
(シーラカンス / Mr.Children)
そんな「自分が好きなやり方で英語が学べる」という幸せな時代に、幸せな国に、自分が生まれついたことに、まずは感謝しなくちゃなと。
そして僕のケースにおいては、TOEICを中心にしたことで、英語力を伸ばすことができ、TOEICを通して得られたものがたくさんあります。また、TOEICをそこそこやってきたからこそ、TOEIC中心の学習では学べないことがあることも、世間一般に言われている以上に、リアルに、よぉ~く分かっています。
ですので、この記事は、TOEICを勉強しようか迷っている人、すでにTOEICを勉強し初めていて迷っている人、悩んでいる人の参考になればと思います。
また、いらっしゃるのかどうか分からないですが、上記の「I ♥ TOEIC」の画像が欲しいという方は、「画像の上で右クリック ▶ 名前を付けて画像を保存」でダウンロードできるので、Twitterやブログのアイコンなど、ご自由にご利用下さい♪
1) TOEICを中心にしたお陰で、英語を続けることができた
TOEICを始める前までは、1日15分とか30分くらいしか勉強せず、サボってる日のほうが圧倒的に多かったです。「何となく英語ができるようになったらいいな」という願望だけで、目標もなかったですし、目標がなければ、計画も立てないですし、成果も測れません。
これではサボりまくって当然です(・ω<)テヘペロ
以前は、いろんなことにチャレンジするために、英語も含めてあらゆることに手を広げていましたが、結局どれも中途半端でした。しかし、2010年の夏に「TOEIC 900点を取ること」を第一目標にしてから、やるべきことがシンプルになり、プライベートの時間はほぼTOEICの勉強一色になりました。
英語漬け、もとい「TOEIC漬け」になることで、ものすごいスピードで英語力が伸びていきました。
僕はテニスやギターも少々たしなんでいますが、スポーツや音楽は、練習している時間が長いほど、上達速度が早くなるんですよね。経験のある方はお分かりだと思います。そして、英語もまったく同じなんです。
自分の感覚では、英語は、1日の勉強時間を2倍にすると、上達速度は2倍どころか、3倍とか4倍くらいのスピードで上達していく気がしています。

また、TOEICが扱う英語は、わりと限られたジャンル・語彙でできているので、アメリカ人なら子供でも知ってるような易しい単語であっても、TOEICには出てこなかったりしますが、逆に言うと、ジャンルや語彙が限られているからこそ、少ない努力量ですぐに成果が出やすいんです。
洋画や海外ドラマを字幕なしで理解するのは相当な時間がかかりますが、それに比べると、TOEICのリスニングは圧倒的に少ない時間で理解できるようになります。
※とは言え、数百時間~3000時間くらいはかかりますが(笑)
TOEICの模試や問題集の音声や英文を使って、音読・瞬間英作文(和文英訳)・暗唱などでトレーニングすれば、点数として成果が現れるのはもちろん、リスニング・リーディングで上達を感じられるようになり、TOEIC以外の英語も聞き取れるようになったり、英文が読めるようになったりします。
そして、
上達を感じられる
▼
楽しくなる
▼
継続できる and 勉強時間が増える
▼
さらに上達する
▼
LOOP
という好循環が生まれます。
英語に限らず、何かを習得するには、いかにしてこの好循環を作り出せるかがカギだと思うんです。
そして、TOEICを中心にした英語学習法は、デメリットもありますが、この好循環を作りやすい=継続させやすい という点において、デメリット以上のメリットがあると、個人的には感じています。
この辺の内容について興味のある方は、TOEICの長所と短所、学べること・学べないこと の記事を参照してみて下さい。
2) 必要最低限の使える英語が身についた
僕はTOEICの模試や問題集の音声・英文を素材にして、音読と瞬間英作文(和文英訳)を中心にトレーニングしてきたお陰で、最低限の使える英語が身についたと感じています。身についたとは言え、洋画や海外ドラマを字幕なしで完全に理解することはまだまだ難しいですし、ネイティブと不自由なく会話ができるレベルにはほど遠いですが、
ネットサーフィンをしているときに、英語サイトに飛んでもだいたい理解できますし、駅で外国人に道を聞かれたとしても、道順を説明することはできます。また、明日から英語圏で生活・仕事をすることになったとしても、「大変そうやけど、まぁ何とかなるやろう」と楽観的に捉えられます。
TOEICで学べる語彙や表現は、限定的ではあるけれども、音読・瞬間英作文・暗唱などを中心にトレーニングすれば、基本的な語彙は使えるようになるので、自分が言いたいことは、だいたい表現できるし、相手の言い分も大筋は理解できるようになります。TOEICのお陰で、僕の英語はそういうレベルになりました。
瞬間英作文については、記事 瞬間英作文とは? を参照してみて下さい。
3) 外国人の友達ができた

注) こういうお友達ではないです
上述したように、TOEICのお陰で、ある程度英語ができるようになったのと、SNSの1つであるLang-8(とFacebook)に出会ったお陰で、自分と価値観や趣味のあった外国人と、コメントやメッセージなどで、やりとりするようになりました。
「英会話」だと、瞬時に聞き取って理解し、瞬時に返答しないといけない空気がありますが、SNSだと、コメントしたり、メッセージを送り合うというスローテンポなコミュニケーションなので、自分のペースでできますし、分からない語彙は、英和であれ和英であれ、英辞郎やポップアップ系の辞書・Google翻訳などを使えばすぐに調べられます。
また、TOEICで学べる英語は、比較的フォーマルでカタイ英語が多いので、フレンドリーな表現やSNS特有の表現を別途学ぶ必要はありますが、
例えばアニメやゲームなど、お互いの趣味の話をしたリするのは、TOEIC 900点もあれば、全然問題なくできます。
自分とはまったく違う環境、違う文化で育ってきた人たちの話を聞くことはとても興味深いことですし、そんなまったく違う境遇にもかかわらず、共通の好きなアニメやゲームが見つかったりして、それらについて熱く語り合ったり、共感し合ったりする瞬間は、僕にとってこの上ない喜びの1つとなりました。
Lang-8に興味を持たれた方は、価値観・趣味の合う外国人友達を作るのに最適なSNS 「Lang-8」 の記事を読んでみて下さい。
4) TOEIC 900点超えを達成したことで、自分に自信がついた
僕のTOEIC 910点は、「英語に自信がありますか?」と聞かれると、すぐに「はい」とは言えないレベルですが、それでも、過去の自分と比べると、話せる・読めるようになっているのは事実かなと。まず、その継続し続けてきたこと自体が、今の自分の自信につながっていると思います。
以前の僕は、「あなたのは強み・得意なことはなんですか?」と聞かれても、「う~ん」と返答に困っていましたが、今はとりあえず「ペラペラではないですが、英語はまぁ何とかできます」と言える自分がいます。
また、何か壁にぶつかったとしても、「英語を4年間勉強し続けて、TOEICも目標を達成できたんやから、今度も頑張ればできるやろう」と思えるようになりました。
910点取った時点では、あんまり実感がなかったのですが、
自分にとって価値のある、かつ、少し難しめの目標を立てて、達成すること
= 自分に対する約束を守ること
になり、それが自己信頼・自己肯定感につながるんだと気づきました。
5) TOEICを通じて、たくさんの輝いている人たちに出会えた
大変失礼な言い方ではありますが、今までいろんな会社で働いてきて、おおよそ「尊敬できる上司」「本気で仕事をしている人」には、僕は出会えなかった気がしています。※「引き寄せの法則」的に言えば、僕もその程度だったということです(笑)
大きめの会社で働いていたこともありますが、大きめの会社であっても、お互いに足を引っ張り合うような、小さな世界で小競り合ってる人々にウンザリし、また、そんな世界に徐々に染まって堕ちていく自分自身にも、自己嫌悪していました。
そんなとき、TOEICを通じて出会った、英語やTOEICに真剣に向き合っている講師、著者、TOEIC満点・高得点ブロガーの方々は、僕にとって輝いて見えたんです。
TOEICブロガーの方々に対しては、「仕事をしながらも、こんなに真剣に、こんなに長時間勉強している人たちがいるんだな!」と驚きました。
また、TOEIC講師もTOEICブロガーも、その多くの方は「たくさんの人に、TOEICの点数や英語力を向上して欲しい」と思って仕事やブログに情熱を注いでいたりします。
真剣に生きている人たちというのは、情熱・パワー・人間性が全然違うんですよね。
最近それがよく分かるようになってきました。「フォース」を感じ取れるようになってきたのかもしれません。

めざせトーイック・マスター!
人生は一度しかなく、有限なわけですから、同じ時間を過ごすなら、小さな世界で小競り合ってる人々よりも、輝いている人たちとやりとりする時間を増やしたいと思うようになりました。
人間は多かれ少なかれ、他者から影響を受ける生き物なわけですから、どうせ影響を受けるなら、そういう輝いている人たちから影響を受けたいなと。
だから僕は、そういった輝いている方々が主催している、英語やTOEICのセミナーに参加するようになりました。大阪在住にもかかわらず、東京の友達に頼んで泊まらせてもらって、花田徹也先生・HUMMER先生のセミナーに、夜行バスに乗って参加しに行ったりしました。
もちろん、素晴らしい出会いというのは、TOEICでなくとも起こり得ます。でも、TOEICでも起こり得る。
そして、それは自分の行動次第なのです。
輝く人になりたくて 目を閉じて想像してみる
輝く人は自分の中で 見つけ出さなきゃいけないから
透き通る瞳を逸らさないで 逸らさないで
輝く人は自分の中に 必ずいると信じてる
たくさん笑い 夢も見たり きっと幸せになれるだろう
いつの日か この僕も
アンジェラ・アキの曲の歌詞は、こうやって文字にして紹介するとなると、ちょっと気恥ずかしいですが、彼女の力強い歌声を通して聴くと、心にストレートに響くんです。

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