英語 リスニングのコツがつかめる7つの発音ルール(音の連結・消失)

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対象:英語初心者/リスニングが苦手/簡単な英語なのに聞き取れない 
読了:約17分(8590字) 
公開:2014-09/28 
更新:2015-07/18 分かりやすさ向上のため部分的に加筆・修正 

英語の勉強をやり始めると、「check⌒it⌒out」(チェケラウ)と音がつながったり、「restaurant」の最後の「t」が消失するといったパターンがあることに気づかれると思います。

このパターンには一定の法則がありまして、その法則をあらかじめインストールしておけば、リスニングでつまづくことを減らせる=上達が早くなるはずです。

また、【ディクテーション】や【オーバーラッピング&シャドウイング】もやりやすくなります。

ちなみに、すでにそこそこ英語を勉強していて、「音は聞き取れるけど、その聞き取った音から意味がつかめない」「何度か聞き返すと聞き取れるけど、一発で聞き取れない」「個々の単語は聞き取れるけど、全体的な意味がつかめない」というレベルにある方は、「英語 リスニングが上達しない人によくある4パターンと改善策」が参考になると思います。

それではいってみましょう( ・д・)/--=≡(((卍 シュッ!!
 

1. 発音同様に重要な音の連結・消失


eigomimi01.jpg

発音の重要性については、「やらない人は損してる!発音を学ぶことで得られる4つの効果」などでお伝えしていますが、リスニングの音が正確に聞き取れるようになるためには、発音と同じくらい、音の連結・消失も非常に重要なんですね。

僕が英語初心者の頃、【ディクテーション】をしていて聞き取れなかったときに、この音の連結・消失が原因で悩むことが多かったんです。

そんなわけで、あらかじめこの「よくある連結・消失パターン」を押さえておけば、「なんでこんな発音になるねん!」と不毛に悩む時間を減らせると思ったので、【7つのルール】としてまとめてみました。


◆ 7つの発音ルール ◆

【ルール1】子音+母音はリンキング(連結)する
【ルール2】似た子音同士はリンキングする
【ルール3】語末の「t / d / k / p」は消えやすい
【ルール4】アクセントのない子音も消えやすい
【ルール5】「t」がラ行になる
【ルール6】消失してさらに連結するパターン
【ルール7】頻出表現は1つの単語のように発音される



2. 連結(リンキング)系


前の単語の最後の音と、次の単語の最初の音がつながる現象をリンキング(linking)と言います。
※「リエゾン(liaison)」は厳密には違うようです。ご指摘ありがとうございます。

このリンキングのパターンが増えれば増えるほど、聞き取れる割合も増えてきます


リンキングの説明動画を見つけたので、お時間のある方はどうぞ(・∀・)b

英語で説明されてあるので、初心者の方には一見難しく感じられるかもしれないですが、リンキングのイメージはつかみやすくなると思うので、ぜひご覧下さい。





【ルール1】子音+母音はリンキングする

前の単語の最後の音が子音で、その次の単語の最初の音が母音だと、音が連結(リンキング)します。


子音 + I

that⌒I(ザライ)
Can⌒I(キャナイ)
Should⌒I(シュダイ)
but⌒I(バタイ)
※アメリカ人だと「バライ」に聞こえる。理由は後述。



子音 + is

man⌒is(マニズ)
wind⌒is(ウィンディズ)
There⌒is [ðéɚɪz(ゼァリズ)]
※「there is」は、さらに短縮されて「there's [ðéɚz(ゼァズ)]になるパターンも多いです。



「子音 + if」も押さえておきましょう。


even⌒if (イーヴニフ)
What⌒if (ワティフ)
wonder⌒if (ワンダーリフ)



子音 + are / are + 子音

「are [ɚ]」は前の単語とも、後ろの単語ともよくリンキングするので、【ディクテーション】していると、最も書き取りにくい単語の1つだと思います。

ですが、「英語耳」などの発音練習本で「ɚ」の発音を学び、「ɚ」の発音を含む単語に出会う度に、音読・オーバーラッピングできちんと発音するようにしていると、徐々に聞き取れるようになってきます。


they⌒are (they're) [ðeɚ(ゼァー)]
there⌒are [ðeərə(ゼァラー)]
here⌒are (here're) (ヒアラー)

men⌒are(メナー)
women⌒are(ウィミナー)
people⌒are(ピープルァー)
What⌒are(ワター/ワラー)



次に「are + 母音」「were + 母音」のパターン。


are in(アーリン)
are on(アールン)
are⌒all(アーロール)
were⌒also(ワーロールソ)
were always(ワーロールウェイズ)



「more [mˈɔɚ]」も最後の音が、「are」と同じ「ɚ」なので、後ろの単語の母音とつながりやすいです。


tell me more⌒about (モアラバウ)
focus more⌒on (モウロン)
more⌒importan(t) (モアリンポータン)
more⌒or less (モウローレス)



子音+ y

「y」は母音に近い音なので、前の単語の語末の子音とつながりやすいですね。

また、「did⌒you」は、[dídʒú / ディヂュー]と発音するパターンだけでなく、[dídjʊ / ディデュー]と発音するパターンもあります。アメリカ人・イギリス人によらないです。


could⌒you (クッヂュー)
Don't⌒you think? (ドンチュー)
aren't⌒you (アーンチュー)
made⌒you (メイヂュー)
send⌒you (センヂュー)
sent⌒you (センチュー)


ですが、次のパターンは出現頻度が下がるので、慣れにくかったです。


was⌒your [ワズユア]→[ワヂュア]
arrived⌒yet [アライブドイェッ]→[アライヴヂェッ]
decided⌒yet [ディサイディデェッ]→[ディサイヂェッ]
this⌒year [ディスイヤー]→[ディシヤー]



その他の「子音 + 母音」のパターン

have⌒already (ハヴォーレディ)
have⌒always (ハヴォールウェイズ)
have⌒all (ハヴォール)
is⌒always (イズォールウェイズ)
been⌒able (ビンネイブル)
been⌒eating (ビンニーティング) 



「子音 + us」のパターン。


asked⌒us (アスクタス)
make⌒us (メイカス)
both⌒of⌒us (ボウソヴァス)



「子音 + a」のパターン。


once⌒a day (ワンサ)
take⌒a day off (テイカ)
make⌒a reservation (メイカ)

turn⌒away (ターンナウェイ)



「子音 + of」のパターン。「of」は後ろの「f」が、リンキングしたり、消えたりして聞き取りにくいづらい場合があります。


one⌒of (ワノヴ)
some⌒of (サモヴ)
most⌒of (モゥストヴ)
all⌒of(オーロヴ)
both⌒of (ボウソヴ)



「if」も、前後の単語とつながりやすいので、早口の人だと聞き取れない場合があります。


if⌒I (イファイ)
if⌒you (イフュー)
if⌒we (イフィー)

「I wonder⌒if⌒he'll come.」の、「if」はかなり聞き取りにくいですが、それでもネイティブたちが認識できるのは、I wonder の次は「if」がくる可能性が高く、その後に文が続いている、文脈から推測できるから、みたいです。



【ルール2】似た子音同士はリンキングする

前の単語の最後の音と、後ろの単語の最初の音が、同じ子音・似た子音の場合も、リンキングします。


「t / d / th」

「t / d / th」同士は、頻繁にリンキングすることを覚えておきましょう。


want⌒to [ wάntuː(ウォントゥー) ]
get⌒to (ゲットゥー)
went⌒to (ウェントゥー)
that⌒the (ザッザ)
with⌒the (ウィッザ)



また、前が「d」で後ろが「t」の場合、後ろの「t」の音になります。後ろの子音が優先されることを覚えておいて下さい。


used⌒to [ júːstuː (ユーストゥー)]
had⌒to [ hˈæ tuː (ヘァットゥー)]
need⌒to [ níːtuː (ニートゥー)]
hard⌒to (ハートゥー)



特に、過去形・過去分詞形の最後が「-ed」で、その後ろに「to」がきた場合、たいていリンキングします


talked⌒to (トークトゥー)
※早く伝えたい場合は、「k」の音も消えて「トーットゥー」と発音するケースもけっこうあります。これは初心者の頃、苦戦しました…orz

wanted⌒to (ウォンティットゥー)
※途中の「t」の発音すらサボって「ワナトゥ」「ウォニトゥ」になる場合もあります。


上記のように、よく使う熟語・表現は、会話の文脈から推測できると分かると、ガンガン連結・消失していくことを知っておいて下さい。

また、「the」の前の単語の最後の音が「t / d」の場合、その音は消失し、「the」の「th」の音が優先します。


at⌒the (アッザ)
found⌒that (ファウンザ)
around⌒the world (アラウンザ)
let⌒them (レッゼム)
what⌒they're (ワッゼア)
and⌒the (アンザ)
made⌒the (メイザ)



他の「t / d / the」のパターン。


at⌒ten (アッテン)
What⌒do you do? (ワッドゥー)
hundred⌒dollars (ハンドレッダラーズ)
compared⌒to (カンペアートゥー)
should⌒take (シュッテイク)
get⌒down (ゲッダウン)
good⌒day (グッデイ)



「b / v / p」

have⌒been (ハッビン)
I've⌒been (アイッビン)
give⌒birth to (ギッヴァース)
top⌒player (トップレイヤー)
keep⌒pace with (キーペイス)
most⌒of⌒people (モゥストッピープル)
bought⌒this (ボーディス)
 


「s + s」「s + sh」「ts+s」

is⌒still (イスティル)
I was⌒sure (ワッシュア)
Is⌒she (イッシー)
was⌒she (ワッシー)
it's⌒so cute (イッソー)



「c / k / g」

ink⌒cartridge
plastic⌒garbage
unique⌒creatures



「l」同士もつながります。


will⌒learn
feel⌒like
manual⌒labor




3. 子音が消失する系


必ずというわけではないのですが、アクセントのない「t / d / k / p」の音は、発音されないことが多いと考えておいて下さい。

「t / d / k / p」などの音は、しっかり発音しないと作れない音なのですが、アクセントがない場合、早口で話すときに口や舌が発音をサボってしまい、ハッキリ音が聞こえなくなります。

例えば、日本語では「レストラン」と言いますが、本来は「restaurant」と最後に「t」がありますよね。これはネイティブが最後の「t」をサボった結果です。

ちなみに、これはアメリカ英語に多いケースで、イギリス英語だと人によってはきちんと発音する人もいます。


【ルール3】語末の「t / d / k / p」は消えやすい

特にアメリカ人の場合、単語の最後の「t / d」の音は、発音されないことがスーパーよくあります


abou(t)(アバウ)
righ(t) now(ライッナウ)
sen(t)(セン)
sai(d) (セッ)
tol(d) me (トゥルミー)



「I don'(t) know.」のように、前の単語の最後のスペルが「t / d」で、次の単語の最初が子音の場合も、その「t / d」はよく消えます。


wha(t) she said (ワッシー)
Tha(t) man (ザッマン)
abou(t) you (アバウッユゥ)
le(t) me know (レッミーノゥ)
ge(t) back (ゲッバック)
haven'(t) finished (ハヴン フィニッシュトゥ)
importan(t) meeting (インポータンミーティン)
je(t) lag  (ジェッレァーグ)

you an(d) me (ユーエンミー)
I wou(d) say (アイウッセイ)
goo(d) morning (グッモーニング)
good(d) girl (グッグール)
goo(d) luck (グッラーク)



助動詞「would / should / could / might」の「d / t」も消えやすいです。


woul(d) be (ウッビー)
woul(d) like (ウッライク)
I'(d) like to (アイッライットゥー)
shoul(d) be (シュッビー)
coul(d) be (クッビー)
migh(t) be (マイビー)



「-te」「-de」で終わる単語も消えやすいです。スペルには「e」がありますが、実際の発音には母音が含まれないからです。


crea(te) (クリエイ)
demonstra(te) (デモンストレイ)
integra(te) (インテグレイ)
apprecia(te) (アプリーシェイ)
ma(de) matters (メイッマラーズ)

priva(te)  (プライヴィッ)
delica(te) (デリキッ)



過去形・過去分詞形の「-d / -ed」の次に子音がきた場合も消えやすいです。


bother(ed) me (バザミ)
devot(ed) myself (ディヴォウティッマイセルフ)



「it」の「t」もわりとよく消えます。


i(t) will(イッウィル)
i(t) was (イッワズ)
I(t) sure⌒is. (イッシュアリズ)



「k / ck / p / v」も消えます。


ma(ke) me cry (メイミークライ)
thin(k) that (スィンザット)
as(ke)d for (アストフォー)
(「k」に加えて「d」も消えて[as(ked) for / アスフォー]になる場合もある)
gi(ve) me (ギッミー)


【ルール4】アクセントのない子音も消えやすい

単語の途中にある、アクセントのない「t / d / th / k / p」も消えることが多いです。


特に、「t」「th」の前に「n」がある単語の場合、その「t」「th」は消えやすいです。


twen(t)y (トゥウェニー)
seven(t)y (セヴンニー)
in(t)erne(t) (イナネット)
in(t)erview (イナヴュー)
ren(t)al (レヌル)
cen(t)er (セナー)※rdbedsoleさんの発音
in(t)ernational (イナーナショナル)
main(t)enance (メイッナンス)
moun(t)ain (マウンネン)

on⌒(th)em (オンネム)
an(d)⌒ (th)en (アンネン)
※TOEICではあまり出てこないですが、映画やドラマだと、このタイプの「th」はよく消失するなと。



次に、2つの単語が合体してできた単語で、最初の単語の語末の音が消えるパターン。


foo(t)prin(t) (フップリント)
sof(t)ware (ソフッウェア)
ou(t)side (アウサイド)
cu(p)board (カボード)



「-ly」で終わる副詞の、その前の「t / d」も消えやすいです。

例えば、「currently」は、アメリカ人だと「カレンッリー」と発音する人が多いですが、イギリス人だとこの「t」を発音する人も多く「カレントリー」になります。次のサイトで聴き比べてみて下さい。

【参考】currently | Oxford Advanced Learner's Dictionary


defini(te)ly  (デフィナリー)
consisten(t)ly (カンスィスタンッリー)
rapi(d)ly (ラピッリー)
exac(t)ly (イグザッリー)



「his / him / her / have」の「h」音の消失

「his / him / her」の「h」の音は、その前に子音がくると消失しやすいです。


give⌒(h)im (ギヴィム)
give⌒(h)er (ギヴァー)
ask⌒(h)er (アスカー)
ask⌒(h)im (アスキム)
at⌒(h)is (アッティズ)
at⌒(h)er (アター)
on⌒(h)is own (オニズ)



「助動詞+ have⌒been」の「h」は消えやすく、「have⌒been」もつながるので、慣れるまでは聞き取りにくいです。


would⌒(h)ave⌒been (ウダッビン)
should⌒(h)ave⌒been (シュダッビン)
could⌒(h)ave⌒been (クダッビン)
must⌒(h)ave⌒been (マスタッビン)
might⌒(h)ave⌒been (マイタッビン)




【ルール5】「t」がラ行になる

ご存知の方も多いと思いますが、アクセントはないけど母音を伴う「t」が、「ラ行」になるパターンです。これも、速く言いたいがために、発音をサボってしまう感じです。


little (リロル)
pudding (プリン)
water (ワールー)
getting (ゲリン)
later (レイルー)

let⌒i(t) go (レリゴゥ)
put⌒it⌒in (プリリン)
put⌒it⌒on (プリロン)
keep⌒it⌒in (キーピリン)
run⌒out⌒of (ラナウロヴ)

not⌒a (ノラ)
not⌒at⌒all (ナラロー)
not⌒only (ノロンリー)

but⌒also (バロルソー)
white⌒on (ホワイロン)
what⌒I (ワライ)
out⌒of work (アウロヴ)
skate⌒of (スケイロヴ)





4. その他

【ルール6】消失して連結するパターン

前の単語の語末の「t / d」が消え、その「t / d」の前にある子音と、後ろの単語の子音・母音とリンキングするパターン。

文章で説明してもよく分からないですよね(笑)。例を見てみましょう。


an(d)⌒I (アナイ)


「and」の「d」が消失し、その前にある「n」の音と、次の単語の音「I [ai]」がリンキングして「アナイ」になります。最初は聞き取るのにけっこう苦労するので、パターンとして認識しておきましょう。


「-n + 子音」+「母音」系

ちょっとややこしいのですが、「-n + 子音」+「母音」だと、子音が消えて「n⌒母音」で連結するパターンが非常に多いです。消える子音はやはり「t / d / th / g」が多いです。


an(d)⌒i(t) [əni / アニ]
isn'(t)⌒i(t) [izni / イズニ]
doesn'(t)⌒i(t) [d'ʌzni / ダズニ]
wasn'(t)⌒able [ w'ʌznéɪbl / ワズンネイブル]

kin(d)⌒of [kάɪnəv / カイノブ]
amoun(t)⌒of [əmάʊnəv / アマウノヴ]
talkin(g)⌒abou(t) [tɔ́kɪŋəbάʊt / トーキナバウ]

don'(t)⌒eat [d'əʊníːt / ドンニート]
don'(t)⌒accept [d'əʊnæksépt / ドンナクセプト]
won'(t)⌒accept [w'əʊnæksépt / ウォナクセプト]
won'(t)⌒I [w'əʊnai / ウォナイ]

managemen(t)⌒is [マネジメンニズ]
shipmen(t)⌒is [シップメンニズ]
differen(t)⌒item [ディッファレンナイテム]



「-st + s」で「t」が消える系

「-st + s-」の、「t」の音が消えて「-s⌒s-」で連結するパターンは非常に多いので知っておいて下さい。


mus(t)⌒stop (マスタップ)
nex(t)⌒stop (ネクスタップ)
nex(t)⌒Saturday (ネクッサタデイ)
touris(t)⌒shop (トゥアリショップ)
firs(t)⌒step (ファーステップ)
firs(t)⌒store (ファーストァー)



【ルール7】頻出表現は1つの単語のように発音される

例えば、「○○○ and I(○○○と私)」は非常によく使う表現の1つだと思います。

そして、よく使う表現 = 1つの単語であるかのような認識になるため、かなり高速で発音される傾向にあります。

バイリンガールのちかさんの次の動画の25秒くらいから「(My) mom and I」という言葉が出てくるのですが、「マーム アンド アイ」とは発音されていません。実際に聴いてみて下さい(・∀・)b



0m25sから


おそらく「マーマナイ」と聞こえると思います。

(1) 「mom」と「an(d)」が連結して「mom⌒an(d)」で「マーマン」
(2) 「and」の「d」が消失し、その前の「n」と「I [ai]」が結びついて「an(d)⌒I」で「アナイ」

ゆっくり発音すると「マーマ"ン"ナイ」になりますが、高速で発音するときは、動画のちかさんのように「マーマナイ」になるんですよね。「○○○ and I」は頻繁に使う表現なので、ここまで短くなったりします。

リスニング時に「早口で聞き取れないな~」という箇所に出会ったら、その箇所は非常によく使われる表現である可能性が高い = 早く覚えたほうがいいということになります。


you an(d) me(ユーエンミー)
black⌒an(d) white (ブラックァンワイト)
cats⌒and⌒dogs (キャッツンドーッグズ)
fish⌒an(d)⌒chips (フィッシャンチップス)
rich⌒an(d) poor (リッチャンプア)
knife⌒an(d) fork (ナイファンフォーク)


また、「an」「as」も、熟語・イディオムになりやすいので、リンキングしやすいです。


have⌒an⌒idea (ハヴァナイディア)
have⌒an⌒appointment (ハヴァナポインメント)
in⌒an⌒accident (イナンナクシデント)
on⌒an⌒express train (ァナンニクスプレス)

as⌒soon⌒as (アッスーナズ)
are⌒as⌒follows (アーラズファロウズ)



「have」も頻繁に使うので、「ve」が後ろの音とよくリンキングします。


Now that⌒I've⌒found (ナウザライッファウンド)
I've⌒been⌒eating (アイッビニーティン)
have⌒brought⌒about (ハッブロータバウ)



「one⌒of⌒代名詞」も1つの単語であるかのように発音されます。


one⌒o(f) my friends (ワノマイ)
one⌒of⌒our family (ワノヴァー)


他の混合型。

send⌒an⌒e-mail (センダンニーメイル)
all⌒of⌒our (オーロヴァ)
those⌒are⌒in (ゾゥザーリン)




5. 何度聞いても違いの分からない連結・消失は?


例えば、「I'll⌒learn」と「I learn」ってほとんど聞き分けられないと思います。「'll」の音はかなり聞き取りにくいですね。

「want [wɒnt / wɑːnt / wɔːnt]」と「won't [woʊnt]」も、単体でしっかり聞き比べれば何となく分かりますが、会話中に出てくると、どちらの発音も「ウォン」に聞こえるので、もうどっちか分かんない(笑)

また、上述したように、過去形の「-ed」の「t」音も発音されないことは多いです。でも、「-ed」がなかったら、過去形か現在形か分からんやん!(#゚Д゚)と何度思ったことか。

英語を始めた頃、「ネイティブたちはこの違いをどう聞き分けているんだろう?」とずっと思っていました。

ですが、英語力が上がってくると、文脈とコロケーション(よく一緒に使われる言葉の組み合わせ)から分かるようになってきたんです。


例えば、「learn」ってあんまり現在形で使わないんです。「学んで身につける、理解する、知る」という意味の動詞で、過去形、現在進行形、未来形で使われることが多いです。

次に、「wantとwon't」はそれぞれ、「want to+原形動詞」で「to」の発音が強くなり、「won't+原形動詞」の場合、「won't」の「t」の音は弱く発音されるか、消えやすいです。ただ、「want + 名詞」とかになると僕はまだちょっとアヤシイときあります(笑)

また、「-ed」が消えるのも、過去か現在かは会話の流れから分かることが多く、「the other day / a few days ago」などの過去を表す語句を伴うことも多いので、発音されなくても問題なかったりします。

あえて「~をやりました!」と言いたいときは「did + 動詞の原形」にするのでno problem。


僕も一朝一夕にこういうのが分かってきたわけではありません。不明な語彙・文法は、辞書・文法書でひたすら調べたりしながら、


ディクテーション 】で自分が聞き取れない音をしっかり把握し、
オーバーラッピング&シャドウイング 】でその音を覚えるように何度もトレーニングし、
瞬間英作文 】や【 暗唱 】で音から意味をつかむトレーニングをする


というのを、合計6000時間以上やってきた結果です。僕より英語力が高い上級者さんたちになると、1万~数万時間になります。



6. 発音を注意すべき単語


連結・消失ではないのですが、注意しておいたほうがいい発音を載せておきます。英米の発音が聞ける「Oxford Learner's Dictionaries」へのリンクを貼っておいたので、聞いてみて下さい。


「make」「save」のように、「子音 + a + 子音 + e」というスペルだと、「a」はたいてい「エイ(ei)」という発音になるのですが、そうならない系の単語をまとめてみました。


average (アヴィリッヂ)
private (プライヴィット)
climate (クライミット)
moderate (マデリット)
advantage (アドバンティッヂ)



日本語の発音と異なる系。


profile 「プロフィール」じゃない
stabilize 「スタビライズ」じゃない
meter 「メートル」じゃない
routine 「ーチン」じゃない


cloth [kl'ɔːθ](クロース)
clothes [klóʊz](クロゥズ)




7. 音の連結・消失が学べる本


先にやっておくと後々ラクになる、音の連結(リンキング)・消失が学べる本をご紹介しておきます。


『瞬時にわかる英語リスニング大特訓』(初心者向け)

音の連結・消失のよくあるパターンが網羅されているので、英語初心者の方はこれを【 ディクテーション 】→【 オーバーラッピング&シャドウイング 】しておけば、音を聞き取るチカラはかなりつくはずです。

また後半は、【 瞬間英作文 】がやりやすいレイアウトになっている点もいいなと。


『海外ドラマが聴きとれる!ストーリーで学ぶ英語リスニング』(中級者向け)

TOEIC本や英会話テキストのナレーターの英語って、映画・海外ドラマやネイティブたちの会話と違って、「発音がクリアで聞き取りやすい」ですよね。

ですが、この本のナレーターの話す速度はネイティブのナチュラルスピードにかなり近く、音の連結・消失も生の英語に近いです。

英会話テキストのCDの音声がある程度聞き取れるレベルの方(TOEICリスニング400点以上推奨)で、映画や海外ドラマの英語を聞き取れるようになりたい方にお薦めの本です。

0.7倍速で【 ディクテーション 】した後、【 オーバーラッピング 】で、30分毎日3ヶ月くらい練習したら、ネイティブのナチュラルスピードで聞き取れる音の割合が増え、速い英語に慣れてきました

まだトレーニングが足りない感じなので、もう少し続けてみようと思います。この本の詳しいレビューや勉強のやり方については次の記事で詳しく書いています。

【参考】「映画・海外ドラマを字幕なしで」への第一歩に最適な本
 
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