TOEIC リーディング Part 7 勉強法&おすすめ問題集まとめ

drill-01.jpg

対象:リーディング・Part 7が苦手/Part 7の勉強の進め方・おすすめの参考書を知りたい 
読了:約12分(7185字) 
公開:2013-2/4 
更新:2017-09/28 部分的に加筆・修正 

TOEICのリーディングで465点が獲ることができたのでで、Part 7の最近の傾向と対策、勉強の進め方、そして、おすすめ参考書・問題集をレベル別に、詳細にまとめてみました(・∀・)b

なお、Part 5・6版は、「TOEIC Part 5・6・文法 攻略法&おすすめ問題集まとめ」をご覧下さい。
 

1. Part 7 最近の問題傾向と対策


years.jpg

TOEICは、2006年に大幅リニューアルしたのはご存知だと思いますが、それ以降も問題の質が変わってきており、Part 7においては、特に2011年に難化しました。

(1) 本文(問題文)が長くなっている

ご存知の方も多いと思いますが、2006年頃と比べると、最近のPart 7は本文(問題文)が長くなっています。つまり、リーディングセクションでは、速読力が求められるようになっている。

TOEIC講師・TEX加藤先生が、次のように語っておられます。


公式問題集Vol4のパート7の問題文のみのワード数は、TEST1・2とも、測ったように約3000ワードです。…パート7の問題文を全文読もうとすると、1分間に180ワード程度で読むことができないと最後まで到達できないことになります。

出典:パート7のリーディングスピード- TOEICオタクのブログ


公式問題集Vol.4・究極の模試・超リアル模試」のPart 7は、英文の長さ的には、最近の本試験のPart 7に近いので、参考にしましょう。


【対策】200 wpmで読めるまで反復トレーニング

「試験本番で、180 wpmで読めないと最後まで解けない」=「普段はそれ以上の速さでトレーニングしておく必要がある」ってことなります。

理由は、

 ●試験中は緊張する
 ●試験本番に出てくる英文は初めて読む文書ばかり

だからです。

普段から本番よりも、負荷の高いトレーニング(高地トレーニング)をしておけば、本番はラクに感じることができます。

そこで、普段のトレーニングでは、最初の数回はゆっくり読み始めたほうがいいですが、15~20回目くらいから200 wpmくらいで読めるようにしておくことをお薦めします。

「200 wpmの速さってどれくらいなの?」という方は、「Breaking News English | Reading at 200 wpm | English News」をトライしてみて下さい。


【対策】早急スコアアップが必要▶信頼できるTOEIC対策本中心

また、早急にスコアアップする必要のある方は、信頼できる模試や公式問題集 や、この記事でご紹介するPart 7対策本の英文を、「精読」した上で、ひたすら読むトレーニングをすることで、TOEICに必要なリーディング力を効率的に身につけることをお薦めします。

【参考】TOEIC リーディング465点!Part 7の英文で一石六鳥勉強法

2012年~2014年4月現在は、2011年のときほどの鬼のような長さのものはあまり出題されないようですが、今後、受験者の英語力が向上すれば、また長文化する可能性は充分あると思います。


(2) 全文読まないといけない

いまだに「Part 7は全文読んではいけない。必要な情報をだけを読み取る必要がある」とアドバイスを聞くことがありますが、最近のPart 7でそれをやると、ヒッカケにヤラれます

というのも、最近のPart 7は、正解の根拠となる部分があちこちに点在している=隅々まで読まないと全問正解できない仕様になってきているのです。中には、文書の下のほうで、「※」印付きの小さい文字で書かれてある注意書きに、正解の根拠があるケースも。あな恐ろし。

詳しくは次の項目で。


(3) 解答に時間がかかる「選択肢照合型問題」

最近のPart 7で、特に注意すべき問題は、選択肢の1つ1つを本文と照らし合わせて解かないといけない=解くのに時間がかかる「選択肢照合型問題」です。
※「選択肢照合型」という呼び名は、TOEIC講師・ヒロ前田先生 によるものです。


この「選択肢照合型問題」は、4つの選択肢の正解の根拠が、本文の一箇所に固まっている「情報集中タイプ」はまだ解きやすいです。

ですが、正解の根拠があちこち散在している「情報分散タイプ」は、全文をきちんと読まないと解けないものが多く、きちんと読めてないと、正解の根拠探しのために本文に戻って読まないといけないことになるので、解くのにも非常に時間がかかる場合があります。

さらに残念なことに、この「選択肢照合型」問題の割合は、2012~2013年も徐々に増えてきています。つまり、全文を速く、かつ、正確に読まないといけないのです。

ヒロ前田先生が2013年11月に受験されたときに「選択肢照合型問題」のことを語っておられます。

この「選択肢照合型」はパート7に10問から14問くらい出題されるのが標準的なのですが、このテスト(2013年11月17日)には20問もありました。きっと、TOEICの歴史上最多だと思います。しかも、シングルパッセージの28問のうち、ちょうど半分の14問が「選択肢照合型」でした。

「選択肢照合型」の設問は難易度が高いとは限りませんが、少なくとも解答するために必要な時間が長めになります。また、文をたくさん読んでから解答する必要性が高まるため、語彙力や読解力が低いと苦しむでしょう。

出典:第185回TOEIC公開テストの選択肢照合型


特に、中・上級者がPart 7対策の問題集を選ぶときは、「究極のゼミ Part 7」(後述します)などの、こういった最近の傾向に合った問題集を選ぶことをお薦めします。



2. Part 7 勉強の進め方 4ステップ


Part 7の勉強の進め方としては、次のような流れがいいと思います。


❖ Part 7の勉強の進め方 ❖

Step 0:文法の復習(R300点未満)
Step 1:精読を学ぶ
Step 2-1:『究極のゼミ』で解き方を学ぶ
Step 2-2:テスト4回分を精読→通読(目標730点)
Step 3:テスト6回分を精読→通読(目標900点)
Step 4:毎日SP or DPを1題解く

※Step2の『究極のゼミ』は、Part 7初心者にとっては問題の解き方のコツが学べる本であり、上級者にとっては苦手な問題の解き方を学べる本にもなります。ですので、「精読→20回通読」トレーニングの前後のどちらでトライしてもOKです。



詳しく見ていきます(・∀・)b

Step 0:文法の復習(R300点未満)

ichiokunin.jpg

「大学入試で英語はそこそこ勉強した」「英文法は得意」という方は、このStepはスルーしてOKです。

ですが、「学生時代、英語はあまり勉強しなかった」「文法が苦手」という方は、文法の復習から入ることをお薦めします。というのも、中学レベルの文法を理解していないと、730点以上はまず獲れないからです。


文法の復習方法については、

TOEIC Part 5・6・文法 おすすめ参考書&勉強の進め方」の記事の
→「2. Part 5・6の勉強の進め方」
→「Step 0:文法の復習(リーディング300点未満)」

を参考にして下さい(・∀・)b


Step 1:精読を学ぶ

「学生時代、英語はけっこう勉強したので、英文はそこそこ読める」という方は、このStepを飛ばしてもOKですが、「英文を読むのは苦手」という方は、まず【精読】を学ぶことをオススメします。

というのも、精読せずに「日本語訳を見て、何となく理解した気になる」だけだと、いつまで経っても正確に速く読めるようにはならないからです。

【参考】TOEIC スコアもリーディング力も向上するPart 7「精読」勉強法(お手本画像あり)

精読の勉強のやり方は、お持ちの英文解釈本を使ってもいいですが、持っていない方は、後述する『新TOEIC TEST 正攻法で攻めるパート7読解問題』がお薦めです。

Part 7の英文を使って精読を学ぶことができ、かつ、Part 7の文書別の解き方も学べて一石二鳥です。最近のTOEICのPart 7に比べるとやさしめですが、英文を読むのが苦手な方にはちょうどいいと思います。

Part 5・6の正答率にもよりますが、この本の「 Chapter 3 問題文の種類別攻略法」と「まとめの模試」にある英文を「精読→20回通読」すれば、おそらくR300点は超えられるはずです。


Step 2-1:『究極のゼミ』で解き方を学ぶ

kyukyoku-zemi-01.jpg

「学生時代、英語はそこそこ勉強したので、英文は何とか読める」
「現在リーディングは300点台で、問題の解き方の流れやコツを学びたい」
「リーディングで400点くらいあるけど、苦手な問題がある」

という方は、『究極のゼミ Part 7』をやって下さい。

『究極のゼミ Part 7』をやると

●Part 7によく出る設問パターンの解き方
●不正解の選択肢の見抜き方
●言い換え(パラフレーズ)のパターン

が身につくため、Part 7で解けない問題はほぼなくなると思います。

ただ、問題をサクサク解けるようになるためには、ある程度スラスラ読めるリーディング力も必要なので、次のStep 2-2の「精読→20回通読トレーニング」を先にやったほうが、『究極のゼミ Part 7』の良さが分かる気もしています。

どちらを先にやるのも一長一短ある気がするので、読者さんの好みにお任せします(^_^ゞ


Step 2-2:テスト4回分 精読→通読(目標800点)

koushiki-01.jpg

R300点前半だった頃に、満点ブロガー・Tommyさん に薦められて、公式問題集2冊分(テスト4回分)のPart 7を、【精読】した上で、20回ずつ【通読】するトレーニングやった結果、R400点前後が取れるようになりました。

公式問題集や信頼できる模試』には、本試験のPart 7によく出る語彙・表現が満載で、文書のパターンも似たようなものが出ます。

ですので、「精読→20回通読」し終えたPart 7の英文のストックが増えれば増えるほど、英文を読むスピードが高速化していきます。


特別な理由がなければ、最初にやる公式問題集・模試は、

●『究極の模試』のTest 1→Test 2(解説が丁寧で、Test 1が易、Test 2普通)
●『公式問題集Vol.5』(難問がないのでやさしめ)

がお薦めです。これらをテスト1回分ずつ「精読→20回通読」し、合計4回分やります。

この「精読→20回通読」トレーニングの手順については、「TOEIC リーディング465点!Part 7の英文で一石六鳥勉強法」をお読み下さい。


Step 3:テスト6回分 精読→通読(目標900点)

公式問題集2冊分(テスト4回分)のPart 7の「精読→20回通読」をやった後、さらに6回分(合計10回分)同じトレーニング(+Part 5・6の1000問ノック)をやった結果、R465点が獲れました。

テスト10回分のPart 7の英文を「精読→20回通読」すると、あらゆるタイプの文書パターンがストックされるため、スラスラ読めるようになります(`・ω・´)b


Step 4:毎日SP or DPを1題解く

Step 4までをきちんとやれば、450点は獲れるのはないかと考えていますが、

「タイムマネジメントがうまくいかない」
「いつも数問ぬり絵してしまう」
「試験では解けたと思ったのに、返ってきたスコアがあまり良くない」

のであれば、Part 7の問題を毎日1題を解くことをお薦めします(・∀・)b


Part 7はよく「1問1分で解き、全48問を48~55分で解く必要がある」と言われますよね。

英文がすでにある程度スラスラ読める人は、Part 7のSP or DPを毎日1題、時間を測って解くと、ボクサーが3分を身体で覚えていくように、1問1分で解く感覚を体が覚えていき、問題がサクサク解けるようになります。

【参考】TOEIC リーディングで時間が足りない!対策と勉強法 Part 7編




3. Part 7 おすすめ問題集(レベル別)

●おすすめ度「★」の意味

個人的おすすめ度を「★」の数で表しているので参考になさって下さい。


  ★★★★★ 類書がない本、もしくは必ずやっておいたほうがいい本
  ★★★★  必要だと感じたらやっておいたほうがいい本
  ★★★   必ずしもやらなくてもいい、興味が湧いたらやってもいい本。


また、「どれがお勧めですか?」というご相談をよくいただきますが、★★★★★はぜひやっておいたほうがいいと感じた本です。★★★★は、紹介文を読んでみて必要と感じたらやっておくといい本です。

★★★は、TOEIC高得点者の間で評判のいい本ですが、個人的には必ずしもやる必要はないと感じている本です。


現在R300点前後 or Part 7が苦手


『正攻法で攻めるパート7読解問題』

公式問題集も含めて多くの模試やPart 7の問題集は、和訳と語注と問題の解説しかないんですよね。

なので「この英文、なんでこんな和訳になるんだろう?」「この英文の文構造ってどうなってるんだろう?どれが主語なんだろう?」ということがあっても、解決できずにモヤモヤすることも多いです。

そこでお勧めなのが、



です。僕の知る限りでは、精読が学べる唯一のTOEIC対策本です。

この本は、設問タイプ別の問題の解き方と解いた後の勉強のやり方(Chapter 1)に加えて、文構造の捉え方・読み下し方・重要構文(Chapter 2)、文書別の問題の解き方(Chapter 3)が学べます。

また、すべての英文でスラッシュリーディングができるようにしてあり、逐語訳まであります。『正攻法で攻める』というタイトルに偽りなしの問題集。

特に、「公式問題集での精読に入る前に、精読が学べる問題集をやっておきたい」という方にお勧めだと思います。

また、

「現在リーディング300~400点だけど、Part 7が苦手」
「アビメのR1~R3(≒Part 7)が低い」
3回チャレンジ法の2回目でもけっこう間違える」

という方は、英文が正確に読めていない可能性が高いので、そういう方も学べることがたくさんあるはずです。

あと、リーディング対策本にはめずらしく、付属のCD-ROMにはすべての英文の読み上げ音声があります。【 シャドウイング 】派の方、リスニングは得意だけどリーディングが苦手という「聴覚優位」の方にもいいと思います。

TOEIC本は100冊以上買いましたが、解いた後にも読者が勉強&トレーニングしやすいように配慮されてある親切な問題集は、なかなかないです。


現在R300~400点/問題の解き方を学びたい

「英語はそこそこできるけど、TOEICは初めて受けるので、Part 7でどんな問題が出るのか、またその解き方を知りたい」という方、「TOEICは何度か受けてみたけど、Part 7の解き方が分からない」という方向けの問題集・参考書です。


『TOEICテスト 究極のゼミ Part 7』


対  象Part 7で高得点~満点を狙う中級者・上級者
種  別Part 7の設問タイプ別参考書・問題集
特  徴 ● 最近の難化したPart 7の問題を速く解くコツを学べる
 ● 解説→例題→演習のステップアップ式で理解しやすい
 ● 不正解の選択肢の説明が丁寧
 ● 出版社サイトで問題文のMP3音声がDLできる
 ● 2色刷りで見やすい・分かりやすい 
おすすめ度★★★★★

Part 7攻略のマストアイテム。2014年4月現在でも類書が見当たらないくらい、よくできた本です。「この本のお陰で、Part 7の解き方がよく分かり、スコアが上がりました」という感想をよくいただきます。


●選択肢照合型問題」に対応

上述したように、Part 7は、2011年頃から難化し、今でも徐々に問題の質が変わってきています。簡単に解ける問題が減り、設問や選択肢を正確に読めないと解けない問題が増え、選択肢を1つ1つ吟味しないといけない=解くのに時間のかかる「選択肢照合型」の問題が大幅に増えています。

この「究極のゼミ Part 7」は、「選択肢照合型」の問題も含めて、最近のTOEICによく出る設問が種類別にまとめられてあり、その解き方とコツが丁寧に説明されてあります


●不正解の選択肢の説明が丁寧

多くのTOEIC対策本は、「不正解の選択肢に対する説明が少ない」ことが多く、「はて、なぜこの選択肢は不正解なんだろう?」という疑問が起きることが多いんです。

ですが、この本は、その不正解の選択肢が不正解になる理由の説明が、類書よりも多めに割かれており、また、第8回に「不正解の見抜き方」という、不正解の選択肢を見抜く方法に1章分割いてあったりします。

これをやることで、問題を速く、かつ、正確に解くチカラが身につきます。





 
同じカテゴリーの記事

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

(この一行は、各ページ下部に固定表示するサンプルです。テンプレートを編集して削除もしくは非表示にしてください。)


PAGE TOP