TOEIC 弱点と対策が分かる!公式認定証(アビメ)の見方 ①リスニング編

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対象:アビメの各項目が意味不明/勉強法が分からない/結果から対策を講じたい 
読了:約13分(6254文字) 
公開:2014-05/17 
更新
2014-12/18 読みやすさ向上のため部分的に加筆・修正 
2016-08/27「5番目は多少低くてもOK」追記 

初めて公式認定証を見たとき、「スコア以外の見方がよく分からん。『Part 1→何点』みたいな表記にしてくれたらいいのに」とずっと思ってま…いや、今でも思ってます。

ですが、公式認定証のアビメ(アビリティーズ・メジャード)を見ると、弱点や対策の仕方も分かるんですのよ、奥さん!ヾ(゚Д゚ )

でも、そういうのをきちんと説明してくれている勉強法指南書やWebサイトって見かけないのでまとめてみました。

ただ、僕自身、TOEICは910点取得・19回受けてきたとは言え、TOEIC講師・満点ブロガーの方々に比べたら、TOEIC精通度は低いです。もしかしたら勘違いとかがあるかもしれない点はご了承下さい(*_ _)人

ですが、600~900点をめざしていて、「勉強のやり方に悩んでいる」という方の参考にはなるのではないかと思います。

ちなみに、リーディングは「TOEIC 弱点と対策が分かる!公式認定証(アビメ)の見方 ②リーディング編」をご覧ください。

それではいってみましょう!

 

1. TEX加藤先生の「正解数換算表」


TOEIC講師のTEX加藤先生が、「TOEICオタクのブログ」で、公式認定証が返ってきた数日後に、「◯◯月TOEIC正解数換算表」という記事を書いて下さいます。

例えば、2014年11月のTOEICのものなら「11月TOEIC正解数換算表」です。

この「正解数換算表」で計算すると、「どのパートで何問間違えたのか?」が分かるようになるので、この記事と合わせてチェックしてみて下さい(・∀・)b




2. TOEIC公式サイトによる認定証の見方


一応、TOEIC公式サイトの認定証の見方へのリンクを載せておきます。

【参考】公式認定証の見方
【参考】公式認定証の形式|レベル別評価の一覧表



3. 認定証のアビメの見方(リスニング編)


3-1. アビメと各パートの対応表

ABILITIES MEASURED対応しているパート
短い会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できるPart 1・2
長めの会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できるPart 3・4
短い会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できるPart 1・2
長めの会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できるPart 3・4
フレーズや分から話し手の目的や暗示されている意味が理解できるPart 1~4
【出典】公式認定証の見方(TOEIC公式サイト)/『非公式問題集』『究極のゼミシリーズ

● 1番目と3番目の違い

ここで気になってくるのが、1番目と3番目の違い、2番目と4番目の違いですよね。

Part 1については、ヒロ前田先生(@hiromaeda)がブログ記事「疑問65 リスニング 1番目と3番目の分母は」で説明して下さっています。


パート1では抽象的な描写が1番目の項目に該当します。
例えば、女性が1人で新聞を読んでいるとします(こんなイメージ)。

She is reading a newspaper.
これは3番目に該当します。非常に直接的で具体的な描写ですから。写真を見ていなくても、この描写からイメージする写真は問題冊子に印刷されたものに似ているでしょう。


She is spending time by herself.
これは1番目に該当します。この描写から写真をイメージしても「新聞」と「読んでいる」を想像できない、というより、はっきりとしたイメージを持てません。

【出典】疑問65 リスニング 1番目と3番目の分母は



「間接応答問題」とは?

また、Part 2の場合、1番目と3番目の違いは、例えば次のような感じになります。


Do you know when the meeting will start?
(ミーティングがいつ始まるか知ってますか?)

①Yes, at three.(はい、3時からです。)→3番目
②Ask Captain Bright.(ブライト艦長に聞いて下さい。)→1番目


①は直接的に答えていますが、②は”ヒネって”ありますよね。こういうのは「間接応答問題」と呼ばれています。
※間接応答問題は、後述する「究極のゼミ Part 2&1」でトレーニングできます。


この1番目に該当する問題は、TOEIC学習開始当初はかなり難しく感じますが、「公式問題集・模試」の音声と問題文を使って、【 オーバーラッピング&シャドウイング 】と【瞬間英作文】でスラスラ言えるようになるまでトレーニングすると、パターンに慣れて、正解が選べるようになってきますよ。

【参考】スコアもリスニング力も向上する勉強法 Part 1・2編


Part 1・2のトレーニング量の目安としては、次の通りです。


◆ Part 1・2 必要な問題数の目安 ◆

  • 600点をめざす → テスト2回分
  • 700~730点をめざす → テスト4回分
  • 800点をめざす → 6~8回分
  • 900点をめざす → テスト10~20回分

  • ※テスト1回分は、Part 1:40文(1題4文×10題)、Part 2:120文(1題4文×30題)としてます。Part 2は設問文1文+選択肢3文=4文です。
    【参考】TOEIC 700・800・900点に必要な勉強時間と問題数の目安


    ● 2番目と4番目の違い

    2番目の設問になるものは、Part 3・4で、


    ●Where does the conversation take place?
    ●Who most likely is the man?
    ●What is the main purpose of the talk?
    ●What is the announcement about?


    といった、Part 3なら会話が行われている場所、会話の内容、Part 4ならトークの主旨や目的、話者の職業などを問うものが多く、その会話・トークの内容から推測しないといけないので厄介です。


    続いて、4番目に該当する設問は、次のような感じです。


    ●What does the woman suggest?
    ●What will the man most likely do next?
    ●What is mentioned about Char Aznable?


    これらは詳細を聞き取る必要があるので、


    ●設問をあらかじめ読んでおく【先読み
    ●先読みで判明した聞き取るべき箇所を正確に聞き取るリスニング力

    が必要になります。

    【参考】TOEIC スコアもリスニング力も向上する勉強法 Part 3・4編


    3-2. リスニングの弱点分析と対策

    ABILITIES MEASURED対応しているパート
    短い会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できるPart 1・2
    長めの会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できるPart 3・4
    短い会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できるPart 1・2
    長めの会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できるPart 3・4
    【出典】公式認定証の見方(TOEIC公式サイト)/『非公式問題集』『究極のゼミシリーズ

    ● リスニングの平均が70%以下の初級者

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    2008年5月のアビメ(L310)

    これは、僕が一番最初にTOEICを受けたときのアビメで、リスニングは310点(トータル560点)でした。

    僕がTOEICの勉強を始める前に、TOEIC本ではないですが、【ディクテーション】と【シャドウイング】はそこそこやってたんです。

    当時のTOEICが今よりもやさしかったのもありますが、高卒の僕が初めてのTOEICで、リスニングで300点を獲れたのは、ディクテーション・シャドウイングをひたすらやっていたから、というのはあると感じています。
    (もう1つは、今となっては古いテクニック本ですが、『直前の技術』のお陰でもあります)


    このことから、リスニングの4つのアビメが平均して70%以下の方は、おそらくリスニングのスコアが300点以下になるのではないかと。

    そしてはそれは、リスニング時に、瞬時に聞き取れる発音と、音の連結・消失のパターンのストックが足りなさ過ぎるのが原因だと考えられます。

    これを解決してくれるのが、「ディクテーション+オーバーラッピング&シャドウイングです。

    ディクテーションをすると、自分が瞬時に聞き取れない音、「音の連結・消失」が判明します。

    そして、その聞き取れなかった箇所を含む音声を使ってオーバーラッピング&シャドウイングで20~30日間くらい毎日トレーニングすると、音を覚えてくる→徐々に聞き取れる音の割合が増えてくるのです。

    詳しくは次に記事で説明しています。

    【参考】リスニング苦手な人はディクテーションで道は開ける
    【参考】シャドウイングとオーバーラッピングの違い、効果的な学習方法


    ディクテーションとオーバーラッピング&シャドウイングのやり方が何となく分かったら、「公式問題集・模試」などのPart 1・2の音声でやってみましょう(=゚ω゚)ノ

    【参考】TOEIC スコアもリスニング力も向上する勉強法 Part 1・2編


    ● 2番目・4番目が低い中級者

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    2011年1月のアビメ(L350)

    これは僕が2011年1月に受けたときのアビメで、リスニングは350点(トータル735点)でした。

    上述したように、2番目と4番目=Part 3・4です。

    そして、リスニングが300~400点の中級者の多くは、Part 1・2よりもPart 3・4が苦手なので、リスニングで400点を超えるまでは、2番目と4番目が低くなるはずです。

    これはもう単純に(TOEICに必要な)リスニング力が不足しています。

    僕がリスニングで445点が獲れたときは、全体の9割は聞き取れていました。基本的に、リスニングで450点以上獲る人は、全体の8~9割は聞き取れているそうです。

    つまり、


    「まだ、半分くらいしか聞き取れない」
    =Part 3・4の会話・トークのパターンのストックが足りない
    =トレーニング量が足りない


    ということになるので、【シャドウイング】と【瞬間英作文】をやった上で、最終的に【暗唱】で、Part 3・4の会話・トークのパターンのストックを増やしていきましょう(=゚ω゚)ノ

    詳しくトレーニングのやり方は、次の記事を参考にして下さい。

    【参考】TOEIC スコアもリスニング力も向上する勉強法Part 3・4編
    【参考】TOEIC Part 3・4が聞き取れない→「暗唱」で道は開ける!


    ● 1番目・2番目が低い中~上級者

    730点以上の中~上級者で、「3番目・4番目と比べて、1番目・2番目がいつも低い」という症状であれば、単にリスニング不足もあると思いますが、それ以外には、次のような可能性も考えられます。


    TOEICによくある

    ●抽象化(Part 1)・間接応答(Part 2)が苦手
    ●ヒッカケ&巧妙な不正解選択肢にヤラれている


    症状として、

    「音声を聞いて分かっても、選択肢で迷わされることがよくある」
    「音声は聞き取れていて、正解を選んだはずなのに、間違ってることがしばしば」

    という方は、最近のTOEICに多い【 言い換え 】と巧妙な不正解選択肢にヤラれています。

    そういう方は、次の「究極のゼミ」がオススメです(・∀・)b




    「究極のゼミ Part 2&1」「究極のゼミ Part 3&4」は、アビメの1~4番目の設問タイプ別によくある問題パターンとその解き方が、かなり丁寧に説明されています

    自分がどういったタイプの設問が苦手なのか、そしてその解き方が分かるようになります。詳しいレビューは次の記事で(・∀・)b

    【参考】TOEIC リスニングパート 最新おすすめ参考書・問題集と勉強の進め方


    ● 3番目・4番目が低い中~上級者

    1番目と2番目に比べて、いつも3番目・4番目が低い場合は、


    ①単純に聞き取れていない(リスニング力不足)
    ②Part 3・4で先読みが正確にできていない


    可能性が考えられます。その場合は次の記事を参照してみて下さい。

    ① → TOEIC スコアもリスニング力も向上する勉強法 Part 1・2編 / Part 3・4編
    ② → TOEIC Part 3・4 解き方と先読みをマスターするコツ&練習法


    ● 2番目・4番目が80%以上の上級者

    1番目・3番目(Part 1・2)が90%以上で、2番目・4番目(Part 3・4)が80%以上という方は、おそらくリスニングで400点を超えていると思います。

    常時400点を超えるようになってきた方の対策は次の通りです。


    ● 5番目は多少低くてもOK

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    2016年7月のアビメ(L465)

    L5はPart 2の「質問文と応答文の距離が遠い問題」や「意図問題」が主に含まれます。

    新形式に変更後の2016年7月はL465点が獲れましたが、アビメのL5は67%でした(上図)。また、5月(L475)のときのL5は87%、6月(L445)のときのL5は80%でした。

    なので、L5は多少低くてもあんまり気にしてなくていいかなと(笑)

    L450点以上めざすのであれば、L1~L4を重視したほうがいいですね。L1~L4の平均を90%以上にすることを目標に。

    新形式の対策はもちろん大事ですが、L5の問題というのは言わば「内容を正確に、深いレベルで理解できているか?」を問う問題なので、リスニング力が向上する → 理解度も向上してくる → L5も向上してくると考えています。

    【参考】新形式TOEIC リスニング対策と勉強法まとめ


    【Part 3・4で聞き取れる割合が8割未満】

    先ほどもお伝えしたように、リスニングで450点以上獲れる人は、Part 3・4で8~9割は聞き取れています

    もし「8割も聞き取れていない…orz」のであれば、Part 3・4の会話・トークのパターンのストックがまだまだ少ないということになるので、Part 3・4のトレーニングを続けていく必要があります。

    【参考】TOEIC Part 3・4が聞き取れない→「暗唱」で道は開ける!


    【Part 3・4で聞き取れる割合が8~9割】

    「すでに8~9割は聞き取れているけど、選択肢で悩むことが多い」「アビメが返ってくると、意外とPart 3・4で落としている」という方。

    そういう方は、Part 3・4特有の【 言い換え 】やヒッカケ問題で落としています

    よって、上述の『究極のゼミ Part 3&4』で自分の苦手な設問を解決した上で、次の2冊ようなPart 3・4対策本をやるといいですよ。



    『パート3、4 出るのはこれ!』は、リスニング400点台の方にとっては、やさしめの問題が少なめで、難しめの問題(でもTOEICのレベルは逸脱しない)を中心にトレーニングができるので効率的かなと。

    【参考】TOEIC リスニングパート 最新おすすめ参考書・問題集と勉強の進め方


    僕は次のような感じでトレーニングしていました。


    1日目  :一気に5題(15問)解く→復習(精読)
    2~3日目:聞き取れなかった苦手な音声をトレーニング
    4日目  :一気に次の5題(15問)解く→復習(精読)
    5~6日目:聞き取れなかった苦手な音声をトレーニング
    7日目  :予備日 or 復習日

    ※本試験同様、一気に10題解いてもいいのですが、それだと問題集がすぐに終わってしまってモッタイナイので(笑)、僕は5題ずつやってました。


    このようにして頻繁に解くことで、

    ●先読みのリズムを身体が覚えてくる
    ●会話・トークのパターンに慣れて、聞くべきポイントが分かってくる

    ようになり、気づいたら「あれ、今回あんまり自信なかったのに、結果見てみたらリスニング450点超えてた(゚Д゚)」になります(`・ω・´)b



     
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