去年の暮れ頃から睡眠時間がメチャクチャになっていたので、それの矯正と、しばらくサボってた英語のトレーニングを再開したのもあって、記事を書く時間がうまく作れておりません。
楽しみにしていただいている方には申し訳ないです(*_ _)人
書きたい記事、手直ししたい記事はたくさんあるのですが、とりあえず自分の次の目標が定まってきつつあるので、まずはそれをまとめてみました。
目標① 英検1級
去年2012年10月にTOEIC 910点を取ってから、他の方の役に立つようにそのノウハウを全部ブログに書き出そうと思って、この半年間やってきたわけですが、自分自身は英語に関する次の目標が見つけられずにいました。今年の初め頃は、TOEIC満点をめざすのもいいかなと思っていたのですが、今ひとつモチベーションが上がらなかったんです。900点をめざしていたときのような passion が湧いてこない。
また、以前は英語を使って仕事をするつもりでいたので、ビジネス寄りのTOEICを中心に勉強してきましたが、今は英語を使って仕事をする予定がないので、TOEICである必要がなくなってきたんですね(^_^ゞ
あと、自分の大きな目的の一つに、「世界中の人たちと、教育・環境・経済などについて、discussion して考え方を share する」というのがあるのですが、TOEIC中心の学習では、そういった英語があんまり学べないなと。
あ、でもこのブログを閉鎖するつもりはないですし、これからもTOEICに関する記事は更新していくつもりなので、最近TOEICをやり始めた方もご安心下さい(・∀・)b
●TOEFLではなく英検1級にする理由
TOEFL、大学入試に導入されるんですかね。安河内先生の東洋経済の記事「TOEFL義務化」は再生か?破壊か? を読んで、確かにTOEFLは必要な大学・学部だけでいいかもと思いました。そして僕自身は、英検1級にするか、TOEFLにするか迷っていたのですが、
TOEFLは、
●内容がアメリカ中心っぽい
●大学で勉強・研究する人向け
●受験料が高い
●TOEIC以上に使い回しがあるらしい
という理由で少し萎えました。
まぁ、英語を勉強していると情報はいろいろ入ってきますので、どれも薄々気づいていたことなのですが、今回そこそこ調べてみて再確認しました。
当然ですが、TOEFLもTOEIC同様、アメリカのテスト開発機関であるETSが作成しており、また、アメリカの大学受験用の試験なので、やはり内容がアメリカ寄りっぽいんですよね。
TOEFLの問題集をザーッと見てみたのですが、会話が研究室のものであったりとか、アメリカの歴史についての話とかもあったりします。
今のところ渡米する予定はないですし、米語よりもユニバーサルな英語を身につけたいと考えているので、僕にはちょっと合ってないかなと。
あと、受験料が2万円近くするっぽいんですよね(~∀~;)
※英検1級は7500円。
そんなわけで英検1級にしようと。
英検1級をめざして英語力をきたえていけば、TOEFLやIELTSに必要とされる英語力もそこそこ身につきそうですし。
また、TOEICもいずれまた受けようと思っていますが、今までかなり対策をやってきて、テクニックはそこそこ身についているので、あとは英語力を向上させるだけで、950点くらいまではいけるんじゃなかとも思っています。
●合格 < 本物の英語力
単なる「英検1級合格をめざす」というよりも、それをめざす過程で、教養ある英語力を身につけることを本質的な目標にしたいなと。TOEICのときは、900点を取ること自体が目標だったので、900点を取った後、TOEIC対するモチベーションが急激に下がってしまったんですね。で、もし英検1級に合格したら、またそうなりそうだなと(笑)。
ですので、「ギリギリでもいいので何が何でも英検1級合格をめざす」というよりは、合格ラインを大幅に超えるくらいを目標にしていきたいと考えています。
まぁ、この辺の細かい目標は、自分の英語力が上がってくるとまた変わりそうですけどね。国連英検とかも面白そうなので、英語力が上がってきたら、そちらに乗り換える可能性も出てくるかもしれないですし(^_^ゞ
基本語彙を確実にする

速読速聴・英単語 Core 1900 ver.4
監修:松本 茂 出版社:Z会
発売日:2011/03
価格:¥1,995 中古:¥1,646 より
(2013/04/23現在の価格)
Amazon.co.jpで詳細を見る
そんなわけで、英検1級対策用のテキストをやろうかと思ったのですが、今調べている限りでは、イマイチ食指が動かないものばかりなのと、以前買って積ん読状態だった、Z会の「速読速聴 Core 1900」(僕のはver.3です)が、けっこういいテキストだなと再確認したので、メインテキストの一つにすることにしました。
速読速聴 Core 1900でトレーニングしてみて気づいたこと。
●読み下し訳(部分訳)と段落があるお陰で和文英訳がしやすい
●ナレーターの読み上げ速度が160wpmで悪くない速さ
●難易度が高めの英文には解説がついてて親切
●見出し語は易しいが、本文の英語はそこそこ難しいものもある
●すべてではないが類語・反意語、英英辞典による説明がある
●語彙は長文で覚えたい派の自分としては、後半の短文は要らんかった
●TOEIC対策にはあんまり向いていない
語彙や表現を、「知ってる」だけでなく「使える」レベルにするには、和文英訳トレーニングがベストだと感じてまして、この「速読速聴 Core 1900」はその和文英訳がすごくやりやすいんですね。
和文英訳や瞬間英作文をする人には、とてもやりやすい作りになっています。
今は、和文英訳、音読、オーバーラッピング(CD・MP3音声に合わせて音読)を中心にトレーニングしていて、ある程度身についてきたら、シャドウイングと暗唱で、理解度と実用度をさらに深めていこうと思っています。
ただ、この「速読速聴 Core 1900」 は、TOEIC対策を謳ってますが、個人的には「TOEIC 900点を"早急に"取りたい」という方にはお勧めしないです。TOEICに出ない語彙・表現が多く、話の内容もTOEICに出ないものが多いなと。
早急にTOEIC 900点をめざすのであれば、TOEICの模試や公式問題集のPart 3・4・7でトレーニングしたほうがいいです。
ただ、「TOEICは趣味」「 英語力を測るためにやっているだけ」「例え900点ゲットが遠回りになったとしても、教養ある英語力を身につけることを重視したい」という方にはお勧めです。
目標② 会話力向上
今のレベルでも、何とか言いたいことは伝えられるレベルではあるのですが、まだまだシドロモドロですし、語彙や表現も小学生レベルなので、瞬間英作文(和文英訳)をメイントレーニングに、ペラペ~ラをめざそうと思います。瞬間英作文については、英語のスピーキングもリスニングも伸びる一石二鳥の勉強法「瞬間英作文」 を参照下さい。

英語のバイエル 初中級
著:大西泰斗 , 他 出版社:日本放送出版協会
発売日:2010/02/18
価格:¥1,200 中古:¥750 より
(2013/04/23現在の価格)
Amazon.co.jpで詳細を見る
まず、ネイティブの感覚を養える「英語のバイエル 初中級」の見出し文で瞬間英作文していくことにしました。中学レベルの文法を使って瞬時に英文が作れるようにするのが目的です。
この本は2周読んだだけで、まだ瞬間英作文ではトライしていなかったので、まず、見出し文の全200文が瞬時に英訳できる状態になるまで、ひたすら反復しようと思っています。今日で、瞬間英作文での1周目が終わりました。
瞬間英作文で英会話力を磨いていこうと考えている方にはぜひ、その1冊に入れていただきたい本です。特に大西泰斗先生の本を持っていない方は、ぜひ本屋さんで目を通してみて下さい。文法事項がかなりスッキリしますよ♪
また、英文は、日本人には馴染みが薄いけれど、ネイティブはよく使う語彙・表現が多いです。あと、恋愛系の語彙が多いので、恋話好きの方にお勧め(笑)。
この「英語のバイエル 初中級」の詳細については、瞬間英作文トレーニングに最適な本13選 を参照下さい。
目標③ 海外ドラマを字幕ナシで
日本人のステレオタイプ的な目標の一つに「洋画を字幕ナシで見られるようになりたい」というのがありますが、個人的には「海外ドラマを字幕ナシで見られるようにする」をめざしたいなと。去年、気分転換も兼ねて、月額980円で海外ドラマ見放題の「Hulu」を契約したんですよ。
当初は、無料期間の2週間で解約するつもりだったのですが、気づいたら海外ドラマを見るのが習慣になってしまい、見事にHuluの謀略にハマった感じです(笑)。
あと、2時間程度で足早に終わってしまう映画よりも、登場人物の personarity や内容を深く味わえる海外ドラマのほうが、僕には合ってるみたいです。

CD付 海外ドラマが聴きとれる!
ストーリーで学ぶ英語リスニング
著:森田勝之 出版社:ディーエイチシー
発売日:2010/12/07
価格:¥1,890 中古:¥1,474 より
(2013/04/23現在の価格)
Amazon.co.jpで詳細を見る
最初は、好きなドラマの好きなシーンを素材にして、精読・音読・シャドウイングなどでトレーニングしていこうかと思っていたのですが、この本を先にトライすることにしました。
ひとことで言いますと、海外ドラマに出てくるネイティブの手加減のない速さの英語を聴き取れるようにするための、発音練習本です。
ですので、「英語耳」と「リスニング大特訓」などで、英語の発音、音の連結・消失が分かっていて、そこそこ発音ができる人向けだと思います。
「英語耳」と「リスニング大特訓」については、【英語耳】発音を学ぶことであなたの英語成長スピードは加速する!を参照下さい。
まだ、全16シーン中3シーンしかやっていないですが、この本の特徴まとめ。
●巷の英語本では学べない、ネイティブの手加減ナシの発音を学べる
●ネイティブの中でも早口な部類に入る人が多い(気がする)
●ストーリーになっているので、楽しみながら勉強できる
●医療系のお話なので、医療関係の語彙が学べる
●TOEIC 900点以上ないと多分つらい
この「海外ドラマが聴きとれる! ストーリーで学ぶ英語リスニング」は、海外ドラマのネイティブの英語が聴き取れるようにするための、音の結合(ユニゾン)・欠落を体系的に学べるようになっています。
著者的には、この本1冊で海外ドラマを聞き取るのに必要な音は学べるそうです。
巷の英語本にある、聞き取りやすいナレーターもいますが、主人公のJim Stoneはかなり早口で、いい感じで聞き取りづらく、彼の同僚のオーストラリア人の医師は anyway をエニワイ、today をトゥダイと言ってくれるので、オーストラリア訛りも学べます。
語彙や表現の解説も、かなり丁寧だと思いますが、基本的にネイティブのナチュラルスピードの発音を学ぶための本なので、文法などの解説はありません。ですので、基本的な英語力が身についていないと厳しいと思います。
となると、やはりTOEIC 900点以上になってからトライしたほうがいいかなと。900点取った後のお楽しみで♪
今後いろんな方々のお話を聞くことで、また方向性が変わる可能性もあるかもしれないですが、当面はこの3本柱でやっていこうと思います。
皆さんもそれぞれの目標に向かって頑張って下さいね(=゚ω゚)ノ
