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公開:2013年
更新:2015-03/18 アイキャッチ画像変更(内容に変更はありません)
前半は「リスニングが苦手な人によくあるパターンとその対策」、後半は「リスニングの各パートにおいてよくある症状とその対策」をまとめました。
姉妹記事である他のパートのまとめ記事も貼っておきますね。
それではいってみましょうヾ(゚Д゚ )
1. リスニングが苦手な人によくあるパターン
1) 発音を学んでいない
英語には、日本語にはない子音・母音がたくさんあります。そして、音声学的には、自分が発音できない音は聞き取れないそうです。
逆に言うと、
自分が発音できる音 = 聞き取れる音
ということです。
ですので、発音を学ぶことは非常に有益なんです。
「発音練習は要らない」という方もおられますが、自分の発音がネイティブに近づけば近づくほど、リスニング時の音の聞き取りはラクになるという事実は知っておいたほうがいいです。
また、中級者の人で、発音を学んでいない人は、発音練習本をやるだけで、リスニング力が上がる可能性があります。
【関連記事】
【英語】やらない人は損してる!発音を学ぶことで得られる4つのメリット
2) ディクテーションをしていない
リスニング300点未満の方は、聞き取れる発音、音の連結・消失のパターンのストックが少ないです。音の連結とは、「Thank you.」で「サンク・ユー」ではなく「サンキュー」とつながって聞こえるパターン。
音の消失とは、「restaurant」で最後の「t」が聞こえないパターン。
この発音と音の連結・消失のパターンが増えれば増えるほど、リスニング力は上がっていきます。そして、このストックを増やすのには、ディクテーションが有効です。
確かに「TOEICではディクテーションは必要ない」という方もおられます。ただ、それは「スコア最優先」の方はそれでもいいかなという気がします。
「スコアだけでなく、英語力も高めていきたい」のであれば、ディクテーションはやっておいたほうがいいです。
僕の知る限りでは、独学で高い英語力をお持ちの方は、過去にディクテーションをされていた時期をお持ちです。
同時通訳者の関谷英里子さんも、関谷 英里子先生の、TOEICスコア別学習アドバイス で、
"ディクテーションが英語力向上の決め手になる"
とおっしゃっておられます。
ディクテーションについては、英語初心者・リスニングが苦手な人はディクテーション|効果、やり方、おすすめ教材 を参照にして下さい。
3) 音読・シャドウイングの回数にこだわってる
これは、TOEICのリスニングのスコアが300~400点の方に多いと思います。音読・オーバーラッピング・シャドウイングをひたすら繰り返すだけのトレーニングは、英語初心者の人にとっては、そこそこ有効なトレーニングだと思います。
ですが、過去の僕がそうだったように、音読・オーバーラッピング・シャドウイングだけのトレーニングだと、伸び悩む可能性が高いです。
というのも、音読・オーバーラッピング・シャドウイングは、基本的に「音をつかむため」のトレーニングで、「聞き取った音から意味をつかむ」力はあまり伸びないんですね。
ですので、ある程度のレベルに到達すると、音読・オーバーラッピング・シャドウイング中心のトレーニングでは伸び悩んでくると思います。
そこで、この「聞き取った音から意味をつかむ力」を伸ばしてくれるのが、瞬間英作文(口頭和文英訳)です。
なぜかと言いますと、
(丁寧な発音で)自分で瞬時に作れる英文
= 瞬時に聞き取れる英文、読める英文
になるからです。
TOEICでリスニングのスコアが300~400点くらいの人や、Part 3・4が苦手な人は、ぜひ、この瞬間英作文をトレーニングに取り入れてみて下さい。確実にリスニング力が上がるはずです。
瞬間英作文については、英会話の上達に効果抜群の独学勉強法「瞬間英作文」でリスニング・リーディングも伸ばせる を参照下さい。
4) 解いている問題数が足りていない
リスニングに限らず、TOEICの中級者で苦手なパートがある人は、単純に解いている問題数が足りていない可能性が高いです。TOEIC 730点・900点を取るのに必要な勉強時間と問題数 の記事にあるように、TOEICで各目標点数に到達するには、それ相応に必要な問題数というのがあります。
● 600点をめざす ▶ 400~600問 (模試2~3回分)
● 730点をめざす ▶ 800~1200問 (模試4~6回分)
● 800点をめざす ▶ 1600~2000問 (模試8~10回分)
● 900点をめざす ▶ 2000~3000問 (模試10~15回分)
これらの数字は、「現在の英語力」「勉強・トレーニングのやり方」「使用する参考書・問題集」「1日の平均勉強時間数」などによって変化すると考えられるので、絶対的なものではないですが、
例えば、模試を1~2冊くらいしかやっていない人が、900点に到達するのは、おそらく不可能に近いと思います。
※帰国子女とか、もともと英語が得意というような人でない限り。
もし、今500点~600点台で730点をめざしていて、まだ800問解いていない人は、とりあえず800問解きましょう!ということです。
5) 復習・トレーニングが足りていない
リスニング300点~400点くらいの中級者の人で、「それなりに問題は解いてきたけど、今ひとつ上達していない気がする」という人は、復習やトレーニングが足りていない可能性が高いです。問題集を解いて一度復習して終わり、そして次の問題集を買って……といった、問題集を次から次へと乗り換える、”プレイボーイ”的な勉強の仕方だと、最近の難化したTOEICでは、800点前後で伸び悩む人が多いです。
英語やTOEICの参考書・問題集を100冊以上トライされてきた、満点講師のHUMMERさんも、ブログの過去記事で、
”信頼できる本を徹底的に何周も何周もまわす。これが実力を確実につけるための、絶対的な鉄則です(僕の場合は、最低10周まわすことを目安にしています)。”
とおっしゃられてます。
そして、誤解しないでいただきたいのは、HUMMERさんがおっしゃる10周というのは、単に問題を解く行為のみを指しておられるわけではないです。
そのテキストのリスニングの音声、リーディングの英文を瞬時に理解できるまでトレーニングするという意味で10周です。
僕自身も、700点~800点台のときに、多解きしたい誘惑にすごく駆られました。
ですが、このHUMMERさんの教えを信じて、多解きはせず、手持ちの模試や問題集を、音読・瞬間英作文(和文英訳)などで、何度も復習・トレーニングしてきたことで、910点が取れました。
※多解きしていないとは言え、模試・問題集20冊くらいはやり込んでます。
2. リスニングセクションでよくある症状

リスニング全般
●単語しか聞こえない、一発で聞き取れない
リスニングで「聞き取れない」箇所が出てきたとき、次の2つのどちらが原因なのかを常に分析するクセをつけて下さい。【原因①】発音が聞き取れなかった
【原因②】音は聞き取れたが、意味を瞬時に理解できなかった
【原因①】発音が聞き取れなかった
発音、音の連結・消失などが原因で聞き取れなかった場合は、その音声を何度も聞いて、オーバーラッピング・シャドウイングなどで繰り返しトレーニングします。
この割合が半分以上ある人は、Part 1・2の音声を使って、ディクテーションすることをオススメします。
ディクテーションすることで、発音、音の連結・消失のよくあるパターンが身につくので、それだけでリスニング力が今よりも向上します。
【関連記事】
英語初心者・リスニングが苦手な人はディクテーション|効果、やり方、おすすめ教材
【原因②】 音は聞き取れたが、意味を瞬時に理解できなかった
「音声の音は聞き取れたけど、意味が瞬時に理解できなかった」
「何度も聞くと理解できた」
「音声では分からなかったけど、スクリプトを読むととても簡単な英語だった」
というような症状の場合は「瞬間英作文」で解決します。
というのも、上述したように、
自分で瞬時に作れる英文
=瞬時に聞き取れる英文、読める英文
になるからです。
僕がTOEIC 800点前後で伸び悩んでいたときにブレイクスルーできたのは、この瞬間英作文のお陰で、今でもメイントレーニングは瞬間英作文です。ぜひとも試していただきたいです。
●イギリス人・オーストラリア人の発音が苦手
英・豪の発音が苦手という方は、英・豪の音声を使ってトレーニングすることをお勧めします。「英語耳」の著者・松澤喜好さんがおっしゃっておられるように、
"英語は壮大な慣れ"
です。
ですので、単純に、英・豪の音声を何度も聞き、英・豪の音声を真似て、オーバーラッピングとシャドウイングをしていると、英・豪の音声に慣れてきます。「自分で発音できる音 = 聞き取れる音」ですね。
僕は公式問題集や模試の、イギリス人とオーストラリア人のナレーターの音声を使って、オーバーラッピング・シャドウイングでトレーニングしました。
ただ、僕も以前は、イギリス系発音にすごく苦手意識があったのですが、最近はあんまり気にならなくなってきています。
というのも、リスニングの処理能力(音から意味を理解する速さ)が上がってくると、多少訛っていても、会話の流れやコロケーションから瞬時に理解できるようになってくるんです。
例えば、関西弁や博多弁って、標準語に比べたら、イントネーションが違ったり、語尾が違ったり、単語や表現も違ってたりしますが、だいたい何言ってるか分かりますよね?
これと同じで英語力が高くなってくれば、イギリス・オーストラリア発音でも聞き取れるようになってきます。よほど訛っているようなものでなければ。
TOEICのイギリス・オーストラリアのナレーターは基本的にはそんなに訛っていないので、あんまり気にする必要はないです。
一度ものすごく訛っているイギリス人女性が出たことがあるのですが、そんなに訛っていたとしたら、みんな聞き取れないので、全体的にスコアが下がるんです。だから、あんまり気にする必要はないなと。
Part 1
(TOEIC 900点を取るのに必要なPart 2の問題数:約100~150問)●受け身進行形と現在完了受身形が苦手
まず、下記の文の発音の違い、意味の違いは大丈夫でしょうか?① A car is being parked.
② Some cars are being parked.
③ A car has been parked.
④ Some cars have been parked.
まず発音。
①は car⌒is と音がユニゾン(連結)するの「カーリズ」と聞こえ、being は「ビーィン」と聞こえます。
②は cars⌒are の部分がユニゾンし「カーズアー」と聞こえます。
③は has been の部分が「ハズビン」になります。been は「ビーン」ではなく「ビン」「ベン」という短い発音になります。
④は have⌒been の部分は、haveの「v」とbeenの「b」がつながって、「v」の音が消失し、「ハッビン」、もしくは haveの「h」の音が、前の子音に引き寄せられて消失するケースもあるので、cars⌒have⌒been は「カーズアッビン」と発音するナレーターもいます。
特に②と④の違いが、慣れていない人にはややこしいと思います。
cars⌒are being カーズアービーィン
cars⌒have⌒been カーズアッビン
おそらくお持ちの問題集や模試に類似問題があるはずなので、CD or MP3の音声をよく聞いて確認してみて下さい。
「音の連結・消失の規則がよく分からない」という方は、
などの「音の連結・消失」について体系的にまとめられた本で学び、トレーニングしておくのもアリです。
次に意味の点から確認します。
① A car is being parked.
② Some cars are being parked.
③ A car has been parked.
④ Some cars have been parked.
①は、受け身進行形なので、現在誰かが車を運転していて、駐車場かどこかに駐めようとしている写真が正解になります。※不正解の確率が高い文。
②車が複数になっている点に注意。スクリプトを見ると瞬時に理解できますが、音声が聞こえてきた瞬間に複数か単数かの違いは注意が必要です。※不正解の確率が高い文。
③完了形なので、すでに駐められている状態です。人が運転していなくても正解になります。※正解になりやすい。
④その複数形ですね。ちなみに、車が1台しか写っていないのに、複数形になっていたら、その時点で不正解です。
これらの内容が「意味不明だ…orz」「現在完了ってなんじゃらホイ?」という方は、
などのベストセラー文法書で、文法事項を復習された方がよろしいと思います。
いずれにせよ、受け身進行形と現在完了受身形の問題は、最近のTOEICでは必ず出る問題 = 絶対にマスターすべき問題です。
Part 2
(TOEIC 900点を取るのに必要なPart 2の問題数:約300~450問)Part 2で苦手な問題の英文は、ただ日本語で意味を確認して終わるのではなく、その文に使われている語彙・表現はどういったシチュエーションで使われるのかを正確に理解する必要があります。
そして、理解した上で数をこなし、反復することで解決できます。
●否定疑問文が苦手
基本的に、否定疑問文は、相手に同意を求めるとき、相手に確認したいとき、相手を責めるときなどに使います。Don't you think Captain Bright is too strict?
ブライト艦長って厳しすぎると思わない?
(話者はブライト艦長は厳しい人だと思っていて、相手にその同意を求めている)
Why didn't you call sooner?
どうしてもっと早く電話してこなかったの?
(相手に理由を確認しているが、言い方によって
「もっと早く電話してこれたでしょ?なんで?」と責めている意味合いが強くなる)
Part 2に限らずですが、日本語訳を読んだだけではパッと状況やイメージをつかめない文というのがあると思います。そういうときは、英辞郎などを使って、例文を確認してみましょう。
例えば、Don't you think~の構文の意味がイマイチつかめないようであれば、英辞郎のサイトで「Don't you think」で検索します。
そうすると、「Don't you think」から始まる文がたくさん出てくるので、いくつか読んでみると、「なるほど、こういう状況で使うのか」というのが何となく分かると思います。
これはPart 2に限らず、すべてのパートで使える大切な、語彙・表現・構文・英文理解のテクニックの一つです。
●選択肢疑問文が苦手
選択疑問文は、ある程度パターンがあるので、選択肢疑問文を10題くらい集めてきて、瞬間英作文でひたすらトレーニングすれば、ある程度は解けるようになります。ただ、長めの選択肢疑問文や、純粋にリスニング力がないと解けない問題もあったりします。
ですので、730点未満の人は、すぐにマスターするのは難しい問題であると認識し、Part 3・4の音読・瞬間英作文も並行してトレーニングしていきましょう。
●長い文、陳述文が苦手
これも選択疑問文と同じで、音読と瞬間英作文でトレーニングしていくことによって解決する問題です。基本的に、Part 3・4の英文で音読・瞬間英作文でトレーニングしていくことによって、リスニング力が高まると、自動的にPart 1・2の聞き取れる割合も増えていきます。このことは覚えておくといいです。
●間接応答問題が苦手
ここ最近のTOEICは、難易度が高めの「間接応答問題」が増えてきています。2013年に入ってからもその傾向は変わっていません。TOEIC 900点をめざす方は、避けて通れない問題です。
間接応答問題については、TOEIC講師・TEX加藤先生のブログ記事「3月TOEIC感想」が分かりやすいです。
”パート2は今回、ひねった応答が多く、かなり難度が高かったように感じました。
Q:駐車場付のアパートがいいですか、それともなしでいいですか?
A:車は持ってません(だからなしでいいです)
のように(実際の出題内容とは異なります)、会話としては自然だけど、直接的な答えを想定しているとピンとこない問題が多かったと思います。”
この「間接応答問題」の対策には、
●Part 2の英文を音読・瞬間英作文などで
ひたすらトレーニングしてリスニング力を上げる
●「間接応答問題」が掲載されている問題集をやる
必要があります。
「間接応答問題」が掲載されている問題集については、下記の2冊がお勧めです(・∀・)b
左の「究極のゼミ Part 2・1」は、Part 2対策がメインの参考書✕問題集で、よく出る設問タイプ別に学べる本です。Part 1・2対策本を始めて買う方や、Part 1・2に苦手意識を感じておられる方にお勧め。
また、右の「パート1・2特急」は、まさに問題集といった感じで、問題がランダムに並んでいるため、現在中級者で、「800点~900点をめざしたい」「Part 1・2は満点をめざしたい」という方にお勧めです。
上記2冊の問題集の詳細なレビューは、TOEIC リスニングパート 最新おすすめ参考書・問題集と勉強の進め方 をご覧下さい。
Part 3・4
(TOEIC 900点を取るのに必要な問題数の目安:Part 3・4それぞれ約300~450問ずつ)●設問・選択肢の先読みをしても頭に残らない
Part 3・4の会話・トークにはよく出るパターンがあるのですが、Part 3・4の設問と選択肢にも、よく出るパターンがあります。つまり、お手持ちの模試や公式問題集の、設問と選択肢を、瞬間英作文 で意味を理解した上で、音読・速読することによって、素早く先読みする力がつきます。
設問・選択肢のトレーニングのやり方
【1週目】
模試1冊分の設問と選択肢を精読で意味を理解した上で、日本語訳を見て英語を言う 瞬間英作文 トレーニングを1週間毎日やり続けて下さい。
けっこう骨の折れるトレーニングですが、これをするだけで、英文を読んだ際に、その内容が頭に残る割合がかなり増えると思います。
【2週目(翌週)】
今度は設問と選択肢の英文を音読していきます。
速度するのではなく、読みながら理解することを重視して下さい。読んだ瞬間にパッと意味や状況をイメージできない文は、その分だけ毎日数回暗唱するようにして下さい。
【3週目(翌々週)】
前の週と同じトレーニングをしますが、この週では、なるべく速く読むようにしていきます。
この速読トレーニングをすることで、Part 3・4のあの短い時間の中で、素早く設問と選択肢を読んで、内容を理解し、音声が聞こえてきたら、待ちぶせする力が身につきます。
設問・選択肢を瞬間英作文・音読するトレーニングを、模試3冊分くらいやると、先読みスピードはかなり上がります。
また、先読みに関しては、Part 3・4の解き方、先読み・マークの仕方 の記事も参考にしてみて下さい。
●テスト中、先読みのリズムが崩れる
これは、リスニングが400点以上の方向けの内容です。聞き取れなかった問題の選択肢を選ぶのに躊躇して時間がなくなってしまい、次の先読みができずに問題音声が流れてしまうという、あのパターンです(笑)。
この症状に悩まされている方は、おそらく毎日Part 3・4を解いていないと思われます。
リスニング400点未満の方は、問題を解くよりも、英語力を上げることに注力したほうがいいですが、400点以上が常時取れるようになってきた方は、
毎日Part 3かPart 4のどちらか、5~10題を本試験のように連続で一気に解くようにして下さい。
そしてその際は、必ず、マークシートを使います。
普段からマークシートを使って解くようにしておかないと、本番でマークミスします。
可能な限り本番と同様の環境下でトレーニングすることが、本番に強くなる秘訣です。
また、リスニングで常時400点以上取れるようになってきた方は、一度解いた問題集だけでなく、新しい問題集もやって下さい。
一度解いた問題集はひたすらトレーニングしている人にとっては、答えを覚えてしまっていたりするので、そういう人は新しい問題集を買ってOKです。
Part 3・4のマークと先読みでもっとも重要な心がけの一つは、2つ目の設問の読み上げが終わった後~3つ目の設問の読み上げ前には、その問題のすべてのマークを終わらせて、次の問題の先読みに入ることです。
そのとき、
聞き取れなかったとしても、選択肢で迷ったとしても、
テキトーにマークをして、次の問題に進む潔さ、
を身につけましょう。
これは、普段、問題を解くときからやっておかないと、本番では絶対できません。
毎日Part 3・4を解く前に、この記事のこの部分を開いて、チェックした上で問題を解くよう意識してもいいくらいです。
僕は問題の解き方や注意すべきポイントを、メモ帳に書いておいて、問題集を解くときは解く前に毎回見直すようにしていました。
このようにして、毎日Part 3・4を解くトレーニングをすると、先読みと待ち伏せに慣れてきます。聞き取れなかった問題はテキトーにマークし、次の問題に進むというのも技術の一つで、毎日やっていれば慣れていきます。
●先読みして待ち伏せしてても聞き取れない
純粋にリスニング不足です。Part 3・4の英文(問題文の本文)を使ったトレーニングと、問題分析が不足しています。問題文の音読と瞬間英作文を中心にトレーニングしていきましょう。
模試10回分の英文をひたすら音読、瞬間英作文でトレーニングすると、Part 3・4によく出てくる会話のストーリー、語彙・表現・問題パターンというのが自動的に身につき、リスニング力はもちろん向上しますが、聞き取れなくても正解の選択肢が選べるようになったりします。
詳しくは、TOEIC Part 3・4のスコアもリスニングの実力も向上させる勉強法 を参照して下さい。
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