TOEIC 990点満点を獲るための勉強法 ②おすすめ参考書編

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対象:現在900点以上で満点をめざす方 
読了:約18分(9175文字) 公開:14-02/23 
更新:14-10/29「Amazonで買える韓国ETS製の公式問題集」追加 

最初に申し上げておきます。僕の最高スコアはTOEIC 910点です…って、ああッ、座布団投げないで!(゚д゚ノ)ノ

確かに、満点を獲っていない僕が「満点を獲るためのまとめ」を書くのはおこがましいのは重々承知です。ただ、990点を獲るためのまとめを希望される方が数名おられたのと、先日のアンケートで、900点を超えておられる読者さんが、約15%もおられることが判明したんですw(゚Д゚ )w

そんなわけで、今回作成させていただくことになりました。このまとめは、自分が以前、満点をめざそうと考えていた時期に集めた情報を、整理したものになります。

ちなみに、この記事は「②おすすめ参考書編」なので、戦略や勉強を読まれたい方は「TOEIC 990点満点を獲るための勉強法 ①戦略・対策編」からご覧下さい。

  

7. 公式問題集・模試・総合対策本


TOEIC満点をめざすに当たって、参考書・教材でもっとも重要なポイントは、問題・英文の質(TOEICを受験し続けている著者が書いたものかどうか)です。

本試験に出ない問題を解いても意味がないですしね(^_^ゞ

ここでご紹介している参考書・教材は、僕自身が実際使ってみて質が高いと感じたものや、僕が信頼している満点ホルダーの方々がお薦めされているもの、あと、評判にはなっているけど、実際微妙なものも紹介しています。書店で選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。

ちなみに、ここで紹介している本の問題数の合計は、1万問以上あります。


990点対策本

990点を獲るためのテクニックや勉強法が学べる本です。

●新TOEICテスト 990点攻略

おそらく今発売されている「990点対策本」の中ではトップクラスに入ると思っています。

「はじめに」で、「990点を狙う学習者の盲点となる問題を集約し、効果的に訓練を積めるように仕上げた」とおっしゃっておられるだけあって、上級者が各パートで間違いやすい問題と勉強のやり方がよくまとまっていると思います。

特にPart 7で、「HUMMER式」と言われる解き方の説明が、各パートの扉ページだけでなく、例題・練習問題を解くところでも、「どの手順で解いていけばいいのか」が非常に丁寧に解説されてあるのがすごくいいです。

2色刷りでレイアウトも見やすいですし、勉強しやすいように作られてあります。模試1回分付き。あと、随所にあるHUMMERさんの熱い言葉から、エネルギーももらえますよ(`・ω・´)b


●全問正解する新TOEIC TEST990点対策

TOEIC業界では有名なTOEICスクール「エッセンスイングリッシュスクール」の講師で、「900点特急」の著者でもある、加藤優先生の990点対策本です。

かなりハイレベルな本なので、現在すでに950点以上取得されている方向け=「1万問ノック」の際は後半に挑戦したほうがいい本かもしれません。900点台前半だと間違いなく打ちのめされます。そういう先輩トイッカーの方々をたくさん拝見してきました(^_^ゞ

不正解の選択肢への説明が丁寧ですが、Amazonのコメントにもあるように、イギリス人女性の訛りがキツイようです。訛りのキツイ人をナレーターにして難易度を上げるよりは、ナレーターの話す速度を上げるほうがまだいい気がします。

模試1回分付き。出版社のブログ記事「『全問正解する新TOEIC TEST990点対策』立ち読みファイル « 語研からのお知らせ」の「立ち読みファイル(PDF)」で少し中身が見られます。


●BEYOND990超上級問題+プロの極意

TOEIC業界の中では、知らない人はいない、ヒロ前田先生とTEX加藤先生の990点対策本です。

選択肢が多めに作られていたり、Part 2で正解の選択肢がいくつかあるといった高地トレーニングを重視している本なので、「TOEICの形式の範囲内で問題を解きたい」という方には向いていないかもしれません。



おすすめ模試・公式問題集

お薦めの模試・公式問題集のご紹介です。

公式問題集・究極の模試・超リアル模試に関しては、「TOEIC 最新おすすめ模試・公式問題集」でもレビューしています。


●公式問題集




900点レベルで挑戦されていない方はおられないと思いますが、一応載せておきます。

正直に申し上げて、公式問題集の問題は、最近の本試験からすると若干やさしめです。ただ、英文に関しては、TOEICの制作機関であるETSが作成しているので、一番質が高いです。ですので、トレーニングをする際は、公式問題集の音声・英文は重点的にトレーニングすることをお薦めします。

難易度的には、Vol.4が一番難しく、Vol.5は問題の質は最新のものに近いけど、高難易度の問題が意図的に省かれている模様。Vol.3は、最新の傾向とは少しズレますが、990点をめざす上では、やっておいたほうがいい問題集です。

ちなみに、Vol.1~2は、最近のTOEICからするとかなりやさしいので、あまりお勧めではありません。


●究極の模試600問

TOEIC満点講師・ヒロ前田先生 の模試。当ブログで一番お薦めのTOEIC模試です。不正解の選択肢の説明の記載率が高い部類に入ります。「1万問ノック」の前半にトライしておくべき模試。


●超リアル模試600問

「文法特急シリーズ」で有名なTOEIC講師・花田徹也先生の模試。最近のTOEICの傾向からすると、リスニングの音声が若干ゆっくりですが、問題の質は本試験に近いです。


●でる模試シリーズ


問題の質はいいですが、本試験よりも難しめに設定されてあるので、「1万問ノック」の後半に解いたほうが良さそうです。

大きさがB5サイズ勉強しやすく、解説も比較的丁寧な部類に入ります。他にも学習者が勉強しやすいように、いろいろと工夫されてあります。

「ノーマル」のほうは、ナレーターが訛っていて聞き取りづらいという話を聞いたことがあります。「もっと」のほうはリーディングにも音声が付いてます。

「もっと」のレビューは、満点ブロガーのOJiMさんのブログ記事「本の紹介 - TOEIC満点サラリーマンのブログ」をぜひ。


そこそこおすすめの模試

絶対やっておかないといけないほどのレベルではないが、そこそこ質の高い模試。


●解いて身につく模試1000問

TOEIC業界で有名な「エッセンス」スクールネイティブ講師陣の模試。

監修が神埼先生になってますが、本人曰く「実はあんまり関わってない」そうです(笑)。ですが「質としては悪くない」ともTOEICラジオでおっしゃっておられました。

注意点としては、解説がCD-ROMに納められている点。紙面で復習できないのは、意見が分かれそうです。


●メガ模試


韓国産なので、リスニングのナレーターが訛っていて、少し早めです。ただ、問題に関しては、本試験よりもやさしめのようです。韓国系の模試にしてめずらしい。

勉強しやすいように作られてますが、解説編の選択肢には英文がないのは、ちょっと残念かも。

あ~るさんもask.fmで「LRともに易しめです」とおっしゃっておられます。


●極めろ!TOEIC TEST ゴールド模試

コスパは悪くないですが、本試験よりも難しめで、レイアウト的に勉強がやりにくいです。

詳しくは、外資系営業マンさんのブログ記事「「極めろ! TOEIC(R) TEST ゴールド模試 1000 (極めろ! シリーズ)」の感想・レビュー②」を参照。

極めろ! TOEIC® TEST ゴールド模試 1000 | スリーエーネットワーク」から中身をチェックできます。


●完全攻略 10回模試


模試10回分約5000円くらいなので、コストパフォーマンスは高いと思います。

ただ、クセの強いオーストラリア人ナレーターが一人いる、解説はCD-ROM、TOEICライクじゃない問題があったりするので、個人的にはあまりお薦めしません。最初の何模試かをやりましたが、正直イマイチだったので、これでトレーニングするのは止めました。


8. Amazonで買える韓国ETS製の公式問題集


最近評判の韓国のETSが作った公式問題集を載せておきます。僕自身はトライしていないですが、満点をめざす方でトライしてる方はわりとよく見かけます。非常にクオリティが高い(=本試験に近い)そうです。

ただ、当然ですが、訳も解説もハングル語なので、英文スクリプトと正解の選択肢だけで分かるレベルでないと厳しいです。すでにTOEICに精通していて、さらに良質な問題を解いて数をこなしたい方向け。「1万問ノック」をされるなら、最後の方にやったほうがいい模試ですね。


【補足】韓国語がよく分からない場合

リスニング音声をサイトからダウンロードするときに、「ハングル語が分からん!」となったら、Google Chromeを使ってる人だと、ブラウザ上で「右クリック」→「日本語に翻訳」でOKです。

サイトの翻訳がうまくできない場合は、次のやり方で。


(1) 不明な韓国語をコピー
(2) 「Google 翻訳(韓国語→日本語)」開く
(3) 左側の枠内にペースト
(4) 右側の枠内に日本語訳が出る



『TOEIC 公式実践 LC+RC 1000』


YBM Books|베스트 리더(Reader)를 베스트 리더(Leader)로 키우는YBM/Si-sa」の画面の下の方にある、「ETS TOEIC LC+RC 1000 MP3-****.zip」というファイル群をダウンロード。

アラフォーからの英会話」さんによると、

Number.zipが問題ごと、Part.zipがPARTごと、Test.zipがTESTごとに分割されたMP3ファイル

出典:TOEIC新公式実戦とはじめてのYes24注文

だそうです(=゚ω゚)ノ


『TOEIC Test LC/RC 公式実践書』



「LC(リスニング編)」と「RC(リーディング編)」の2冊合わせて、合計模試10回分になり、2014年10月現在で約6000~8000円くらいなので、ETS製のものとしてはかなりお得かなと。

ただ、リスニング編にCDは付いておらず「▒ YBM Books ▒ 베스트 리더(Reader)를 베스트 리더(Leader)로 키우는 YBM」からダウンロードする必要があるのでご注意。


『公式問題集 VOL.5【韓国版】』


その名の通り、韓国版の公式問題集Vol.5です。日本のVol.5とは異なる問題です。


『TOEIC定期試験既出問題集(LC+RC 1200)』


韓国では2006年発売らしく、「現行の本試験よりは少しやさしめだけど、十分使える」という意見が多いです。

リスニングの音声はCDではなく、「▒ YBM Books ▒ 베스트 리더(Reader)를 베스트 리더(Leader)로 키우는 YBM」からダウンロードするタイプです。




9. パート別対策本

Part 1・2対策本

「究極のゼミ Part 1・2」「パート1・2特急1」は、「TOEIC リスニングパート 最新おすすめ参考書・問題集と勉強の進め方」で詳しくレビューしています。


●究極のゼミ Part 2&1

最初に申し上げておきますが、「究極のゼミシリーズ」はどのパートもマストアイテムです。問題の解き方の流れ・コツが、類書の中でもっとも丁寧に解説されてあると感じています。


●パート1・2特急シリーズ


TOEIC満点講師・森田鉄也先生のPart 1・2対策本。僕は「I」しかやっていないですが、本試験によく出る良問ぞろいで、900点獲るのに役に立った本の1つです。

「II」も質が高いという声をよく聞きます。満点ブロガー・OJiMさんのブログ記事「新TOEIC TEST パート1・2特急II 出る問 難問200 Review」を読まれるといいと思います。


Part 3・4対策本

「究極のゼミ Part 3・4」「Part 3・4特急1」は、「TOEIC リスニングパート 最新おすすめ参考書・問題集と勉強の進め方」でレビューしています。


●究極のゼミ Part 3&4

Part 3はよく出る設問タイプ別に、Part 4はよく出るジャンル別に問題がまとめてあります。絶対やっておくべき本。


●パート3・4特急シリーズ


著者の神崎正哉先生も、毎回TOEICを受け続けておられる信頼できるTOEIC講師です。僕は「I」はトライしてまして、Part 3は本試験よりもダイアローグが長めです。ただ、問題の質や内容は、本試験によく出るパターンです。

また、「II」は、僕が信頼している満点ブロガー・OJiMさんが、ブログ記事「新TOEIC TEST パート3・4特急II 出る問総仕上げ Review」で絶賛されておられるので間違いないかと。


Part 5・6対策本

たいていの本は、「TOEIC Part 5・6・文法 最新おすすめ参考書&勉強法」で詳しくレビューしています。


●究極のゼミ Part 5・6

TOEIC満点講師・ヒロ前田先生のPart 5・6対策本。Part 5・6によく出る文法・語彙問題を、設問タイプ別に問題の解き方が学べる本。


●文法特急シリーズ


TOEIC満点講師・花田徹也先生のPart 5・6の文法問題対策本。不正解の選択肢の説明が分かりやすく、スッキリします。これと、次の単語特急シリーズのお陰で、Part 5・6に自信がつきました。


●単語特急シリーズ


TOEIC満点講師・森田鉄也先生のPart 5・6の語彙問題対策本。文法特急・単語特急シリーズは、少し古くなってきつつありますが、まだまだ使えます。


●900点特急 Part 5・6

イケメンと評判のTOEIC満点講師・加藤優先生の900点をめざす人のためのPart 5・6対策本。中・上級者が間違えやすい問題を集めてある良書。


●千本ノックシリーズ



TOEIC講師・中村澄子先生のPart 5・6対策本。問題の質は非常に高いのですが、解説はそんなに詳しくないので、先に「究極のゼミ Part 5・6」→「特急シリーズ」をやっておくことをお薦めします。

ちなみに、千本ノックシリーズも、最新版のものであればあるほど、最新の傾向に近いです。


●頂上制覇TOEICテスト リーディング Part 5・6

ヒロ前田先生とよくパートナーを組んでおられるロバート・ヒルキ先生と小石裕子先生のPart 5・6対策本。難易度は高め。


●新TOEIC TEST文法・語彙問題秒速解答法

Part 5・6を高速で解くためのフローがつかめるようになる問題集。ただ、英文がTOEICライクじゃないものもあったりします。


●メガドリル リーディング Part 5・6

TOEIC満点講師・森田鉄也先生のPart 5・6対策本。「単語特急シリーズ」と違って、語彙問題も文法問題も収録されてあります。多解きするための本。


Part 7対策本

すべての本は、「TOEIC リーディング Part 7 おすすめ参考書・問題集と勉強法」の記事でレビューしてあるので、ここでは簡単な紹介に留めておきます。


●究極のゼミ Part 7

ヒロ前田先生のPart 7対策本。設問タイプ別に問題の解き方を学べる本です。最近のPart 7に多い、解答の根拠が散らばってるNOT問題や選択肢照合問題の解き方もきちんと解説されてあります。Part 7のマストアイテム。


●イクフン厳選ドリル Part 7 シリーズ


Part 7のドリル形式(右ページ or 次のページに解説・解答があるタイプ)の問題集。

他の方の評判をあまり見ないのですが、個人的にかなりお薦めです。最近のPart 7に多い、解答の根拠が散らばってるNOT問題や選択肢照合問題もしっかり収録されています。解説はアッサリ目なので、「究極のゼミ Part 7」をトライした後にやることをお薦めします。


●メガドリル リーディング Part 7

TOEIC満点講師・森田鉄也先生のPart 7対策問題集。ドリル形式。上述の「厳選ドリル」同様解説はアッサリめです。


「TOEIC 990点満点を獲るための勉強法 ②おすすめ参考書編」は以上になります。
前編の「TOEIC 990点満点を獲るための勉強法 ①戦略・対策編」もよかったらどうぞ(=゚ω゚)ノ

 
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