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公開:2016-05/30
更新:2016-07/05「【結果】リスニングスコア」「【結果】リーディングスコア」「3. 感想」追記
5月のTOEICのアビメが返ってキタ━━(゚∀゚)━━ので、振り替えてみたと思います。
ちなみに、各パートの難易度は、個人的な感想なので、参考程度に留めておいて下さい。人によって難しく感じるものは違いますし、普段どういう勉強をしているかによっても大きく変わってくるものなので(^_^ゞ
1. リスニングパート
Lパートは、「新形式だから」というよりも、全体的に難しい問題が多いと感じました。推測ですが、この2016年05月のTOEICは、今後の新形式のテストの中でも難しめの回に入るのではないかという気がします。
ちなみに、たまにお出ましになられる訛ったナレーターさんは今回は出ておられませんでした。
ナレーターさんの話す速度も特に速いとは感じなかったのですが、これは試験会場に向かう道中で、『公式問題集 新形式問題対応編』や旧形式の『リスニング問題集』の音声を、1.5倍速で【 速聴 】してたのも効果があったかなと。
Part 1:やや難しめ
僕のレベルでは若干、難しい印象を受けました。英文が長かったり、ヒッカケで迷う問題がチラホラありました。Part 2:難しめ
この1年受けてきたTOEICの中では、難易度が高めの問題の割合が多く、自信なく選んだものがわりとありました(;´∀`)『公式問題集 新形式問題対応編』の2つテストのPart 2と比べて、僕的には悩む問題が多かったです。
「新形式のために難化させた」というよりは、旧形式の頃もそうだったように、「今回がたまたまPart 2が難しめの回だった」という感じがします。
【参考】TOEIC スコアもリスニング力も向上する勉強法 Part 1・2編
Part 3:やや難しめ
Part 4:やや難しめ
「図表問題」は覚悟していたのですが、『公式問題集 新形式問題対応編』と、ヒロ前田先生とテッド寺倉先生の模試『非公式問題集』で勉強していたお陰で、解き方のコツがつかめてきたのでわりとサクサク解けました。
「図表問題」については、次の記事を参考にしてみて下さい(`・ω・´)b
【参考】新形式TOEIC リスニング対策と勉強法まとめ
「暗示している意図を問う設問」は、個人的には易しいものと難しいものがありました。正確に聞き取って、会話・トークの流れを追うことができれば何とかなりそうだなと。結局はリスニング力が重要。Part 3・4が苦手な人は【 暗唱 】をやるべし。
あと、Part 4は選択肢が長めのものが多く、【 先読み 】が少し厳しかったのと、何の話か分からない問題があって1セットまるまる全滅しました(ノд`)゚・*:.。.
L400点台前半くらいだと思います。さすがにL400点は切ってないと思いますが、ちょっとコワイです…
【参考】TOEIC スコアもリスニング力も向上する勉強法 Part 3・4編
【結果】リスニングスコア:475点

問題を解いた感じではまったく自信なかったのですが、なぜか自己最高点が獲れました\(・ω・)/
理由を述べる前に、いつものように、TEX加藤先生がブログ記事「5月TOEIC正解数換算表」を書いて下さっているので、誤答率を調べてみました。
L2:89% ミス2
L3:93% ミス1
L4:92% ミス4
L5:87% ミス2
加藤先生のブログ記事で分析すると、L1~L5まで足したものからL5を引いたもの(=L1~L4まで足したもの)の合計が総誤答数なので、リスニングパートは8つ間違えたみたいです。スコアは475なので、495-475=20。
8問も間違えたのに、20点しか引かれてないので、僕が間違えた問題のうちの4問はカウントされていないようです。リスニングパートはこういうことがよくあります。
「初級者の多くは正解したけど、上級者の多くがたくさん間違えた問題は、「悪問」と見なされ、換算されない」という話を聞いたことがあります。
続いて最高スコアが取れた理由を分析してみたいと思います。
【勝因1】運が良かった
勘でマークした問題がことごとく当たったっぽいなと(笑)「謙遜しちゃって~(´∀`)ノ」と思われるかもしれないですが、6月のスコアが返ってきたら判明しますよ。絶対下がってますから(笑)
万一下がっていなかったとしても、475点を獲り続けられるほどのリスニング力はないことは僕が一番よくわかっています(`・ω・´)b←自慢することではない
TOEICをずっと勉強していると「正解になりやすい選択肢」みたいなものが見えてくるんですよね。昔ベストセラーになった受験ノウハウ本「例の方法」をご存知の方は何となく分かると思います。
今回初めてTOEICを受けた人と、33回受け続けてきた人とでは、同じ「ぬり絵」であっても正解の選択肢を選べる確率は異なってきます。
そういうのもあって、TOEICを勉強して高得点が獲れても、今はもうそんなに嬉しくはないんですよね。【 オンライン英会話 】をやっていても聞き取れないことは多々ありますし、英検準1級のリスニングパートを解いていても、34点満点中23~25点とか、合格ギリギリのスコアなんです。
そういう聞き取れない悔しさを毎日味わっていると、限定的なリスニング力しか測れないTOEICでハイスコアが獲れても、素直に喜べなくなってくるんですよね(^_^ゞ
【勝因2】毎日1時間英語を聞くようにしてきた
去年の10月頃に、多聴多読ブロガーのyukoさんの記事「リスニング3000時間の感想」を読んだときに、自分の月間の英語を聴いた時間を計算してみたら、15時間くらいでした。「リスニングが苦手」とか言うてる割に、全然英語聴いてへんやないか!ヾ(゚Д゚ )
というわけで、毎日1時間、月30時間以上英語を聴くようにしたんです。そしたら、以前は「何とか聞き取れる」というレベルだったのが、「無理して聞き取ろうとしなくても、英語が耳から入ってくる」という割合が増えてきました。「聞こえてきた瞬間から理解できる」という語彙や表現の割合が増えてきた、という感じ。
結局、『英語耳』の松澤喜好さんが仰るように、
だと再確認しました。
今は精聴し終えた『公式問題集』『虎本(Tommyさんの模試)』『非公式問題集』などを30分、英検準1級の過去問で精聴し終えた音声を30分聴くようにしています。
【勝因3】公式問題集と非公式問題集をやった
5月の試験を受ける前に、『公式問題集 新形式問題対応編』と『非公式問題集』を解いて軽く復習したのですが、それが奏功したようです。※最近の僕のディクテーションは脳内のみで、タイピングもしていません。
2冊のお陰で、新形式の問題に慣れることができたのは、475点が獲れた大きな理由の1つだと思います。
この数ヶ月間で、公式問題集以外で、新形式に対応した模試を6冊解きましたが、その中で『非公式問題集』はもっとも本試験に近い模試だと感じました。『公式問題集』で1~2ヶ月トレーニングして飽きてきた方は、『非公式問題集』に進むといいです。
6月のTOEICのリスニングパートは、個人的には5月よりも難しく、「まだまだ聞き取れない英語がたくさんあるなぁ」とヘコみました(笑) 結局、新形式の問題に慣れたとしても、肝心のリスニング力がショボければ、難易度が高い回に当たったときにスコアダウンするんですよね。
だからこそ、どんな難しい回であっても900点台が軽く獲れるレベルに到達しないといけないと感じています。
もうすぐ『虎本』の音声と英文を使ったトレーニングが終わるので、7月~8月は『非公式問題集』『公式問題集』でトレーニングしていく予定です。
【参考】TOEIC スコアもリスニング力も向上する勉強法 Part 1・2編 / Part 3・4編
2. リーディングパート
「新形式TOEIC リーディング対策・時間配分と勉強法まとめ」に書いた時間配分(タイムテーブル)通りには進めず、最後7問ぬり絵になり、予想してた通りに撃沈しました(笑)
最悪、R400点切る可能性もありそうです(ノдT)
今回のRパートの難易度が標準になるのであれば、僕の今のリーディング力では、最後まで解けるようになるのに1年以上かかると思います。
スコアが返ってくるまで、ハッキリしたことは言えないですが、今よりも一段と、
のを実行しないと、最後まで解ける(=R450点超える?)ようになるのは厳しい気がします。
とりあえず、「新形式のタイムテーブル(時間配分)」通りに進めるようになるまで頑張ってみます!٩(ˊーˋ*)و
Part 5:やや難しめ
前半はコロケーション(よく一緒に使われる単語の組み合わせ)で解ける問題が多かったのでサクサク解けましたが、後半は問題文の全文を読まないと解けない問題(語彙問題?)がわりと多かったです。13:57にようやく解き終わったのですが、この時点で「タイムテーブル」から3分ビハインド(笑)
2015~2016年の旧形式では、アビメのR4・R5(語彙・文法)はだいたい90%前後だったので、正答率的には悪くないかなと。
ですが新形式では、解くスピードがこのままではダメなんですよね(;´∀`)
旧形式ではPart 5は「1問平均20秒で解け」と言われてましたが、新形式では「1問15秒」くらいで解けるレベルまで向上させていかないと、Part 7の最後までたどり着けない気がします。
「解くスピードを上げる = 数をこなす必要がある」ので、以前のように1000問だけでは厳しくなるかもしれないですね(˜∀˜;)
【参考】TOEIC スコアもリーディング力も向上する勉強法 Part 5・6編
【参考】TOEIC リーディングで時間が足りない!対策と勉強法 Part 5・6編
Part 6:難しめ
『公式問題集 新形式問題対応編』よりは難しく感じました。まず、英文自体がなんか理解しづらかったです。旧形式のPart 6の英文とは質が違うような印象を受けました。僕だけかな?
そして、今回から加わった「文挿入問題」がやはり厄介でした。難易度的にはそんなに難しくないのですが、本文も選択肢の英文もきちんと読まないといけない分、やはり時間盗られるんですよね。
今回は速く解くことを重視したので、わりと直感で選びました。なので間違ってる可能性もありそうでコワイです。「文挿入問題」は数をこなしたいです。
あと、文挿入問題以外もけっこう難しかったです。30回上受験してきましたが、文挿入問題を除いても、あんなに難しいPart 6は初めてな気がします。
速く解くことを重視したにもかかわらず、14:06までかかりました。この時点で4分ビハインド。
Part 7 MP:普通
僕はPart 7はMP(マルチプルパッセージ:2~3文書問題)から解く派なので、MPの感想から書きます。新形式のPart 7では、解くのに時間がかからない同義語問題の割合が多かったのですが、それでも7問くらいぬり絵になりました(ノд`)゚・*:.。.
MPの問題・英文は特に難しくはなかったです。わりと解きやすかったなと。他のTOEICkerの方々のツイートを読んでいても同じような感想を持たれてる方が多かったです。
ただ、5題あるMPのうち、英文量が少ないものと多いものの差がわりと大きく、5分もかからないものもあれば、7分くらいかかるものもありました。
MPは14:36に終わりました。タイムテーブル的には4分ビハインドでしたが、MP自体は30分で終われたので良かったかなと。
Part 7 SP:難しめ
2~3問付き文書でも、英文が長いものが多く、ウンザリさせられました( ´д`)=3途中、英文量が少ない文書もいくつかありましたが、それでも全体的に英文量は多かったです。また、SPでは問題も悩むものが多かったです……僕ヤバイですね(;´∀`)
【参考】TOEIC リーディング465点が獲れたPart 7勉強法「通読トレーニング」
【結果】リーディングスコア:405点

リーディングパートは、正確な誤答数が出せないみたいなんですよね。ただ、まぁPart 6・7が悪いのはスコアを見る前から分かっていたことなので(笑)
今回、405点まで下がってしまった敗因を分析してみました。
【敗因1】難易度が高かった
6月のTOEICを受けて分かったことなのですが、5月の僕が受けたフォームのPart 7は、確実に英文量が多く、問題も難しかったんですよね。ところが、6月のTOEICのMP(マルチプル・パッセージ:複数文書問題)は少し難しかったものの、SP(シングルパッセージ:1文書問題)は、問題がかなり易しく、英文も短めでした。
もし6月のリーディングパートのスコアが450点を超えるようであれば、6月のリーディングパートがたまたま易しかっただけ、と言えますね。
【敗因2】タイムマネジメントをミスった
R400点を超えてきたら、多くの人はタイムマネジメント次第で、450点が獲れますよ。※あと、毎回受けないのであれば、「易しい回に当たる」という「うんのよさ」も必要。「ラックのたね」が欲しい。
最近また、毎日Part 7を1題解くトレーニングをしているのですが、1問1分で解く「タイムマネジメント」の感覚が戻ってきつつあるかなと。
Part 7を毎日1題、時間を測って解いていると、「この問題は時間がかかりそう。テキトーにマークして次の設問・文書に進もう」という風に、時間のかかる難易度の高い問題をすぐに捨てることができるようになる→最後までたどり着ける確率が上がる→正答率が上がる。
また、リーディングパートの英文を速読できるように、【 精読 】し終えた『虎本』のリーディングパートの英文も毎日30分読んでいるので、これらを続けていけば、新形式でもR450点を超えられるかなと。数ヶ月はかかりそうですけどね(~∀~;)
【参考】TOEIC リーディング465点が獲れたPart 7勉強法「通読トレーニング」
3. 感想
現在600点くらいの方からすると、「900点前後もあったら、かなり高い英語力が身についているのでは?」と思われるかもしれないですが、全然そんなことないです。
確かに600点台の頃に比べたら、聞き取れる割合、聞き取って理解する速さ、読解力、読む速さは確実に向上しています。ですが、まだまだ聞き取れない語彙、知らない語彙、使えない語彙が大量にあります。そんな現実にときどきヘコみます。
国内・独学で英語を勉強している日本人がたどり着ける最高の英語力がレベル99だとすると、今の僕のレベルは30~40くらいかなと。ゾーマが倒せるかどうかくらいのレベル。
今まで7651時間勉強してきましたが、それでもこのレベルです。全然足りない。
毎日4時間、英語の勉強と英会話をやっていても足りていないんですよね。ライティングの時間が作れていないですし、瞬間英作文もあんまりできていないので、スピーキングの成長スピードも鈍化しています。
なので、本気で高い英語力を身につけたい人は、一日中英語を使う仕事に早く就いたほうがいいです。仕事後に1日2~3時間の勉強していただけでは、中級レベルから伸びにくくなります。
大量の英語に触れて、否が応でも英語を使う環境に身を置いたほうが、上達速度は格段に高まるはずです。例え給料が安かったとしても、英語に触れられる環境に身を置いたほうが、10年後にたどり着けるレベルは確実に高くなるだろうなと。
4. 他のTOEICkerの方々の感想
今回のTOEICを受験された、僕が信頼しているTOEIC講師・TOEICkerの方々をご紹介しておきます。
Jet Bullさん:第210回TOEIC公開テスト 感想
相澤俊幸先生:続・第210回TOEIC公開テスト 難易度と感想
porpor先生:第210回 #TOEIC 公開テスト感想(速報)
ふーじーさん:第210回TOEIC(2016年5月29日)ふりかえり&今後の学習方針
森田鉄也先生:第210回公開テスト感想(新形式初回)
花田徹也先生:5月29日TOEIC(第210回)に関する講評・速報・感想
神崎正哉先生:明日はTOEIC公開試験
TEX加藤先生:第210回TOEIC感想
OJiMさん:第210回TOEIC公開テスト振り返り

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