英語学習で重宝する無料のオンライン辞書&便利サイトまとめ

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対象:効率的に英語を勉強したい/オンライン辞書を使いこなしたい 
読了:約9分(5233字) 
公開:2018-06/26 
更新:2020-10/01 「Urban Dictionary」「Power Thesaurus」「Google翻訳」「HiNative」追加、部分的に加筆・修正 
関連:文法書 / 辞書サイト / ライティング便利サイト

普段、主にPCを使っていろんなサイトで調べながら勉強しているのですが、僕が頻繁に使っている英語学習に便利なサイトと、その便利な理由や使い方をまとめてみました。

ちなみに、ライティング時に便利なサイト「Netspeak」と「Do People Say」は「英語ライティングの勉強に役立つ便利サイト」に異動しました。
 

英和・和英辞典

英辞郎 Pro Lite

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皆さんご存知「英辞郎」。登録するのは面倒なのですが、やはり例文数が非常に多い「英辞郎 Pro Lite」にしておいたほうがいいと思います。無料ですし。

おそらく多くの方が利用されているサイトだとは思うのですが、「高度な検索」を使いこなせていますか?


例えば、「as」って多品詞&多義語ですよね。その中で「~するにつれて」という例文だけを探したいときには「as つれて」と英語と日本語を組み合わせて検索する方法があります。


as つれて:英文に”as”を含み、和文に”つれて”を含む例文



次に、Google検索同様、英辞郎でも「-(マイナス)」検索が使えます。例えば、「提供」を含みつつ、「provide」以外の表現やフレーズを知りたいときなどに重宝します。


提供 -provide:”提供”は含むが、”provide”は含まないフレーズ・例文



また、「go bad」でそのまま例文検索しても、「went bad」はヒットしないんですよね。また、「good...bad」みたいなものがヒットしてしまったりします。そこで「[go] bad」で検索すると、「go」の過去形(過去分詞形・進行形)もヒットします。これも知っておくと便利です。


[go] bad:「go」の変化型(went / gone / going)も含む例文



あと、普通に「would have been」だけで検索すると、「would not have been」「...not been....would have...」みたいな例文も検索されてしまうんですよね。

でもカギ括弧付きで「"would have been"」で検索すると、「would have been」の語順の例文だけがヒットします。これも便利なワザ。


"would have been":"would have been"の語順がある文のみ


ただ、英辞郎はたまに「これ、本当にネイティブは使うんかなー(-_-)」という単語・フレーズ・文があったりするんですよね。和製英語臭いものも多いなと。

なので、そういったことが気になったときは「NetspeakとDo People Say」で実際に使われているかどうか、どれくらいの頻度で使われているかを確認するようにしています。


Weblio英和和英辞典

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おそらく「Weblio英和和英辞典」も多くの方が利用されていると思います。

個人的に便利だと感じてるのが、発音が聴ける文法・語法の解説があるところです。

間違った発音を身につけてしまうと、リスニングで聞き取れないですし、英会話で通じないんですよね。また、一度間違って身につけた発音は矯正するのが大変なんです。

なので僕は可能な限り発音をチェックするようにしています。

【参考】やらない人は損してる!発音を学ぶことで得られる4つの効果

英辞郎は有料版にしないと音声を聴けないのですが、Weblioは無料で聴けますね。


そして語法。動詞であれば、自動詞・他動詞だけでなく、主語に何をとるのか、目的語に何をとるのか、that節をとるのか、to不定詞をとるのか。形容詞であれば叙述用法か限定用法か。




紙の英和辞典のような感覚で使えるんですよね。


また、「Weblio英語例文検索」もよく使っています。

英辞郎よりもヒット数が多いときもありますし、科学・歴史系の例文に強いなと。「industrial revolution - Weblio英語例文検索」とか。

ただ、「Weblio英語類語」に関しては後述する「Oxford Dictionaries Thesaurus」が、「Weblio英語共起表現」よりも「Netspeak」「Do People Say It」のほうをよく使っています。


あと、PC版GoogleChromeを使っている方は拡張機能「Weblioポップアップ英和辞典」はマストです。

ワンクリックだけで単語はもちろん、熟語・句動詞・イディオムもそこそこ調べられるので、難易度が高めの「英語ニュース&読み物サイト」でも、わりとサクサク読めるようになります。しかも、ポップアップ画面上で発音まで聴ける!(`・ω・´)b

【参考】英語サイトがラクラク読めるChrome拡張機能「Weblioポップアップ英和辞典」



英英辞典


英英辞典は、


(1) 一応知ってはいるけどうろ覚えの単語
(2) 英和辞典系ではイマイチ意味がつかめなかった単語
(3) 類語との違いを知りたいとき


に使うと便利です。僕が英英辞典をよく使うようになったのは、TOEIC 900点&英検準1級取ってからぐらいです。英英辞典の英語がスラスラ読めるようになるまでは、無理して使わなくてもいいと考えています。

また、英和辞典と英英辞典では説明の仕方が違ったりするので、今でも両方使っています。


Oxford Learner's Dictionaries

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英英辞典で調べたいときは、とりあえず「Oxford Learner's Dictionaries」を使うようにしています。

また、Weblioと違って、OLDはアメリカ発音だけでなく、イギリス発音も聴けるんですよね。「schedule」のように英米で発音が異なる単語ってけっこう多いので重宝します。

ただ、句動詞やイディオムはそこそこヒットするものの、熟語や複合名詞に弱いんですよね。その辺は、英辞郎やWeblioのほうに軍配が上がります。


Collins Dictionary

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オンライン英英辞典はかなりたくさんありますが、「Collins Dictionary」は、ぜひ一度使ってみて欲しい英英辞典の1つです。

上記のOxford Learner's Dictionariesよりも基本的に情報量が多く、synonym(同意語)やantonym(反意語)や例文の数も多い感じがします。

また、「Oxford Learner's Dictionary」と比べると、説明の仕方が異なることが多いです。例えば「cheat on(~を裏切って浮気・不倫する)」という句動詞がありますが、それぞれ次のような感じです。


cheat on - Oxford LD: (of somebody who is married or who has a regular sexual partner) to have a secret sexual relationship with somebody else

cheat on - Collins: If someone cheats on their husband, wife, or partner, they have a sexual relationship with another person.


単語によっては、Collinsのほうがつかみやすいときもあるんですよね。


Urban Dictionary

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Urban Dictionary」はネイティブ向け(?)の新語・俗語・スラング辞典です。

洋画やドラマを見ていて、また洋書や英語サイトを読んでいて、不明な単語や熟語が出てきたとき、普通の英英辞典や英和辞典ではヒットしない単語や熟語って少なくないんですよね。そういうときにUrban Dictionaryで検索すると、わりとヒットするなと。

きちんとした説明が読みたいときは「Wiktionary」のほうがいいかもしれません。Urban Dictionaryはちょっとふざけているときもあるので(笑)



類語辞典


類語辞典(thesaurus)は、


(1) 新しく出会った単語の同意語・反意語を知りたいとき
(2) スピーキング・ライティングでパラフレーズ(言い換え)したいとき
(3) 自分が知ってる単語と結びつけたいとき


に重宝します。

Oxford Dictionaries Thesaurus

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類語辞典は「Oxford Dictionaries Thesaurus」を使っています。

単語によっては、同意語(SYNONYMS)だけでなく、反意語(ANTONYMS)も記載があったり、カジュアル(informal)、米語(North American)、英語(British)、文学的(literary)などもあって便利です。


Power Thesaurus

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Power Thesaurus」は、熟語で同意語・反意語を知りたいときに便利。

また投票型になっているので、実際にどれくらい多くの人が「○○の単語(熟語)に最も近い同意語は△△」と考えているのかが分かるのが便利だなと。

ただまだ比較的若いサイトなのか、順位に関しては微妙な候補が上に来ていることもあります。



発音チェックに便利なサイト

Google翻訳

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Google 翻訳」って、語彙・文を入力して、下にある「スピーカーのマーク」を押すと、発音が聞けるんですよ。

これが意外と便利で、人名や地名などの固有名詞や、Weblioや英英辞典でヒットしない単語・熟語の発音も確認できることが多いのでけっこう使っています。


Youglish

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Youglish」は、検索するとYouTubeからネイティブの生の発音を拾ってきてくれるサイトで、これも非常に便利なんですよね。

他の辞書サイトやGoogle翻訳でも発音が確認できなかったときはもちろんですが、ネイティブの生の発音を知りたいときに重宝します。特に、単語だけでなく、フレーズでも検索できる点が素晴らしい。

また、TOEICや英検で勉強したり、洋画やドラマを観ていて、音の連結・消失でよく分からないものに出会ったときに、Youglishで確認すれば、「この発音の仕方って普通なんだな」と気づくことができます。




英語を勉強していると、上述した辞書サイトや電子辞書で聴ける発音とは違う発音に出会うことがありますよね。

例えば「『probably』って『プラバブリー』という発音のはずなんやけど、なぜか『プラブリー』って聞こえるな」とか。

Youglishで「probably」で検索していくつかの動画をチェックしてみると、かなり早口のスピーカーは確かに『プラブリー』とか『プロリ』みたいな感じだと分かります。


また、検索窓の下に「ALL | US | UK | AUS」というボタンがありまして、これをクリックすれば、アメリカ発音・イギリス発音・オーストラリア発音の動画を拾ってきてくれます。


1つ残念なのは、フォーマルなスピーチやトークの動画から拾ってくることが多く、カジュアルな会話の動画からがほとんとない点です。


HiNative

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HiNative」はネイティブにいろんなことが質問できるサイト・アプリです。

他の辞書やGoogle翻訳やYouGlishでも見つけられなかったときの最終兵器。

質問テンプレ「~の発音を音声で教えて下さい(Please show me how to pronounce ...)」で質問すると、親切なネイティブが発音を教えてくれます。100%ではないですが、たいてい答えてもらえます。

例えば時計の読み方、住所の読み方、金額の読み方、数学の式の読み方とか知りたいときとか、とにかくネットで調べても見つけられなかったときに重宝します。

【参考】英語ライティングで気楽に使える無料の添削サービス「HiNative」


Forvo

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Forvo」は、ネイティブがボランティアで単語・フレーズ・文を発音してくれるサイトです。

個々の単語の発音は、上述したWeblioやOxfordで事足りますが、単語の中には、

(1) 同じ国籍でも人によって発音が変わるもの
(2) 前後にくる単語によって発音が変わるもの
(3) 文で発音が変わるもの

があるので、そういうのを確認したいときに使っています。上述したサイトでたいていは解決するので、最近はあまりFoveは使わなくなりましたが(^_^ゞ


以上になります!他にも「こんな便利なサイトがあるよ」という方は、この記事の下のほうにある「質問・感想・要望」フォームから教えていただければ幸いです(・∀・)/


  
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