TOEIC 900点を超えたのでTOEICの長所と短所をまとめてみた

char-toeic-score.jpg
シャアペン&セイラ万年筆セット | バンダイ公式通販サイト

対象:TOEICを初めて受ける人・TOEIC初心者
読了:約6分(3213文字)
公開:2012-09/25

「TOEICで高得点が取れても英語が話せるようにはならない」と言われながらも、英語力を測る基準として採用する企業が増えてきているTOEIC。

2010年~2012年にかけて、TOEICを中心に勉強し、18回TOEICを受けてきて、TOEICについて感じていること、TOEICのメリット・デメリット、TOEIC中心の学習で学べること・学べないことをまとめてみました。

TOEICを受けるべきかどうか、TOEICで英語を勉強していくべきかどうかなどで悩んでおられる方には、参考になると思います(・∀・)/
 

1. 受験し続けたことで勉強を継続できた


実は、英語の勉強を始めた頃は、「TOEICなどの資格よりも、実際に使える英語力の方が大事だろう」と思ってまして、TOEICにはまったく興味ありませんでした。

でも、英語って勉強を続けていても、なかなか成長を実感できないものなので、ある程度続けていると、「僕は成長しているのだろうか?」と不安になることがよくあるんですよね(˜∀˜;)


勉強を開始してしばらく経ってから、

「自分の成長を測れるという意味では、点数で測れるTOEICはいいかもしれない」

と思うようになり、いろいろ調べて勉強するうちに、TOEICにハマるようになりました。


TOEICに対する批判はいろいろ耳にしますが僕自身はTOEICに感謝してます。

僕は2010年の夏頃から、TOEICを受け続けてきてますが、TOEICのお陰で、英語学習を今まで継続することができ、その結果、英語力を向上させることができました

毎回受けるというのは、確かにお金はかかりますが「次の2ヶ月後のTOEICまでにこの問題集とあの問題集をやろう」という短期目標と期限が設定できます

2ヶ月に1回・約6000円の試験は、英語継続費・自己管理費・モチベーション維持費・目標管理費と考えると、個人的には安いと感じてます。

【関連記事】
僕がTOEICに感謝している5つのこと


2. TOEICに出てくる英語は非常に実用的


僕はこの数年間は、ほぼTOEICを中心に勉強してきたので、僕の英語の9割くらいはTOEICの語彙・表現で構成されていると思います。

それでも、NHK WORLD Englishなどのニュースを聞いても何となく分かるようになってきましたし、簡単な洋書も読めるようになってきましたし、オンライン英会話でもシドロモドロではありますが、そこそこ充実した話ができています。


TOEICで扱われるジャンルは多少偏っていますが、使われている語彙・表現は、実際によく使われているものばかりです。

問題をただ解くだけだと、たいした英語力は身につかず、会話力も身につかないですが、音読・瞬間英作文(和文英訳)・暗唱などをメイントレーニングにすれば、

 「英語圏に行って、最低限の会話はできる」
 「オンライン英会話でもそれなりに話せる」
 「ビジネスでもそれなりに使える」

といった実践的な英語力が身につきます
大切なのは、どのように勉強するかです。


また、カナダによく仕事をされているTOIE満点ホルダーのTommyさんのTOEIC A GO! GO! 目指せTOEIC990点の道!のブログを拝読していても、TOEICがいかに実用的か分かります。


英語を効率的に学ぶ方法の一つは、

楽しんで勉強・トレーニングできる

継続できる

上達する

うれしくなるので、またトレーニングに励む

という好循環を作ることだと思います。

そして、英語を学ぶのに、手段は何でもいいと思うんです。

別にTOEICでなくとも、洋画、海外ドラマ、洋書、洋楽、ラジオ英会話、TED、ゲーム、アプリなど……昔と違って今は何を使っても英語を学べます。

だから自分が好きなことや趣味を英語化していけば、必ず上達します。TOEICはその選択肢の一つです。うまく利用していけばいいと思うんです。


3. 話せるようになりたいなら音読・瞬間英作文をメインに


よく「TOEIC 900点取れても話せるようにならない」というのを聞きますが、そもそも、瞬間英作文(和文英訳)や暗唱などのスピーキングのトレーニングをせずに、英会話を習わずに、日本に住んでいる人がスピーキング力を伸ばすのはできないと思うんです。
※瞬間英作文については、英語のスピーキングもリスニングも伸びる一石二鳥の勉強法「瞬間英作文」 を参照

英語を流暢に話せる方々は、必ず会話力向上のためのトレーニングをされてますし、会話をする機会を作っておられます

そして、ペラペラと話せないTOEIC 900点であっても、普段から数千時間は勉強してきているので、インプット量はかなりにあります。ですので、英語力まったくゼロの人よりは、短いトレーニング時間で、英語が話せるようになります。

というわけで、「TOEICの長所・短所を認識した上で、短所を補う勉強・トレーニングをしていけば、それでいいんじゃない?」というのが僕の見解です。
 

というわけで、TOEICの長所と短所、TOEIC学習で学べること、学べないことをまとめていきます。


4. TOEICの長所、TOEIC学習で学べること

●具体的な目標が作れる

「英語ペラペラになりたい」という曖昧な理想ではなく、「◯◯点取る」という具体的な目標を作れるようになります。

目標が具体化すると勉強を継続しやすい=英語力を上げやすい。


●モチベーションを維持しやすい

2~3ヶ月に1度の割合で定期的に受けることによって、「次の試験までにこの本とあの本を3周しよう」という具体的な目標と期限が設定できるので、怠けやすい自分としては、モチベーションを維持しやすくなりました。


●実用的でフォーマルな英語が学べる

TOEICは、アメリカのテスト開発機関「ETS」というところが作成しているため、実際にネイティブが使っているフォーマルで丁寧な英語が学べます。

2014年1月現在、TOEICからは少し離れて、英会話力を伸ばすことをメインに勉強してますが、TOEIC学習で慣れ親しんだ語彙・表現だけは、瞬時に聞き取れ、読め、瞬間英作文でトレーニングすればすぐに使いこなせるようになります。


●世界共通言語としての英語を学べる

実はアメリカ人ネイティブがよく使っている語彙・表現でも、他国では通じないというものがけっこうあるようです。

そのために、そういった国際的に通じる英語を学び直すアメリカ人もいるとか。

ですが、TOEICはグローバルな英語をめざしているので(まぁ、今はほぼ日本人と韓国人ですが笑)、スラングや特定の英語圏でしか使えないような語彙・表現は、基本的にはないです。


●ポジティブで前向きな話、表現が多い

TOEICの世界の住人たちは、ポジティブです。Part 3・4の会話で、相手を罵倒したり、マイナス思考で悩みまくったりすることは、まず有りません。

つまり、ポジティブで建設的な英語表現が学べるということです。


●TOEIC 900点あると英語を話せる素地はある

TOEICは、「TOEIC 900点持ってても話せない」という批判が多いですよね。

ですが、英語がまったくできない人とTOEIC 900点を持ってる人が、今日から同時に、スピーキングのトレーニングと英会話を始めたとしたら、圧倒的にTOEIC 900点を持ってる人のほうが成長は早いです。

赤ちゃんは最初、まったくアウトプットできませんが、母親の言葉を繰り返し聞き、そして、自分でも発声し、自分でも文章を組み立てて、徐々に話せるようになっていきます。

TOEICの音声や英文を使って音読・シャドウイングなどのトレーニングをやってると、この赤ちゃんが言語を話せるようになるメカニズムのうち「繰り返し聞き、そして自分でも発声する」ということはやってることになるんです。

だから、TOEIC 900点ホルダーは、語彙・表現のストックは多い。

あとはそれを使えるレベルに持っていくだけなので、TOEICで学んだ語彙・表現に関しては、少しのトレーニングで話せるようになっていきます。


●TOEICは英語を使ったゲーム

TOEICの問題製作者の意図や問題の解き方のノウハウ、問題文・設問・選択肢の言い換えのパターンが分かってくると、ゲーム感覚になって楽しくなってきました。

僕にとってTOEICは、英語を使った全国ゲーム大会です。



5.TOEICの短所、TOEIC学習では学べないこと

●TOEIC学習では学べない語彙・表現が多々ある

「TOEICは、英語の総合力を測る試験」と思っておられる方が多いですが、政治・戦争・宗教・事件などのジャンルの話は出てきません。

Part 3の会話で女性が2人出てきても、恋話にはなりません(笑)。

つまり、それらのジャンルに関連する語彙・表現はほとんど学べないため、限られた範囲の英語力を測定する試験と言えます。

ただ、試験範囲が限定されているからこそ、短期間の学習ですぐに成果が出せる=モチベーションを維持しやすいというメリットにもなります。


あと、アメリカではよく使われていても、アメリカでしか通じない語彙・表現、カジュアルすぎる表現、スラング表現も出てこないので、いわゆる日常会話はあんまり学べない。


また、上述したように、TOEICの世界の住人たちはポジティブなので、誹謗・中傷などネガティブな表現はほぼ出てこないです。

クレームのメールとかで「もう御社のサービスは利用しないと思います」と言うくらい。


●アメリカ英語寄り

TOEICはグローバルな英語をめざしてはいますが、アメリカのテスト制作機関なので、やはりアメリカ英語寄りです。

まぁ、最近ではイギリス英語よりもアメリカ英語を学ぶヨーロッパ人や中国人が増えているという話もチラホラ耳にするので、これはこれでメリットなのかもしれません。

イギリス英語を学びたいなら、IELTSとかのほうがいいかもしれないですね。


●話せるようにはならない

TOEICの英文を暗唱して完璧に覚えたとしても、瞬時に会話で使いこなせるようになるわけではありません。

結局、英語が話せるようになるためには、実際に会話することが最も重要です。これは、この1年オンライン英会話をずっとやってきて痛感していることです。

ただ、上述したように、瞬間英作文や暗唱などでトレーニングしていれば、スピーキングの素地が身につくので、英語力ゼロの人や、問題集を多解きして短期間で900点を超えたような人と比べると、話せるようになるまでの期間は早いと考えられます。


●実際のネイティブよりも遅く、聞き取りやすい

TOEICのナレーターさんたちの話す速度は、ネイティブが普段話す英語よりはずっと遅く、発音もとても丁寧でかなり聞き取りやすい部類に入ります。

ですので、TOEICのリスニングで例え満点が取れたとしても「ネイティブ同士の英会話を完璧に聞き取れる」「洋画やドラマを字幕なしで聞き取れる」ようにはならないです。


●TOEICの英文の内容は無味乾燥

特定の国・組織・会社・団体に偏らないようにするために、TOEICに出てくる会話・トーク・文書のストーリーは、非常に客観的な視点で話が作られています。

そのため、たいていの人にとって、興味の湧く内容ではないです(笑)。

ただ、TOEICの世界の住人たちの話をネタに作られた本


を読むと、無味乾燥に見えるTOEICの英文も面白くなってきます。

ニコニコ動画の「無味乾燥な動画であっても、ツッコミを入れるだけで面白いものになる」というモデルに似てますね。


●とは言え試験は試験

TOEICは、非常によく練られた、安定した試験ではありますが、やはりテストはテストなので、実力が同じであっても、最新の傾向や問題の解き方のコツを知っているかどうかで、100~200点くらいは変わってきます。

ただ、これはすべての英語試験に言えることなので、仕方のないことかなと思います。

 
同じカテゴリーの記事

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

(この一行は、各ページ下部に固定表示するサンプルです。テンプレートを編集して削除もしくは非表示にしてください。)


PAGE TOP