TOEIC 第209回(4月10日) 結果・感想・難易度まとめ(メジャー)

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対象:TOEIC受験者(メジャー)
読了:約8分(4864字)
公開:2016-05/12 公式認定証が返ってきたので全体的に加筆・修正 

4月に受けたTOEICのアビメが返ってきたので、まとめ直しておきます。

先月(3月13日)のTOEICに引き続き、今回も900点を超えることができました\(・ω・)/

各パートの難易度は個人的な感想なので、参考程度に留めておいて下さい。人によって難しく感じるものは違うこともありますし、普段どういう勉強をしているかによっても大きく変わってくるものなので(^_^ゞ

それでは今回のTOEICを振り返ってみたいと思います(=゚ω゚)ノ
 

1. リスニングパート:460点


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公式認定証(アビメ)の見方 ①リスニング編

いつものようにTEX加藤先生のブログ記事「4月TOEIC正解数換算表」で誤答数を調べます。


L1:94% → 1ミス
L2:88% → 2ミス
L3:95% → 1ミス
L4:91% → 3ミス
※L1・L3=Part 1・2  L2・L4=Part 3・4


「L450点前後もあったら、かなり聞き取れてるんだろうな」と思われるかもしれないですが、正直、聞き取れない語彙・表現はまだけっこうあります。

厳密に言うと、「一発で聞き取れない語彙・表現はまだけっこうある」感じです。

ヒロ前田先生の「3回チャレンジ法」の2回目、つまり「時間制限なしで、音声は何度聞き直してOK」だと、98~100%理解できるようになりますが、初めて解くときの音声の理解度は60~80%くらいです。

「何度も聞き直すと理解できる」と「一発で、文頭から瞬時に理解できる」にはわりと大きな差があるなと。

この「何度も聞き直すと理解できる」を、「一発で瞬時に理解できる」のレベルに持っていこうと思うと、現在L300点台であれば暗唱が時間対効果が高いと考えています。TOEICによく出る語彙・表現の理解速度が高まる感じ。

【参考】TOEIC Part 3・4が聞き取れない→「暗唱」で道は開ける!


ですが、L400点台に入ってくると、暗唱だけだと少し非効率ではないかという気もしています。

というのも、L450点以上をめざそうと思うと、「詳細な部分」と「会話・トークの流れ」もきちんとつかめるようにならないといけないんですよね。

そのためには、「TOEICによく出る語彙」だけでなく、「頻出ではないが、数回に1回は出る語彙・表現」の聞き取れる割合も増やす必要があります。つまり、数をこなさないといけない

Lパートで軽く満点が獲れるレベルの方々は、初めて解くときでも、おそらく90~100%理解されているのではないかと思うんですよ。

僕が現在、トータル約30模試分でトレーニングしてきて、1000~2000時間くらい英語を聴く時間に費やしてきたと考えられるので、Lパート満点ホルダーの方々は、おそらく50模試以上トライしているか、3000時間以上をリスニングに費やしておられるのではないかと。


Part 1:やや難

イマイチ聞き取れなかった問題があったり、1問だけ「あれっどれも正解ぽいぞ」と思える問題がありました。

今回はフォトショップでいじった写真がなくてちょっと残念でした(笑)


Part 2:普通

今日はけっこう聞き取れました。

公式問題集 新形式問題対応編』で勉強していたお陰もあってか、不正解の選択肢の発音トラップやコロケーション(関連語彙)トラップを見抜きやすかったです。


Part 3:普通

Part 4:普通

公式問題集 新形式問題対応編』のPart 3・4があまりにも難しすぎて自信喪失気味だったのですが、今日のPart 3・4は普通に解けました。

聞き逃した&聞き取れなかった問題もありましたが、多くの問題で聞き取って正解を選べたと思います。【 先読み 】のリズムも安定してました。

新形式の公式問題集のPart 3・4は設問・選択肢が長いものの割合が多いので、今日の本試験では「なんか読みやすいな」と感じました。そういう意味でも新形式こわい!(۳˚Д˚)۳


Lパート振り返り

リスニング力が1レベル上がったっぽい件

今年に入ってから、1月(L455点)、3月(L470点)、4月(L460点)と、連続してL450点以上を取得できました。

3月・4月のLパートが少し易しかったような気もしてますが、それを差し引いても、去年よりもリスニング力が1レベル上がった感じがしています。

瞬時に聞き取って理解できる語彙・表現の割合が、以前よりも増えたなと。意識して聞き取ろうとしなくても、耳から入ってくる感じ。

例えば、リスニングが苦手という方でも、「I'm calling about...(~について電話しています)」「Anaheim Electronics, Inc. How can I help you?(どういったご用件でしょうか?)」であれば、瞬時に聞き取って、状況も理解できると思うんですよ。

それはなぜかというと、TOEIC Part 3で頻繁に出てくる鉄板フレーズだからです。

「頻繁に出てくる単語は瞬時に聞き取れるようになる」→「頻繁に出会うようにすれば、瞬時に聞き取れる単語は増える」ということです。

つまり、


1日に英語を聴く時間を2倍にする
→ 1日に出会える単語数が2倍に増える
リスニングの成長スピードも2倍になる


わけです。


リスニングが苦手な人は毎日1時間聴く

こういったことに気づくキッカケとなったのは、多聴多読ブロガー・yukoさんのブログ記事「リスニング3000時間の感想」でした。

去年の秋に、yukoさんのこの記事を読んで、自分の英語を聴く時間をカウントしてみたら月15時間(1日30分)程度でした。

僕、英語を聴く時間、少なすぎ(۳˚Д˚)۳

と反省しました。そこで英語を聴く時間を、月15時間から月30時間(1日1時間)以上に増やしたことが、L450点超えに一番貢献したと感じています。

そんなわけで、リスニングが苦手という方の多くは、そもそも英語を聴く時間が少なすぎる可能性があります。

リスニングが苦手な方は、ご自身の「月間の英語を聴いた時間」を測ってみるといいと思います。

【参考】勉強時間を測るだけで英語を続けられる?!レコーディングスタディ


この半年間の実験で、もう1つ興味深かったことは、この半年間で使用した素材の90%は英検の過去問だった点です。TOEICは『公式問題集 新形式問題対応編』を解いて精聴精読しただけです。

英検とTOEICは被っていないトピックも多いので、TOEICスコアを伸ばすにはちょっと非効率だと感じています。

つまり、TOEICスコア最優先の方は、TOEIC本の音声を半年間、毎日1時間聴き続けたら、かなりリスニング力は向上するのでは?という気がしました。


新形式ではスコア下がりそう

公式問題集 新形式問題対応編』では、Part 3・4でけっこう間違えました。

5月の試験が、公式問題集と同じ難易度であったとしたら、今の僕のリスニング力では、引き続きL450点以上獲るのは厳しい気がします。

ただ、個人的には新形式が難しくなって、スコアがガツンと下がったほうが、TOEICに対するモチベーションは高まりそうです(笑)

【参考】新形式TOEIC 対策と勉強法まとめ リスニング編 / リーディング編




3. リーディングパート


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公式認定証(アビメ)の見方 ②リーディング編


R1:87% → 3ミス
R2:87% → 2ミス
R3:91% → 2ミス
R4:93% → 2ミス
R5:92% → 2ミス

※R1~R4=Part 6・7 R4・R5=Part 5・6
Rパートのアビメは、複数の項目でカウントされるものがあるので、正確な誤答数は出しにくいです。


Part 5:普通

2問だけ自信ない問題もありましたが、それ以外はいつも通りの難易度だと感じました。

後半はそれなりに難しかったのですが、前半がかなり易しかったので、その分時間を稼ぐことができ、13:57には終了しました。早めに終了できたという意味では「やや易」と言えるかもしれません。


Part 6:普通

いつも通りのPart 6の難易度だったと思います。新形式の公式問題集をやった後だと、文挿入問題がないので、すごく解きやすいですね。

Part 6は14:03に終了しました。


Part 7 DP:やや易

僕はPart 7はDP(ダブルパッセージ:2文書問題)から解く派です。

ここ数ヶ月のPart 7の難易度に比べると、今回は少し易しかった気がします。

まず、いつもギリギリの僕にしてはめずらしく、3分くらい余りました。余った時間ですべての文書をザッと見渡したのですが、英文の読む量が少ない印象を受けました。

また、易しい問題の割合が多かった感じがします。悩むことなくスラスラ解けた文書が多かったんですよね。

トリプルパッセージもある新形式の公式問題集のPart 7をやった後だと、「なんだ、ダブルパッセージが4題だけか」という妙な余裕がありました。

DPは14:26には終わりました。最近はDPを解き終えたときはいつも14:30を回っていたので、こんなに早く終わったのは久しぶりかも。


Part 7 SP:やや易

SPも、DP同様に易しく感じました。英文も短いものが多く、問題も易しかったなと。

この数ヶ月、Part 7ではあまり先読みをせずに解いていたのですが、今回は問題文を読む前に、特に設問に出てくる固有名詞(人・会社・サービス・商品の名称)を記憶に残した上で本文を読むようにしました。やってる人はすでにやってると思います。

これをやると、「本文を全部読んでから始めて設問を読むやり方」で起きがちな「あれ、この人どこに出てきたっけ?」と本文中を探し回って時間を消費する時間を節約できるんですよね。

次の文の太字になってる部分をmumbling(声に出さすに口でいう感じ)で記憶に残します。


What is suggested about Mr. Aznable?
What is indicated about Anaheim Electronics?


こういった設問があったら、当然ですが「Mr. Aznable」「Anaheim Electronics」は本文のどこかで必ず出てきます。そして、その前後に正解の根拠となる語彙・表現が出てくる確率はかなり高いんですよね。

解き方の手順としては次のような感じ。


Step 1:設問にある人や会社の名前をmumblingで記憶に残す
Step 2:本文を読んで、その人や会社の名前が出てきたら、内容を把握しながら丁寧に読む
Step 3:その段落の終わりまで読み、その問題を解いてしまう
Step 4:次の段落・文書を読み始める


ただ、注意点がありまして、まず、それなりの理解度&速度で読めるリーディング力(R400点以上)ないと厳しいと思います。

また、ヒントが広範囲に分散してる問題や、渡り問題などもあったりするので、その箇所を読んだだけでは解けない問題が少なからずあります。この辺りは、毎日解いて、【 精読 】時に【 言い換え 】や【 キーワード 】のチェックすることが大切です。

【参考】TOEIC リーディングで時間が足りない!対策と勉強法 Part 7編


Rパート振り返り

2015年からのRパートのスコア履歴。


2015年
198回 03月 R380
199回 04月 R435
200回 05月 R415
201回 06月 R415
202回 07月 R460
203回 09月 R470
204回 10月 R395
205回 11月 R460
206回 12月 R450

2016年
207回 01月 R395
208回 03月 R455
209回 04月 R465


2015年07月からR450点を超える回が増えてきましたが、2015年10月と2016年01月にR400点を切ってますね。これは、

  • 英文の語彙の難易度が高かった
  • 問題の難易度が高かった
  • 英文量が多かった

  • などが考えられます。

    僕の今のリーディング力だと、こういった難易度が高めの回に当たってしまうと、ハイスコアを獲るのは厳しいレベルです。でも、それって何かって言うと、伸びしろですね


    新形式では大幅ダウンも覚悟しています

    公式問題集を解いた限りでは、Rパートはかなりヤバそうです。

    何しか時間が足りない\(^o^)/

    まず、Part 6の文挿入問題で時間盗られます。

    Part 7は、問題数が増えるだけでなく、英文の難易度も上がっています。文挿入問題や意図を問う問題など、時間のかかる問題の割合も増えているなと。そのため、Part 5は今以上に速いスピードで解く必要があるなと。

    【参考】新形式TOEIC リーディング対策・時間配分と勉強法まとめ


    Lパートは、旧形式でL450点ある人は、新形式の問題に慣れることができれば、L450点を取得できるのではないかという気がしますが、Rパートは、問題に慣れるだけでは厳しい気がしています。

    今よりももっと速く、かつ、正確に読めるリーディング力が必要 = 歳月がかかりそう。

    フタを開けてみるまでは何とも言えないですが、「時間が足りなくてスコア大幅ダウンになる可能性もある」と覚悟しておいたほうが、精神的にいいかなと(^_^ゞ



    4. 他のTOEICkerの方々の感想


    今回のTOEICを受験された、僕が信頼しているTOEIC講師・TOEICkerの方々をご紹介しておきます。

    メジャーフォーム

    Jet Bullさん:第209回TOEIC公開テスト 感想
    HUMMER先生:2016年4月10日 TOEIC公開テスト 受験レポート
    porpor先生:第209回 #TOEIC 公開テスト感想(速報)
    相澤俊幸先生:第209回TOEIC公開テスト 難易度と感想
    神崎正哉先生:TOEIC公開試験
    森田鉄也先生:209回TOEICの感想(16年4月)


    マイナーフォーム

    ふーじーさん:第209回TOEIC(2016年4月10日)ふりかえり&今後の学習方針
    OJiMさん:第209回TOEIC公開テスト 振り返り
    TEX加藤先生:第209回TOEIC感想
    花田徹也先生:4月10日TOEIC(第209回)に関する講評・速報・感想
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