TOEIC 第214回(10月23日) 結果・感想・難易度まとめ

2016-10-920.jpg

対象:TOEIC受験者/受験予定者 
読了:約11分(6983字)
公開:2016-11/02
更新:2016-11/20「【結果】リスニングスコア」「【結果】リーディングスコア」追記 

10月に受けたTOEICのアビメが返ってきたので振り返ってみたいと思います(=゚ω゚)ノ
 

1. リスニングパート

リスニングパート全体の印象

僕が受けたフォームでは、Part 2以外は普通の難易度でした。

ツイッターで「リスニング音声が速かった」という感想をよく見かけたのですが、言われてみればそうだったかもしれないなと。

ここ2~3ヶ月、トレーニング時には、1.2~1.5倍速で速聴するようにしているので、そのお陰で、例の早口なオーストラリア人(200wpmくらい)の速さにも対応できるようになってきたのかもしれません。

オーバーラッピング&シャドウイング 】【 暗唱 】【 瞬間英作文 】などでトレーニングしまくったPart 3・4のセットは、スキマ時間に1.2~1.5倍速で速聴で何度も聴くことで、リスニングの処理速度を高められますよ!

【参考】速聴の効果と注意点まとめ


Part 1:普通

わりとオーソドックスな(TOEICによく出る)選択肢ばっかりだった気がします。


Part 2:難

個人的にはけっこう難しかったです。

7月と9月のPart 2はよくできたので「成長したかな」と思っていたのですが、勘違いだったようです(笑) 今回のPart 2は、設問自体がよく理解できないものがチラホラありました。

TOEIC講師のTEX加藤先生も、ブログ記事「10月公開テスト感想」で次のように仰っていました。


(Part 2は)新形式になってから、難化した印象です。ひねった答えが多い上に、誤答の選択肢がうまく作られていて、消去法も使いづらくなりましたね。とにかく、会話として自然な答えを選ぶ、という意識が大切だと思います


続いて、花田徹也先生もブログ記事「10月23日TOEIC(第214回)に関する講評・速報・感想」でPart 2に触れられてます。


今回のリスニングはPart2の難易度が高めだと感じました。序盤にシンプルな問題がまったく存在せず、長めでdetailedな文章が大半を占めていました。応答の仕方も間接的なものが多かったので、柔軟な思考力が必要だと感じました。決してPart2を侮ってはいけません。


神崎正哉先生もブログ記事「ラジオ、やります」で「答え方が捻ってある問題が結構あった」と仰ってました。


最近のPart 2は、設問文と正解の選択肢の距離が遠いものの割合が増えてきた印象があります。

例えば、「Why don't you join us for lunch?(お昼、私たちと一緒に行かない?)」にオーソドックスに答える場合は、


● Sounds great.(いいねぇ。)


とかになりますが、距離が遠いパターンだと次のようになります。


● I'm not hungry right now.(今、お腹空いてないんだよね。→だから今は行かない。)
● Sorry. I already ate it.(ごめん。もう食べちゃった。→だから行かない。)


どちらも間接的に断ってるわけですよね。

この例は、設問も選択肢も難しい語彙はないので、瞬時に理解できると思いますが、設問が長文で複雑だったり、選択肢がもっとヒネってあると、かなり難易度高くなります。



の問題だと、Test 1のPart 2-Q11・Q29のような問題です。お持ちの方はチェックしてみて下さい。

Q11なら、直接的に答えるとすれば「Not yet./I haven't.」とかが間に入ると思うんですよ。それをすっ飛ばしているので、距離が遠い、というわけです。設問と選択肢の意味と会話の状況を正確に捉えないと正解を選べないんです。


古いTOEIC本のアドバイスの1つに「最初の1~3語が聞き取れればOK」というのがあります。確かに最初の1~3語は重要です。それで解ける問題もあります。ただ、最近はそのテクニックが通じない問題もけっこう増えてきたなと。

これは、ETSのアイテムライターの立場に立つと明白です。

もし自分がテストを作る側だったとしましょう。もし「全文、正確に聞き取れる人」だけでなく、「最初の1~3語しか聞き取れない人」でも正解してしまうケースが増え、両者の差がなくなってきたら、どう対応しますか?

おそらく「最初の1~3語しか聞き取れない人」は間違うけど、「全文、正確に聞き取れる人」は正解できる問題を作ると思うんですよ。

対策としては、数をこなしてさまざまな会話パターンを覚えていくしかないです。テスト10回分(250問分)もやれば、Part 2で8~9割は獲れるようになるはずです。

【参考】TOEIC スコアもリスニング力も向上する勉強法 Part 1・2編


Part 3:やや難

最初にいくつか、会話の内容がイマイチ分からないものがありましたが、後半はTOEICによく出るパターンが多く、わりとサクサク解けた気がします。

最近、英検のスピーキングとライティングに多めに時間を割いてまして、リスニングの時間が減っているので、夏頃に比べたらリスニング力自体は下がっているかもしれません。4技能を同時に延ばしていくって大変だなと( ´д`)=3

あと、Part 3はたいてい「図表問題」は3つあるのですが、今回は2つでした。問題も易しかった気がします。

【参考】TOEIC スコアもリスニング力も向上する勉強法 Part 3・4編


Part 4:普通

Part 3よりも解きやすかったです。Part 3の「図表問題」が2つだったせいか、Part 4の図表問題は3つありました。

どれも易しかったと思います。僕が受けてきたフォームでは、Part 4の最後の図表問題は「棒グラフ」のことが多く、いつも難易度が高めなのですが、今回は正解できたと思います。

グラフは「一番高い/低いもの」が狙われたときは聞き取りやすいですが、「二番目に高いもの・低いもの」とか、「目標よりも少し低いもの」といったものだと難易度が上がりますね。

リスニングで450点以上をめざそうと思うと、そういった詳細な部分を正確に聞き取れるかどうかが重要になりますね。


あと、Part 3・4ともに「意図問題」は特に難しいとは感じなかったです。意図問題は、会話・トークの流れをきちんと追うことができれば易しい問題が多いと感じます。

【参考】TOEIC Part 3・4が聞き取れない→「暗唱」で道は開ける!


【結果】リスニングスコア:485点

2016-10-L485.jpg

アビメの見方については、「TOEIC 弱点と対策が分かる!公式認定証(アビメ)の見方 ①リスニング編」の記事を参考にして下さい。

正直、試験を解き終えたときの感覚では、450点切ってると思ってました。自信なくマークしたものが多く、「今日はできた!」という感覚がなかったんです。それにもかかわらず、自己最高の485点が獲れました。

たぶん、今回はかなり「カン」で正解した割合が多かったんだと思います。
 
前回もお伝えしましたが、去年の暮れから、毎日1時間リスニングをするようにした結果、確かに去年よりもリスニング力は1レベル上がったなと。

正確に言うと、音声が聞こえてきた瞬間に理解できる割合が増えた感じです。

とは言え、まったく聞き取れない割合、聞き取れた単語から何とか推測して理解している割合は、リスニングパート全体でまだ2~3割くらいはある気がします。
 
それでも今回485点が獲れた理由を考えてみると、やはりTOEIC本を大量に(約8000問)解いてきたことによる「カン」で正解を選べた割合が多そうだなと。
 

最近、ヒロ前田先生の『やり込みドリル』をやっているのですが、そこで気づいたことがあります。



例えばPart 3で、最後の設問の解答の根拠になりそうな箇所を聞き逃したときに、「あの会話の流れからすると、選択肢(A)(B)はないな。(C)か(D)のどちらか。経験上(D)のほうが正解になりやすい」といった感じで正解できてしまうことがあるんですよね。
  
これは「リスニング力で解いている」というよりも「TOEIC力で解いている」という感じがしています。

「900点を少しでも早く取りたい」という方は、たくさん解いて毎回受けることで、運良く高得点が獲れる確率は高まります

ただ、「自分の英語力を上げるために、TOEICを受けている」という方は、やはり1冊1冊の問題集の音声を使って徹底的にトレーニングして、リスニング力を上げる方向でスコアを伸ばすようにしたほうが良さそうです。

【参考】TOEIC 900点を確実に獲る!6つの戦略と勉強法



2. リーディングパート

Part 5:易

易しかったです。英文も読みやすいものが多く、空欄の前後で解ける問題の割合も多く、コロケーションで解けるものも多かった印象です。

ここ1年受けてきた中ではもっとも易しい部類だと感じました。まぁ、だからと言って全問正解しているとは限らないのですが(笑)

Part 5(≒アビメのR4・R5)はだいたいいつも90%くらい獲れるので、最近はあまり勉強していません。僕がやってきた勉強については次の記事をお読み下さい。

【参考】TOEIC スコアもリーディング力も向上する勉強法 Part 5・6編

Part 5は、13:53に解き終わり、「タイムテーブル」的には1分早く終わることができました。


Part 6:やや難

最初の2題は易しかったのですが、3題目と4題目の「文選択問題」がちょっと難しかったです。

Part 6は、最後の1題に少し時間がかかり、14:03に解き終わりました。「タイムテーブル」的には1分ビハインドです。

新形式に対応した『公式問題集や模試』を数冊解いてきたお陰で、Part 5・6は新形式の時間配分に慣れてきつつあります。

【参考】新形式TOEIC リーディング対策・時間配分と勉強法まとめ


Part 7 MP:激難

僕はMP(マルチプルパッセージ:2~3文書問題)から解く派なので、MPの感想から書かせていただきます。

Part 7は、この1年受けてきた中では、個人的にはもっとも難しかった部類に入ります。

DP・MPともに、英文量が多く、内容を理解しづらく、選択肢照合問題のオンパレードで、やる気を失う難しさでした(笑) あの難易度だと、僕の今のリーディング力で1問6分ペースでは解けないなと。

あまりにも時間をかけすぎたので、途中2問ほど諦めました。TPが終わったのは、14:35で5分ビハインドでした。最近このパターン多い(;´Д`)


Part 7 SP:難

今回はSP(シングルパッセージ:1文書問題)も難しかったです。

MPですでに5分遅れていたので、高速で解き、最終的に2問ぬり絵でしたが、途中で自信なくマークしているものもあります。

いつもは文書の1題目にある「目的を問う」設問は、比較的サクサク解けるんですよ。それが今回は「え?どれも該当しないんですけど?」「目的がよく分からん」というケースが多かったんです。

あの短い時間で、あの込み入った内容を正確に瞬時に把握して、しかも、そのすべての情報を設問を解くときまで記憶しておくというのは、今の僕のリーディング力ではかなり厳しいです。

理想を言うと、Part 7は毎日1~2題を解いて、解いた後に英文を【 精読 】して【 通読 】したほうがいいんですよね。

【参考】TOEIC リーディングで時間が足りない!対策と勉強法 Part 7編

ですが、今はTOEICと英検を並行して勉強してまして、スピーキング・ライティングも勉強する時間を確保しようと思うと、僕の中では比較的得意なリーディングを削るしかなく……

そんなわけで、月水金はTOEICのリーディングパート、火木土は英検のリーディングパート、という風に勉強しているのですが、これだと成長スピードはどうしても遅くなります。

やはり、自分が最優先で伸ばしたいジャンル(スキル)は毎日勉強・トレーニングしたほうがいいです。

【参考】リーディング465点が獲れたPart 7勉強法「通読トレーニング」


【結果】リーディングスコア:435点

2016-10-R435.jpg

リーディングパートのアビメについては「TOEIC 弱点と対策が分かる!公式認定証(アビメ)の見方 ②リーディング編」をご覧下さい。

あまりにも解けなさ過ぎて、最悪400点切っているんじゃないかと震えていたのですが、結果はいつも通りのスコアでした。僕が受けたフォームは、他の受験者にとっても難しいフォームだったのかもしれません。

新形式に変わってから、リーディングパートでは450点を超えることがほとんどなくなりました。


200~300 wpmで読むトレーニング

リーディングで常時400点を超えてきたら、ひたすら解いて文書・問題・言い換えのデータベースを増やすのが効率的ではないかと考えています。

ただ、それだと先ほどもお話ししたようにTOEIC的な「カン」で正解する割合が増えてしまうんですよね。個人的にはそれは最終手段にしたいなと。お金もかかりますし(笑)

そこで「洋書の多読」という選択肢もあるのですが、僕のリーディング力で、読みたいと思える洋書が少ないという問題がありまして。あと、多読はお金もかかりますしね(笑)

いろいろ考えた結果、『公式問題集』のリーディングパートの英文を200~300wpmのスピードで毎日速音読するトレーニングを試してみようかと思っています。

実は8月に購入した英語講師の植田一三先生の著書『英語スピーキング力(Amazon)』の「リーディング」の項目に次のようなことが書いてあったんです。


最初は200 wpmを目指し、徐々に300 wpmの速さで英字新聞、TIMEなどを音読できるように努力しました。(P.168)

200 wpm→TOEIC 950点突破や英検1級に合格を狙うのに必要なスピード。(P.170)


また、英語講師の横山カズ先生も著書『英語に好かれるとっておきの方法(Amazon)』で、「ここ最近の私のタイムアタック音読は、1分あたり300~360語くらいです(P.81)」と仰っておられたんですよね。

「200 wpm・300 wpmってどれくらいのスピードなの?」という方は次の記事で体感するといいですよ(・∀・)b

【参考】Breaking News English | 200 wpm / 300 wpm


この1年、【 通読 】は毎日30分するようにし、今年はなるべく速く読むことを意識してきましたが、それでも「300 wpmで読めるまでやる」というのは試したことなかったなと。

自分の経験上、同じ英文を繰り返し読むと、英文を理解する速度が向上するのは確信しています。

そして、普段から【 速聴 】していると、リスニングの処理速度が向上することが分かってきたので、普段から速く読んでいれば、リーディングの処理速度も向上するだろうなと。

また、音読のスピードが上がると、黙読のスピードはさらに速くなるんですよね。

というわけで、


リーディングパートの英文を精読した上で、300 wpmで読めるようにする
→ リーディングの処理速度が向上する
→ 初見の英文を、300 wpmは無理でも、今よりは速いスピードで読めるようになる(はず)
→ 最後まで解ける確率は高まる


という仮説を立ててみました。

通読 】をすることで、リーディングが苦手な人が速く読めるようになるのは間違いないですが、今の自分のレベルでやっても、今以上に速く読めるようにはならないだろうと思っていたんです。読むスピードを上げるには、問題集で数をこなすか、多読するしかないと。

ですが、もし『公式問題集』の英文を300 wpmで読む、という単純なトレーニングで、今よりも速読力が上がったとしたら、時間対効果高いし、安上がりだし、ネタとして面白いなと(笑)



3. 全体的な感想


神崎正哉先生が、試験後に開いて下さるネットラジオ「TBR」で次のように仰っておられました。ラジオを聴きながらメモったものを書き起こしているので、先生が仰っていたことそのままではないことをご了承下さい(*_ _)人


(神田外語?)大学で、80名の学生に公開テスト(新形式)とIPテスト(旧形式)を受験してもらったところ、スコアに差はほとんどなかった。相関係数は0.9。

600~700点台ホルダーだと、新形式のほうがスコアが高く出た。確かに問題の難易度は上がっているが、スコアはほとんど同じ。


「相関係数」というのは、「1」か「-1」に近いほど相関性が強いらしいです。

【参考】相関性|環境と品質のためのデータサイエンス


でも、僕の場合、リーディングスコアは基本的に下がってるんですよね(笑)

旧形式ではリーディングパートは450点を超えることが多かったのですが、新形式に変わってから、450点を超えたのは1回だけです。僕の周囲の900点~満点ホルダーの方々もスコアダウンされているケースが多い印象があります。

ここから導き出される仮説は、900点~満点が獲りづらくなった

僕や周囲の方々がたまたまスコアダウンしているだけ、という可能性もあるので一概には言えないです。

ただ、例えばもし旧形式で800点ホルダーの割合が減っていて、900点ホルダーの割合が増えていたとして、ETSがその割合を平準化したいと考えていたとしたら、900点台を獲りづらい試験に変更した可能性はあるかもしれないなと。

この辺はあくまで僕の個人的な憶測なので、参考程度に留めておいて下さい(^_^ゞ



4. 他のTOEICkerの方々の感想


今回のTOEICを受験された、僕が信頼しているTOEIC講師・TOEICkerの方々をご紹介しておきます。

Jet Bullさん:第214回TOEIC公開テスト(10月23日)感想
ふーじーさん:第214回TOEIC(2016年10月23日)ふりかえり&今後の学習方針
porporさん:第214回 #TOEIC Listening & Reading 公開テスト感想
相澤俊幸先生:第214回TOEIC L&R公開テスト 難易度と感想
TEX加藤先生:10月公開テスト感想
花田徹也先生:10月23日TOEIC(第214回)に関する講評・速報・感想
神崎正哉先生:ラジオ、やります



 
同じカテゴリーの記事

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

(この一行は、各ページ下部に固定表示するサンプルです。テンプレートを編集して削除もしくは非表示にしてください。)


PAGE TOP