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公開:2013年
更新:2017-06/29 部分的に加筆・修正
Image by スラムダンク(集英社マンガネット)
「本番に弱い」という方が、本番で少しでも実力が発揮できるように、試験1週間前~当日にやっておくべきことや心構えなどを、自分の成功と失敗を踏まえて、まとめてみました(・∀・)b
それでは参りましょう!ヾ(゚Д゚ )
試験1週間前
●届いた受験票に写真を貼る
だいたい1週間前には、TOEICの受験票(ハガキ)が届くので、届いたらソッコーで、写真を貼って、署名欄に名前を書いて下さい。写真がない人は早急に証明写真を取ること。こういうのは届いたときにすぐにやっておかないと、当日「あっ、写真貼ってない!証明写真ってどこで撮れたっけ?撮る時間あるかなー(´-﹏-`;)」というミスをやらかします。
●試験会場とルートをチェックする
さらに、受験票のハガキが届いたらすぐに、試験会場とルートをチェック。というのも、試験会場は、場所によってかなり迷う場合があるんです。
2012年12月に行った会場は、過去に一度だけ行ったことがある大学だったので、きちんとチェックせずに行ってみたら、以前受験した建物から少し離れた建物であることが判明し、結局、ギリギリで到着するハメに(˜∀˜;)
このように、「前回と同じ大学だと思っていたら、建物が違う!しかも意外と離れてる!」ということがあったりするので、一度行ったことがある学校でも、きちんと受験会場の正確な場所は確認しておいたほうがいいです。
また、初めて行く会場は、場所によってはけっこう迷うこともあるので、「Googleマップ」で会場の位置を確認し、Googleストリートビューで駅から会場までを歩いてルートを確認しておくといいですよ。
●11時45分に着けるように逆算しておく
次に、無料アプリ「Yahoo路線」(PC / iPhone / Android)で、自宅の最寄駅と会場近くの駅を登録して、試験会場の開場時刻である11時45分に着けるように到着時刻を算出しておきましょう。「家でギリギリまで勉強してから行く」のではなく、「早めに試験会場について、会場で
あと、無料アプリ「ジョルテ」(iPhone/Android)でアラームを設定しておくと、めざまし時計をかけ忘れていたとしてもアラームが鳴ってくれるので、寝坊を防げたりします。
Hope for the best and prepare for the worst.
●リハーサルとして模試を解く(800点以上)
800点以上の方は、試験前のリハーサルとして、1週間前辺りから、今まで解いてきた模試を解き直し、新しい模試も解くことをお薦めします。もちろん、時間を測って、マークシートも使って解きます。僕はさなパパさんの「新形式TOEIC対応のマークシート」を印刷して使わせていただいています。便利ですよ~(=゚ω゚)ノ
そして、可能であれば1日1模試。時間的に厳しければ、半模試(リスニングかリーディングどちらか)を解き直していって下さい。
解いた模試を毎日解き直していくことは、
という重要な目的があります。
「本番に弱いねん」という人は、普段から可能な限り、本番と同様の環境下でトレーニングすることによって、本番の緊張や失敗を大幅に軽減することができます(*╹◡╹*)b
【参考】【TOEIC】僕が「本番に弱い」を克服できた4つの工夫
2日前(TOEIC受験持ち物リスト)
●持ち物を準備する
なぜ2日前に準備するのかと言いますと、前日の土曜日の夜に準備すると、必要なものがあった際に、当日の日曜日の朝、文房具屋などが空いていなくて買えない危険性があるからです。2日前に準備しておけば、何かあっても前日の土曜日に買いに行けます。
持ち物のリストを挙げておきます。「赤字」のものは特に重要なものです。
なくても受験できるという話を読者さんから伺ったのですが、会場で手続きをする必要があるみたいなので、忘れないにこしたことはないなと。
いくつかの項目を説明していきたいと思います。
(1) 腕時計
実は、試験会場に時計がない場合があります。「5分毎に腹時計が鳴ってくれる能力」などのスペックホルダーでもない限り、リーディングセクションで、残り時間がどれくらいあるかを知ることは不可能かと。
2016年6月の試験直前に購入した弐号機。
ツイッターでフォロワーさんが「アナログ時計は、残り時間が直感的に分かりやすい」と仰っていたので、Amazonで物色していたら、これが安くて良さそうだったので人柱になってみました。
で、早速2016年6月の試験で使ってみたら「確かに!分かりやすい」と感じました。
1000円前後(2016年)で買えてしまうくらい安かったのでちょっと心配でしたが、もともとは3000円くらいの品物ですし、購入して1年経ちましたが、問題なく動いています。
のがおすすめポイント。見た目のデザインも、数字のゴシック体フォントもシンプルで気に入っています。
試験が終わったら、右のつまみを引っ張って針を止めて13時に合わせて、次の試験のときまで止めています。こうすると電池が長持ちするなと(笑)
初号機はこちら。
Amazonの商品説明に「ソーラー充電システム「タフソーラー」を搭載したモデルが登場」とありますが、そんな機能はありません(笑) おまけに2件ほど酷評もあったりしますが、2010年に購入して以来、まったく問題なく使えています。
2017年現在では両方、机の上に置いています。「現在の正確な時刻」を知るにはデジタル、「残り時間」を直感的につかめるのはアナログだなと。
迷ったら、上記の安いアナログ時計のほうで十分です。
(2) 1.3mmシャーペン
マークシート用の1.3mmのシャーペンがあるのをご存知でしょうか?0.5mmのシャーペンに比べると、通常の3倍の速度で塗りつぶせるようになります(当者比)
TOEICは200問もあるので、もし1秒早く塗りつぶすことができたとしたら、200秒=約3分になります。3分もリスニング中に休憩する時間、リーディングで読む時間、考える時間に回せるんですから、バカにできないです。
また、シャーペンが2本なのは、試験中に落として拾えなかったとき、壊れたとき、芯がなくなったときのためです。
ちなみに、2.0mmシャーペンも使ってみたのですが、太すぎてマークからはみ出ることが多かったので止めました。
(3) ストレートジュースとバナナ
僕は試験日の昼食は、ストレートジュースとバナナのみです。ご飯はしっかり食べません。「ストレートジュース」というのは、濃縮還元していない、果汁100%のジュースのことです。実は、おにぎり・肉食・揚げ物などの食べ物は完全消化に4時間以上かかる → 胃腸での消化に大量の血液を使う → 脳に血液が回りにくくなる → 非常に眠くなります。
しかし、ストレートジュースや果物だと完全消化に約30分しかかからず、バナナでも1時間くらいなので、胃腸の負担がほとんどない → 食後に眠くなるのを防ぐことができます。
(前日徹夜などを除く)
また、ミネラルウォーターや利尿作用のあるコーヒー・紅茶・緑茶を飲むとトイレが近くなりますが、りんごやみかんなどの果物やストレートジュースだと、水分が体に吸収される割合が高いので、トイレに行く回数を大幅に減らせます。喉も渇きにくい。
ストレートジュースは、関西にお住まいの方は「Pantry」や「ikariスーパー」であれば置いてあると思います。

紙パック入りの「りんごジュース」や「温州みかんジュース」もありますが、200円くらいで買えるプラスチックボトル入りの「岩手・早池峰山麓 葡萄(ぶどう)ジュース(キャンベルスアーリー)」が個人的には一番オススメ。Pantryとikariでは、パッケージと商品名が違いますが、おそらく中身は同じ。
写真のぶどうの深い紫色を見てもらったら分かると思いますが、濃厚な味わいですごく元気になれる気がします。こういうプラシーボって大事(笑) 添加物やお砂糖たっぷりの栄養ドリンクは僕にはもう必要ない。
(4) 上着
試験教室は、夏場は冷房で極寒、冬場は暖房で常夏だったりします。ありゃ何の修業だ?なので、パーカーやカーディガンなどの着脱可能な武装をしていったほうがいいです。
●リハーサルとして模試を解く
800点未満 → 過去に解いた模試を解き直す
800点未満の人は、2日前からは、今まで解いてきた模試を、再度時間を測って解き直して下さい。時間がなければ、前々日にリスニングセクション、前日にリーディングセクションでもOKです。もちろん、マークシートも使って。
800点以上 → 新しい模試を解く
800点以上の人は、前日と前々日は、古い模試ではなく、新しい模試を解くことをお薦めします。800点以上の人にとっては、過去に解いてトレーニングしまくった模試は、答えを知っているのでリハーサルになりにくい可能性があります。特に、リーディングセクションは速く解けてしまうので、タイムマネジメントのトレーニングになりません。
そんなわけで、現在800点以上の人は、新しい模試をやったほうがいいかなと。
そして、すぐに答え合わせをするのではなく、試験後に、今度は制限時間なしで、数日かけて解き、復習していく、TOEIC講師のヒロ前田先生が推奨する「3回チャレンジ法」で勉強していくことをお薦めします。
【参考】TOEIC 最新おすすめ模試・公式問題集と勉強の進め方
前日
●リハーサルとして模試を解く
2日前同様前日も、時間を測って、マークシートも使って模試を解きましょう。上述したように、800点以上の人は新しい模試を解いたほうがいいですね。●早めに寝る
当然ですが、試験前日は早めに寝ましょう。自戒の意味も込めてます(笑)。と言ってもいきなり早く寝ることはできないので、前日の土曜日の朝に少し早めに起きて、少し寝不足状態にしておけば、夜早く寝られますよ。
当日
●出掛ける前に、持ち物を再度チェックする
上記の持ち物リストを再度チェックをして下さい。特に、会場に受験票と身分証を持っていくのを忘れたら、その時点で試験終了になるのでご注意。
あと、当日持っていくノート・問題集、MP3プレーヤーなども忘れずに。
●リスニングとリーディングを少しやる
人によっては全然何もしないという方もおられますが、僕はウォーミングアップ的に、家でPart 3・4を1セット解きます。そして早めに家を出て、道中ではPart 3・4の音声をシャッフルでサイレントシャドウイング、会場に着いてからはPart 7を1セットくらい速黙読します。
我々ニッポンジンは普段から英語を使う環境にないので、英語モードに切り替わるのには時間がかかります。ですので、試験前に少し英語に触れるようにしておいて、試験中をピークに持っていくようにしたほうがいい気がします。
● 公式問題集のナレーターで耳を調整
当日、試験前に『公式問題集」の音声を1.2~1.5倍速で速聴しておくといいですよ。
きちんとトレーニングしていない音声を速聴するのは効果が薄いですが、ひたすらトレーニングした音声を聴いて、TOEICのナレーターの発音・アクセントにチューニングを合わせておくことで、本番で聞き取りやすくなると感じています。
(1) スマホの無料アプリ「語学プレーヤー(iPhone・Android)」
(2) Windows Media Playerの「再生速度変更機能」
(3)「SONYのMP3ウォークマン」の再生速度変更機能
速聴については、「速聴の効果と注意点まとめ」を参考にしてみて下さい。
試験前にその場しのぎにやることって、意外とバカにできないんですよね。三日坊主も100回やればチカラになります。
その場のしのぎで振り回す両手も やがて上昇気流を生むんだ
● TOEICによく出るキーワード集&英文集
TOEICの前日、当日の道中や会場で勉強できる、無料のマテリアルをご紹介!全部ザッと目を通しておけば、デジャブ感を味わえますよ(`・ω・´)b『Part 3・4・7によく出るキーワード集』
Part 3・4の会話やトーク、Part 7の文書の流れを把握するのに役立つキーワードと、問題を解くときの解答の根拠になるキーワードを次の記事でまとめています。【参考】TOEIC Part 3・4・7がサクサク解けるようになるキーワード400
『TOEICによく出る英文集チートシート』
TOEIC満点ホルダーの日本在住の韓国人・Sangmin Ahn(アン・サンミン)さんが作成された「チートシート」(試験前に読む、テストによく出るものをまとめた表みたいな?)が素晴らしかったのでご紹介。Part 1に頻出の英文が写真入りで記載されています。現在Part 2以降も作成中だそうです!Check it out!
【参考】 TOEIC Listening Cheatsheet
● フォームについて
TOEICには「問題フォーム」というのがありまして、2種類以上の問題が存在する場合があります。旧形式では、そのフォームが見分けられたのですが、新形式では見分けられなくなってしまいました。フォームの見分け方が分かってきたら、またこの記事でご紹介させていただこうと思います。
I hope you enjoy the test. Good luck! (・∀・)/

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