのか分からん」「なんか、この表現ネイティブっぽくない」と感じるものも多いです。

そこでお薦めなのが、小倉弘先生と竹岡広信先生の英作文本です。

これらをやると、ネイティブ的により正確な文法、より自然な語彙・表現の使い方が学べるんですよ。

また、ネイティブの校閲が入っているため、他の和文英訳本や和英辞典にあるような「不自然に感じる英文」が基本的にありません。




最初にやるのは小倉弘先生の『和文英訳教本』がいいです。

後述する竹岡広信先生の『ドラゴンイングリッシュ基本英文100』『よくばり英作文』と比べると、小倉弘先生の『和文英訳教本』は、1つ1つの問題の文法と表現の解説が非常に詳しく、また、表現の仕方が複数例ある点が優れていると感じています。

出版社のページ「「例解 和文英訳教本《長文編》」詳細」で中身を確認できます。

また、『和文英訳教本』のレビューや勉強のやり方については次の記事でまとめてあります。

【参考】「例解 和文英訳教本」文法・語彙の正確な使い方が学べる


続いて竹岡先生の英作文本。



『ドラゴン・イングリッシュ100』『よくばり英作文』は、ツイッターのフォロワーさんで英検1級に合格されている方にお薦めされて購入しました。

上述した小倉先生の本は、クリストファー・バーナードさんというケンブリッジ大学を卒業後、米国コーネル大学で言語学の修士号、テンプル大学で教育博士号を取得された、英米両方の英語に精通された、非常に優秀な方が校閲されているのですが、お一人だけなんです。

ですが、竹岡先生の英作文本は、複数のネイティブに英文のチェックを受けているんですね。そういう意味では、竹岡本のほうが、よりユニバーサルな文法・語彙・表現の使い方が学べるのではないかと。

また、この2冊については、解説は少なめですが、その分、英文数が多く、またCDも付いているので、耳からも勉強できる点がいいです。


参考のためにすべて購入しましたが、僕は『和文英訳教本 (文法矯正編)』以外はまだあまりやり込めていません。

なので、迷ったらとりあえず『和文英訳教本 (文法矯正編)』だけやっておくといいと思います。


Step 3:エッセイの書き方を学ぶ

Step 2までやると、一朝一夕とはいかないものの、文法的に正確で、自然な英文は少しずつ書けるようになってくるはずです。

そうなったら、「旺文社のサイトの例題」と「英検のサイトの過去問」に取り組み、エッセイの基本的な書き方を学ぶといいです。


また、いずれ1級を受けるのであれば、旧形式ではありますが、次の英作文本も勉強になります。


1級用なので、少し語彙レベルが高い気がしますが、「Chapter 1 ウォーミングアップ」でエッセイの書き方のいろはが学べ、とても勉強になります。

また、「Chapter 2 練習問題」の解説も、各トピックにおける書き方のコツ、どういう点に注意して書くべきかなどが学べます。


Step 4:トピックの背景知識と語彙を増やす

例えば、「高齢化」に関するエッセイを書こうと思うと、その背景知識と語彙がなければ書けません。

なので、さまざまな背景知識とそれを英語で表現するため語彙力を身につける必要があります。

僕自身は【 オンライン英会話 】で、少子高齢化・いじめ・過労死・男女平等・原発などの日本の社会問題から、紛争・貧困・民族紛争・環境問題などの世界の問題まで、毎日ディスカッションすることで、背景知識を少しずつ身につけたきました。

ですが、準1級のエッセイのためにオンライン英会話をやる必要はないです。

背景知識を増やすのは日本語でネットで調べるので十分かなと。ただ、そのトピックに必要な語彙力を身につけるのためには何かテキストを使う必要があります。

とは言うものの、準1級のエッセイは、ご存知のように2016年に始まったばかりなので、対応した本がないんですよね……



1級を勉強する人は必ず持っている気がします。皆さんの評価が高いので、僕も一応買いましたが、ザッと目を通しただけで、参考書程度にしか使っていません(^_^ゞ

まず、2004年発行なので情報も古いんですよね。また、植田一三先生の本は、勉強になることは多いのですが、どうもレイアウトや構成が僕には合わないんです。




僕が購入した「意見を述べる系」の書籍の中では、今のところ一番お薦めです。語彙もそんなに難しくはないかなと。ただ、1級向けなので、トピックはユニバーサルなものが多いです。


準1級のエッセイで問われるトピックは、1級のものとは方向性が少し違う気がしています。


準1級のトピック

● 2016-2nd | Do you think that Japanese companies need to improve their treatment of female workers?
● 2016-1st | Agree or disagree: The number of young people who live with their parents after they finish their education will increase in the future?
● 公式サンプル Agree or disagree: Small, independent shops and businesses can survive in modern society

1級のトピック

● 2016-2nd | Should democratic countries actively promote the spread of democracy to nondemocratic nations?
● 2016-1st | Agree or disagree: World peace is an achievable goal
● 2015-3rd | Will fossil fuels such as oil and gas still be the world's main source of energy in the coming decades?
● 2015-2nd | Can international terrorism ever be eliminated?
● 2015-1st | Should cloning research be promoted, or should it be discontinued?
● 2014-3rd | Has urbanization had a positive effect on Japanese society?
● 2014-2nd | Can the global food supply be ensured in the coming decades?
● 2014-1st | Do the benefits of free trade outweigh the disadvantages?


トピックを比較していると、準1級は日本の社会問題にフォーカスしていて、1級は(2014-3rdのトピック以外は)より普遍的な社会問題や、世界の問題に焦点を充てているなと。

準1級のエッセイは始まったばかりなので今後どうなるかは分からないですが、「準1級の試験日まで時間がない!」という方は、とりあえず日本の社会問題にフォーカスしておくといいかもしれません。



Step 5:いろいろなトピックでエッセイを書く

背景知識と語彙を身につけても、普段からエッセイを書いてアウトプットしていかないと、本番でいきなり書けないです。

僕自身はエッセイを書くこと自体はあまりしてこなかったですが、【 オンライン英会話 】で、先生たちと1000回以上、さまざまな社会問題についてディスカッションしてきたお陰で、英語で論理的に説明するチカラが、少なくとも準1級に合格できる程度には身についたのだと思います。

ただ、英会話では即興で英文を作るので、文法や語彙の選択がいい加減になりがちです。

なので、やはり辞書・文法書を使って、毎日エッセイを書く練習をしたほうがいいと思います。

【参考】英検準1級 英作文で高得点を取るための書き方 5つコツ


Step 6:添削で磨きをかける


1人で書いていると、「きちんと書けているんだろうか?」と不安になるときがあります。なので添削を利用するといいですよ。

● 無料で利用できる「Lang-8」

Lang-8」という、互いの言語を添削し合うSNS型のWebサービスがあります。

無料で利用できるので、ライティング初心者はこれを利用するといいと思います。

ただ、添削してもらってばかりで、人の添削をしないと、誰も添削してもらえなくなりますし、SNSなのでコミュニケーションも必要です。人によってはそれは面倒かもしれません。

あと、【 オンライン英会話 】をされている方は、先生に頼めば添削して下さると思います。


ただ、Lang-8のネイティブたちも、オンライン英会話の先生も、添削のスペシャリストではないので、こちらのライティングのレベルが上ってくると、満足できなくなってくると思います。そうなってきたら添削サービスを利用するといいかなと。


● 質の高い添削が受けられる「Fruitful English」

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いずれ1級をめざす方は「フルーツフルイングリッシュ」がお薦めです。

去年提出したとき、辞書や文法書を使い倒して書いた文章でしたが、先生から「ネイティブの書いた英文と同じレベルに達しています」といったポジティブなコメントがもらえ、自信になりました

また、自分では気づかなかった文法ミスや、語彙・表現の間違った使い方を具体的に指摘してもらえるのも非常に勉強になります。

ただ、「Fruitful English」に限らず、どこの添削サービスもそこそこいい値段するので、ある程度書けるようになってからトライしたほうがいいと思います。もしくは、お金に余裕がある人や、早く成長したい人向け。



アウトプットの質はインプット量に比例する


人によっては「Step 2」の小倉本&竹岡本や、「Step 4」の英作文問題の英文が難しいと感じる方もおられるかもしれません。

そういう方は、先に準1級の過去問のリスニングとリーディングから入るといいです。



準1級のエッセイを書くのに必要な語彙力と、リスニング・リーディングパートで身につく語彙力は必ずしも被っていないですが、1年近く勉強してきて、エッセイでも使える語彙や表現が身についてきたなと。

現在、18回分(6年分)やってきました。リスニング・リーディングパートで、精聴精読した上で、何度も何度も音読しました。

このお陰で、コロケーション(よく一緒に使われる単語の組み合わせ)や、各トピックにおける相応しい語彙の使い方が少しずつ身についてきました。まだまだ足りないですけどね(笑)

自分の経験では、リスニングやリーディングで慣れ親しんできた語彙・表現・文法・構文でないと、スピーキング・ライティングで正確に使えるようにはならないと感じています。



こういうブログを書いているせいか、実力以上に評価されることが多いので、あえてお伝えしておきますが、僕の英語力は皆さんが思っているよりも、おそらくショボいです(笑)

準1級に合格すると、「CEFR」のB2レベル(6段階の上から3段目)に該当するらしいですが、自分の感覚では、リーディング以外はB1くらいのレベルだと思います。

英語道は死ぬまで続くので、これからも精進していきたいと思います!(`・ω・´)>





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● 英作文:対策と勉強法エッセイの書き方のコツ

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