新形式TOEIC含めて35回受験。対策と勉強法まとめ(リスニング編)

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対象:TOEIC受験者/新TOEICの変更点について知りたい/勉強のやり方を知りたい 
読了:約10分(6243字) 
公開:2015-11/05 
更新
2016-06/13 部分的に加筆・修正
2016-10/04 新形式のTOEICを4回受け、公式問題集のテスト5回分を解いたのを踏まえてブラッシュアップ 

2010年ごろからTOEICを受けるようになり、今まで34回受験してきました。お陰さまで、新形式のTOEICでも900点を超えることができました。

公式問題集 新形式問題対応編/韓国の公式問題集』や、他の新形式に対応した模試も9冊解いたので、その上で対策と勉強法をまとめてみました。

前回2006年のリニューアルのときもそうだったのですが、新形式に移行してしばらくした後に、問題数や試験内容が変わる可能性があります。なので、この記事も随時更新していく予定です!(`・ω・´)>

ちなみに、リーディング編とおすすめ公式問題集・模試編はそれぞれ、
新形式TOEIC リーディング対策・時間配分と勉強法まとめ
新形式TOEIC おすすめ公式問題集・模試と効果的な使い方
になります。

それでは参りましょう!(・∀・)/
 

Part 1・2

Part 1・2の問題数が減る

Part 1が「10 → 6問」、Part 2が「30 → 25問」に減ります。トータル9問減。

Part 1・2の問題数が減る = Part 1・2に注力してL300点を超える戦略は厳しくなりそうだなと。

スコアを急いでおられる方は、Part 1・2に加えて、Part 3の音声・英文を使ったトレーニングにも早めに着手したほうが良いですね。

【参考】TOEIC スコアもリスニング力も向上する勉強法 Part 1・2編 / Part 3・4編


Part 2が難化している

2010~2012年の頃と比べて、難しくなったと感じています。

ちょっと古いTOEIC対策本に「Part 2は最初の3語を聞き取れればOK」みたいなノウハウが紹介されていたりしますが、最近(2015~2016年)のPart 2では、そのテクニックで獲れる問題は減ってきているなと。

実は、TOEICの制作者であるETSは『TOEIC対策本』の対策をしていると言う噂があるんですよ。

ETSのアイテムライター(問題制作者)としては「英語力の高い人ほど高得点が獲れる試験」にしたいはずです。最初の3語だけしか聞き取れない受験者でもハイスコアが獲れてしまうような試験では、試験の信頼性が失われてしまいますから。

おそらくそういう理由もあって、最近のPart 2は「間接応答問題」「距離が遠い問題」といった、会話の状況を正確に、かつ、瞬時に理解しないと正解を選べないような問題の割合が増えてきています。

これらについては、次の記事を参考にしてみて下さい。

【参考】TOEIC Part 2 「間接応答問題」「距離が遠い問題」の対策


Part 2の Directions の時間が約半減

旧形式では、Part 1の Directions(問題の説明の読み上げ)が約1分半と、Part 2の Directions が約1分あり、この間にPart 3・4の設問を先読みすることができました。

ですが、新形式のPart 2の Directions の時間は半分の30秒くらいになりました。実質、Part 3・4の先読みに充てられる時間が減りました

Part 3は、問題数自体が増えていますし、設問・選択肢が長い「意図問題」、読み取る情報が多い「図表問題」も追加されたので、Part 1・2の Directions時に、Part 3・4のすべての設問+図表に目を通すのは難しくなる → 先読みする問題を絞る必要があるということになります。


【対策】先読みしておきたい2項目

個人的に、確実に目を通しておいたほうがいいと感じたものは、Part 3・4で新しく追加された「図表問題」の「設問と図表」です。



公式問題集 新形式問題対応編』では、Part 3に3つ、Part 4に2つ、合計5つあり、『韓国版の公式問題集』のTest 3~Test 4では、Part 3に2つ、Part 4に3つという構成でした。

この数ヶ月で、新形式の模試を解きまくったので、もうだいぶ記憶が薄れてきているのですが(笑)、本試験は5月~7月ともに、「Part 3に3つ、Part 4に2つ」が「図表問題」だった気がします。


そして、「図表問題」を解いていたときに、


  • パッと見ただけではすぐに理解できない図表がある
  • 図表は読み取らなければいけない情報量が多い


  • と感じたんですよね。『公式問題集 新形式問題対応編』を初めて解いたときは、意味が分からずボロボロでした(;´∀`)


    次に、目を通しておいたほうがいいと感じたのは、これまた新しく追加された話者の意図を問う設問です。TOEICkerの間では「MIC(Meaning In Context)」と呼ばれています。

    次のような設問です。


    What does the woman mean when she says, "..."?
    Why does the speaker say, "..."?


    『公式問題集 新形式問題対応編』では、Part 3に2つ、Part 4に3つ出てきます。

    先読み時に、この設問の "...." の部分を mumbling(声に出さずに音読する)しておくと、実際のこの部分が聞こえてきたときに catch しやすくなると感じました。



    Part 3・4


    上述したように、Part 2のDirectionsの時間が半減する = Part 3・4でより速く正確に設問・選択肢を読む必要が出てきます

    なので、『公式問題集 新形式問題対応編』のテスト2回分を使って、設問・選択肢の速読トレーニングを必ずやっておいたほうがいいと思います。やり方は次の記事で(・∀・)b

    【参考】TOEIC Part 3・4 解き方と先読みをマスターするコツ&練習法


    省略形・不完全文・カジュアルな表現

    TOEIC公式サイトの「TOEIC®テスト 出題形式の変更点」に、次のようなお達しがありました。


    Elisions(省略形: going toが gonnaなど)、 Fragments(文の一部分: Yes, in a minute; Down the hall; Could you?など)を含む会話が流れます。


    『公式問題集 新形式問題対応編』を解いたところ、「want to → wanna」「(I'm) Glad to do(~して嬉しい)」などの省略形や、「I've got A(I haveのカジュアルな表現)」「I've got to do(have to doのカジュアルな表現)」などが出てきました。

    ここからは推測ですが、次のようなものが出てくる可能性があります。


    (Do you) Want to join us?(あなたも参加しない?)
    (I) Hope...
    (Are) You sure...?(本当に~なの?)
    (Are you) Looking for A?(~をお探しですか?)
    (There is) No wonder....(~は当然だ)
    (Is there) Anything else?(他に何かある?)


    【対策】L400点以上 → ネイティブの英語を聞くのもアリ

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    「TOEICスコア最優先!」という方は、TOEICに特化したほうがいいと思います。

    ですが、リスニングで400点を超えていて、スコアを急いでおらず、いずれは「映画を字幕なしで観られるようになりたい!」という方は、この機会にネイティブの英語を聴く時間を作ってもいいのでは?

    2015年の10月頃から勉強している英検準1級の過去問や『森田勝之先生の映画・ドラマCD』では、上述したような省略形・不完全文・カジュアルな表現がよく出てくるので、徐々に慣れてきつつあります。

    また、無料素材だと「ネイティブYouTuberの動画」は、カジュアルな会話表現が頻繁に出てくるのでオススメです。あと、「TED」もアリですよね。

    L400点以上になってきたら、リスニングパートは「だいたい何の話か分かる」「全体の5~6割は聞き取れる」というレベルになってくると思うので、ネイティブの英語が聴ける素材でトレーニングする時間も多少作っていったほうがいいかなと。


    【対策】L400点未満 → TOEIC本に集中

    とは言え、TOEIC本ではない素材を使う = TOEICには出ないタイプの語彙・表現やトピックも大量に出てくる、という意味で、「スコア最優先」の方にはちょっと非効率かなと。

    なので、リスニング400点未満の方は、新形式に対応した『公式問題集/非公式問題集/完全攻略模試』などをメインにしたほうが、TOEIC高得点に必要なリスニング力は伸ばしやすいのではないかと考えています。


    暗示している意図を問う設問(MIC)

    「What does the woman mean when she says, "..."?」「Why does the speaker say, "..."?」といった設問が出てくるのですが、これは結局、内容を正確に理解できているかを問うているんですよね。

    この「意図問題」も最初はよく分からなくてボロボロでした(笑)

    ですが、ヒロ前田先生の「3回チャレンジ法」の2回目(答え合わせはせずに、英文スクリプトも見ずに、時間無制限で、何度も繰り返し聞いて回答する)だと、ほとんど正解できたんですよね。


    【対策】リスニング力を上げる

    つまり、一発で聞き取れない → 繰り返し聞くと聞き取れる → 音声が聞こえてきた"瞬間に、かつ、正確に"聞き取れるリスニング力があれば解けるということです。

    実際、この数ヶ月間、『公式問題集/非公式/完全攻略模試』の3冊(テスト5回分)のPart 3・4の音声と英文を使ってトレーニングしてきた結果、5月~7月は、L475点・L445点・L465点というスコアが獲れました。

    聞き取れないことも多々ありますが、最近は「こんな簡単でいいのかな?」と思える問題が増えてきました。L450点前後がコンスタントに獲れるレベルになると、「多くの問題では、日本語で聞いているのと変わらないくらい易しく感じるようになってきます。

    満点ホルダーの方で「TOEICは簡単すぎて退屈」という方がわりとおられるのですが、僕以上に易しく感じておられるはずです。

    なので、リスニング力を向上させ、会話・トークの流れを正確に追うことができるようになれば、意図問題も図表問題も解けるようになってくるはずです。

    僕がやってきたトレーニングについては次の記事を参考にしてみて下さい。

    【参考】スコアもリスニング力も向上する勉強法 Part 1・2編 / Part 3・4編


    また、「意図問題」の解き方については、僕が信頼している満点ホルダー・Jet Bullさんの次の記事が分かりやすいのぜひ!

    【参考】Part 3 と Part 4 の意図問題


    3人での会話

    これもリスニング力が上がってくれば何とかなる問題ですが、注意が必要なのは、設問に「人の名前」が出てくる場合です。

    公式問題集 新形式問題対応編』に、その人がどういう状況なのかを把握しないと正解を選べない問題が出ていました。比較的易しかったですが、モノによっては非常に難易度が高いものも作れる気がしました。

    なので3人の会話で設問に人名が出てきたときは、名前をmumblingして記憶に残すようにしておいたほうがいいなと。


    図表問題

    図表問題は慣れるまでは、少し厄介だと思います。理由は上述したように、


  • パッと見ただけではすぐに理解できない図表がある
  • 読み取らなければいけない情報量が多い



  • からです。

    また、選択肢の数字・語彙は本文では読み上げられない可能性がある点にもご注意。そういう意味では、Part 7のアビメのR3「ちりばめられた情報を関連付けることができる」問題に似てるなと。


    ただ、受験した本試験3回と、日本の『公式問題集 新形式問題対応編』と『韓国版の公式問題集』の合計テスト5回分を解いてみた結果、解き方がつかめてきたのでまとめておきますね(・∀・)b

    Step 1:設問を丁寧に読み、図表から読み取る情報を確認

    まず、「Look at the graphic. ....?」という設問の質問部分「....?」を丁寧に読んで下さい

    これを先にきちんと読んで理解することで、図表からどういった情報を読み取らなければいけないのか?を把握します。


    Step 2:図表をチェック

    次に図表をチェックします。


    【図・マップ】
  • 選択肢の4つの項目の位置を図上でチェック
  • 各項目の近くにあるものをチェック
  • その他目立つものをチェック

  • 【グラフ・表】
  • 目立つ数字をチェック(最も大きいものと最も小さいもの)

  • 【スケジュール表】
  • 各選択肢に対応した時間・人名・内容をチェック
  • スケジュールは変更されることが多い

  • 【クーポン】
  • 割引率
  • 割引条件
  • 有効期限


  • また、選択肢にある数字・語彙は読み上げられない可能性があるので、それぞれの選択肢の単語・数字に対応した、図表の数字・単語をチェックするようにして下さい。

    TOEIC公式サイトにある「新形式の問題(PDF)」の例題Questions 10 through 12の場合。

    選択肢の「** inches」は読み上げられない可能性があるので、「System Price」の数字の部分をチェックする感じです。

    ただし注意点があります。

    この「図表問題」に限らずなのですが、先読みで丁寧にチェックできたとしても、肝心のリスニング力が低いと、聞き取るべき箇所が聞き取れません。なので、結局リスニング力向上は必須になってきます。

    金棒(テクニック)は鬼(リスニング力が高い人)が持つからこそ意味がある。


    【対策】L400点以上 → 韓国の公式問題集はオススメ

    また、『韓国版の公式問題集』には、日本の『公式問題集 新形式問題対応編』にはない「意図問題」「図表問題」も掲載されているので、現在L400点以上ある方で、450点以上をめざすのであれば、データベースを増やすためにやっておいたほうがいいと思います。


    もちろん、韓国版なので、訳・解説・語注はすべてハングル文字 = 訳・解説・語注はないに等しいですが、L400点以上あれば、英文スクリプトと答えが分かれば何とかなるはずです。

    あと、この本のTest 1とTest 2は、日本の『公式問題集 新形式問題対応編』とほぼ同じなので、この1冊には実質的にTest 3・Test 4・Test 5の3回のテストが付いていると考えて下さい。

    詳しくは次の記事で説明しています。

    【参考】TOEIC 韓国版公式問題集「公式実戦」は800点超えたらぜひやるべし!


    設問・選択肢が長いものの割合が増えてる

    『公式問題集 新形式問題対応編』もそうですが、新形式のTOEICでは、Part 3・4の設問・選択肢が、長めのものの割合が多いと感じています。

    また、旧形式にはないタイプの設問もあるので、読み慣れていないと「ん?どういう意味?」ってなると思います。

    設問・選択肢を、速く正確に読めるようにするために、上述した「設問・選択肢の速読トレーニング」をやっておくことをお勧めします。


    言い換えの割合が増えてる?

    TOEICのPart 3・4・7では、例えば問題音声では「data」と言っていたのが、選択肢では「information」に【 言い換え 】られる、といったことがよくあります。

    問題音声で「data」、選択肢でも同じ「data」だと、初心者でも正解できてしまう確率が上がるからです。

    言い換えられてあるとどうなるのか。


    言い換えが多い
    → 正解の選択肢に瞬時に気づけない問題が増える
    → 問題音声を聞きながらマークできない問題が増える
    → 音声を聞き終え、再度選択肢を読まないといけない問題が増える
    先読みに充てられる時間が減る


    しかも、上述したように新形式のTOEICは設問・選択肢が長いものも増えたので、なおさら先読みが大変です。


    【対策】普段から言い換えをチェックする

    なので「設問・選択肢の速読トレーニング」に加えて、Part 3・4・7を解いたときに【 言い換え 】をチェックする習慣もつけたほうがいいと思います。



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