
「TOEIC 600~900点に到達された読者さんからのご報告募集中!」からご報告下さった、JunJunさんをご紹介致します。ありがとうございます!
また、次の記事でもスコアアップされた読者さんをご紹介させていただいています。
● TOEIC 600点台に到達された読者さん
● TOEIC 700点台に到達された読者さん
● TOEIC 800点台に到達された読者さん
● TOEIC 900点台に到達された読者さん
それではいってみましょう(=゚ω゚)ノ
スコア遍歴
● 初受験のときのスコア:415点 (L245/R170) 2008年09月
※最低 : 350点 (L195/R155) 2008年11月
● 当ブログに出逢う直前のスコア : 650点 (L330/R320) 2015年02月 ぐらい
※正確には分かりませんが、600台の頃でした
● 現在のベストスコア:870点 (L470/R400) 2018年05月
勉強量
● 現在のスコアを取るのにかかった総勉強時間:2000時間
● 1ヶ月の平均勉強時間:月90時間くらい
● 仕事やプラベートなどで英語を使う機会:めったに触れない or まったく触れない
英語の勉強を始めた理由
本部に異動になり、外国人の人もいる部署に来てしまいました。
それでも、自分には英語には縁はなく、「そんなに頭がいい英語ができる周りの人とは自分は違う。たまたま仮にここにいるだけだ」という感じだったのですが、昇進の条件が550点ということで、上司から「英語を勉強しろ」と言われました。
昇進する気も無く、英語も苦手…。でも、人からやれと言われてやるのは嫌いなので、勉強する事になりました。
英語の勉強というよりは、TOEICで550点を取る為に勉強し始めました。
英語の勉強は終わりが無いし、一度始めると他の勉強ができなくなるのも嫌な理由でした。そんな状況で始めたTOEICですが、550を超えて終わりにしませんでした。
その理由は、500点取っても、全く英語がしゃべれなかったからです。
せっかく、英語の勉強を始めたんだからここで止めては勿体ないと勉強を続けました。実際、英語が少しでもしゃべれるようになったと感じたのは700点を超えてからでした。
参考になった当ブログの記事
とにかく、毎日のように何度も記事を読み返しました。ツウさんブログの目的は勉強方法とモチベーション維持です。
「TOEIC Part 3・4が聞き取れない→「暗唱」で道は開ける!」
リスニング対策として一番効果があったのは「暗唱」です。そしてそれをしっかり学べたのがこのページです。
最終的には、スピーカーから聞く音源で、倍速のトレーニングが本番対策になりました。倍速する速さは1.2倍にしています。1.5倍は速すぎて、発音が雑になってしまうので、1.2倍で落ち着きました。
Part 3・4の多くの会話・トークにはよく出るパターンがあるので、暗唱すればするほど、理解できる割合が増えてきます。もちろん聞き取れる「音」を増やす必要があるので、ディクテーションやオーバーラッピングlなどのトレーニングも同時並行する必要があります。
「TOEIC スコアもリーディング力も向上するPart 7「精読」勉強法」
とにかくリーディングが苦手だったので、精読の方法をここで学び実践しました。
コスパは悪いですが、リーディングパートはいつも書き写して勉強しています。でも、まだここに書かれているようにしっかり精読はできていないです。
結果的には、精読は文法の理解があってこそだと思います。文法は「文法特急」で勉強しました。
その文法力があって、やっと長文が読めるようになってきたと思います。なので、私は長文のトレーニングよりもPart5対策に時間をかけました。
あと、英文筆写ですが、英文を見て覚えて、一度英文から目を離して(頭の中に記憶を残して)書くようにしていると、
(1) ライティング力が伸びる
(2) リテンション力(一時記憶力)が伸びる
(3) スペルを覚えられる(→将来ライティングに役立つ)
というメリットがあると感じています。
TOEICで筆写することは必須ではないですが、「書いたほうが覚えられる」「仕事でフォーマルな英文を書けるようになりたい」という方にはお勧めです。
「三日坊主の僕が英語学習を10年・1万時間続けられた秘訣」
700点超えを目指そうとした時に総勉強時間をここで学びました。それから1000時間を目指して勉強するようになりました。
しかしながら、1000時間を超えても目標の800点には届かず苦戦する…のですが (^^;
「TOEIC初心者が確実に600点取れる6つの戦略と勉強法」
1日2~3時間の勉強が必要と書かれています。
600点台の時は勉強時間が1時間ぐらいしか取れていませんでした。700点を目指すなら、今のまま勉強していてもダメだと思いました。
「本気にならないと英語を身につけることはできない」とも書かれています。英語習得の上ではこれが大原則なんだと理解しました。
このページはモチベーションが下がった時に読み直して、まだまだやらなければいけないと感じ、勉強に戻るようにしていました。
質(勉強のやり方や素材)も大事ですが、英語力が高い人ほど、量(月間の勉強時間)は多いです。
【参考】TOEICスコアが短期間で大幅アップする人に共通する6つの習慣
役に立ったTOEIC・英語書籍

『公式TOEIC L&R問題集』
リスニングパートはシャドウイング等のトレーニングを繰り返しました。
『文法特急』
Part5対策として文法特急を勉強し、ツウさんプログを読んで、何周も勉強する事を学び実践。
精読してからリーディングパートだけど音読するようにしました。特急シリーズはリーディングでも音声があるのがいいところですね。
『パート1,2特急Ⅱ』
旧型式ではこれを何周もトレーニングすることでPart2対策になりました。新形式になってから難化したので、これよりも『でる600問』がおすすめです。
『パート3,4特急実力養成ドリル』
旧型式のものですが、今でもトレーニング用として活躍すると思います。暗唱したり、先読みの練習をしました。
『初心者特急 読解編』
とにかくリーディングが苦手、Part7はさっぱり…だったので、まずこれから始めました。
文章量が少なくて勉強しやすかったです。実はこれは最後まで使っていて、試験前に見直しする本の一つにしていました。自信を付けるのにもいい本です。
『サラリーマン特急 新形式リスニング』
新形式で何が変わったか、何が必要かをこの本で学びました。
リーディング版も持っていますが、それよりもこのリスニング版がおすすめです。この本でお陰で、旧型式→新形式への調整ができました。
『全力特急ハイスコア』
たまたまハマー式の事を知って、それから動画を見たり、この本を読んだりして研究しました。Part,3,4は指で押さえる方法ですが、これは今でも使っています。
この本の何よりも重要なポイントはコラムです。特に"おわりに"はTOEICの勉強もですが、自分の生き方としても勉強になります。行き詰った時、モチベーションが下がった時に何度も読みました。
『たった4時間でTOEICテスト リスニング完全攻略』
4時間かどうかは別として、この本でリスニング対策・トレーニング法をしっかり学べたお陰で、リスニングパートの点が上がり700点を超える事ができました。
『でる1000』
とにかく問題量が半端無いので、700点以上且つ、文法特急をしっかりできるようになってからでないと、最後まで辿り着けません…。
ですが、でる1000の問題量を解かないとPart5は出来ません。他の本では圧倒的に問題量が少ないです。これだけの量をやってでも実際まだ足りない気がしていますが、これをやったお陰でPart5はほぼ満点近くなりました。
でも、まだまだ場合によると感じています。Part5対策はやはり量なんでしょうね。
『でる600問』
問題量もですが、問題の質がすごく高いと感じます。最後の最後まで質が落ちません。
これをやった事でPart2は集中さえすれば最後まで解けるようになりました。新形式なった今、Part2ではこの本は必須です。
自分には合わなかった本
『究極シリーズ』分厚いのとトレーニング型式の為の問題が用意されているので、モチベーションが続かなかった。純粋にTOEICの問題形式になっているものだけの方が自分には合っていました。
『出る単特急 金のフレーズ』
有名で良書なので、もちろん何度もやりました。だけど… 覚えられないんです。
単語や短いフレーズだけ勉強していても、覚えた気になってるだけで、実際に試験に出てきても分からない…という状態になりました。
自分の場合、効率悪いですが、単語は本文中に出てきたものを何度も繰り返すしか覚えられませんでした。
『金フレ』のクオリティは高い(=実際に試験によく出る単語ばかりな)ので、単語集での勉強が好きな方にはお勧めです。
ですが、単語集をやらなくても950点は取れました。
JunJunさんや僕みたいに「単語集は合わない」という方は、Part 3・4は暗唱、リーディングパートは精読&通読をコツコツ続けていけば、単語は自動的に身についてきますよ。
私がやったリスニングの勉強・トレーニング
やはり効果があったのは暗唱です。
リーディングが苦手だったこともあって、Part 5対策本の文法特急の英文も暗唱するようにしました。すると、文の構造が理解できるようになり、Part5の文法問題も理解できるようになってきました。
Part 5で暗唱や瞬間英作文をやる人は多くはないのですが、Part 5の英文で暗唱すると
● 複雑な文構造の英文の理解速度が速くなる
● 動詞の語法に強くなる
● 文法や構文に強くなる
● よく出るフレーズが身につく
ので、その結果、リーディングの処理速度が速くなり、150 wpm(公式問題集のPart 1の速さ)くらいで音読していると、リスニングでも複雑な文構造の英文を聞き取れるようになってくるはずです。
公式問題集をコピーして持ち歩いて暗唱し、センテンスを覚えたりしました。Part3,4もシャドーイングや暗唱をしました。
ですが、文が短く口語系なので文の構造を学ぶ事はあまり出来なかったので、結果として効果があったのは、文法特急の暗唱です。
暗唱と並行してシャドーイングもしていたのですが、全てイヤホンの音源を使っていたので、本番のスピーカーから流れる遠い音が聞き取れないという事態が発生。
トレーニングはイヤホンで、本番前はスピーカーに切り替えて練習することで本番の音声も聞こえるようになりました。
トレーニングではないですが、"先読み"は重要だと思います。
ちゃんと先読みができるようになって、600点、700点とスコアが上がっていきました。最後まで"先読み"が出来たと思える試験は点数が高くなる傾向にありました。
私がやったリーディングの勉強・トレーニング
Part7の長文は苦手なので、ある程度までしかトレーニングできていません。
リーディングは『でる1000』を用いてPart5の勉強に特化しました。
Part6は特別に対策はせず、新形式の公式問題集とサラリーマン特急リーディング編を少しした程度です。
「新形式になって更に難しくなったPart7の勉強をするのはコスパが悪い。そもそもPart5,6で十分な点を取れていない」といった事から、『でる1000』を買ってPart.5対策に切り替えました。
これで、Part5,6をいち早く抜けPart7に行けるようになったので、Part7も苦戦しながらでも時間内に解けるようになりました。
Part 5:13時54分
Part 6:14時02分
くらいに終わらせるのが1つの戦略だと思います。
なのでJunJunさんが仰るように、Part 7に多くの時間を回すためには、Part 5・6を高速で読んで解けるスキルが必要になってきます。
【参考】TOEIC リーディングで時間が足りない!対策と勉強法 Part 5・6編 / Part 7編
煮詰まったとき、スコアや英語力が伸び悩んだときにやったこと
煮詰まった時、次何をすべきか分からなくなった時、700点まではツウさんブログを毎日何度も読み直して、何をしていくか考えを練る時間を取りました。
700を超えるともうトレーニングしかないので、気持ちを整理する時間を取って、気分を変えてカフェ勉する時間に費やしました。
集中力が無いので、1時間ぐらい勉強して、集中力が無くなってきたらカフェに移動して勉強しました。
とにかく困った時は、今の現状や次の予定、目標などを紙に書いて整理。心を整えて、勉強に挑むということを繰り返しています。
これは1週間の反省として毎週金曜にして、週末に繋げるということを出来るだけやりました。
自分を見つめる時間もいいですよね。土曜か日曜に15~30分くらい時間を取って、今週勉強してきたことを振り返り、来週どう勉強していくかを書き出すと、自分の状況を客観視でき、冷静になれます。
今週を振り返るときは、反省点だけでなく、達成できたことにも目を向けることが大事だと感じています。
Harvard Business Reviewの記事「The Power of Small Wins」で、最もモチベーションが上がるのは、progress(上達・成長)を感じたときというノーベル賞受賞者の研究を知りました。
例え英語的に成長が感じにくくかったとしても、自分が勉強したこと自体も small win になります。小さな成長や上達を感じられる仕組みを作ることが、継続の秘訣の1つだなと。1万時間勉強してきた僕が言うんだから間違いないです(笑)
また、TOEICを受けた後の反省にも、スマホのマインドマップツールを使って、電車の中で立ちながら整理してきました。
性格上、モチベーションの維持ができないので、気持ちの整理をする事を重要視しました。
脳のX線断層写真による研究で、ミスをした直後の0.25秒という重要な瞬間に人々はふたつのうちのひとつをすることがわかった。
ミスを直視するか無視するか、どちらかである。
研究によると、ミスを直視する人は、無視する人よりはるかに多くのことを学ぶという結果が出ている。
ミスをしたら、すぐに検証する習慣を身につけよう。たじろがず、目をそむけず、何が起こったのかを見極め、「次はどうすればいいか?」と自問しよう。
ミスに対しては「深刻な態度」ではなく「真剣な態度」で受け止めることが肝心だ。(P. 86)
自分が達成できたこと実感し、同時にうまくいかなかった点を分析して改善し続けていれば、JunJunさんのように必ず目標スコアに到達できますよ!
現在のスコアに到達して良かったこと
ふーじーさんと同じで「失った自信を取り戻す為に」TOEICの勉強をやってきました。
目標の800点を超えた今、自信がついたのかというと… 答えられません。 (^^;
でも、「壁が無くなった、軽くなった」のは事実です。
今のスコアに到達して良かったことは「生涯、勉強する」という大事なことが自分の人生を豊かにする事。TOEICはそれを気づかせてくれました。
64歳でキューバから米フロリダ州まで(177km)泳いだダイアナ・ナイアドさんのTEDのトーク「Diana Nyad: Never, ever give up」を思い出しました。
夢を達成したときは、あなたが手に入れたものよりも、その過程においてあなたが人としてどう変わることができたのかのほうが意義深い。
課題や不満は、今この点数になって分かるのですが、TOEICを使った商法が多すぎるということです。教材や勉強法を選ぶ際の問題になります。
"信頼できる人が書いた本、且つ、自分に合った勉強法"この見極めが重要だと感じます。自分ははそれができないでずっと回り道していました。
世の中には沢山の本があり、沢山の勉強法があります。正解は、自分に合った物であり、やり方です。
全てが当てはまらなかったとしても、いいところを少しずつ自分に当てはめて、自分なりの勉強法を確立する事が、目標達成への近道だと感じました。
初級者~中級者までは、本屋やネット上にたくさんノウハウが転がってますし、セミナーや塾もあります。
ですが上級者に到達しようと思うと、ホントに情報がないんですよね。特にスピーキングがない。
なので、英語力が上がれば上がるほど、自分が英語を学ぶ目的を明確にし、そこに到達するためにはどういった勉強が必要なのかを、自分で地道に探して考えないといけなくなってきます。
今後の目標・当ブログへのメッセージ
勉強時間を確保できないし、家族に迷惑かけることもできないので、700点を目指す時から3~4時に早起きして勉強時間を1~2時間ほど確保しました。
会社は毎日定時に帰って、帰宅たらすぐ家事・育児の手伝いです。800点を超える為に最後の方は、家族と一緒に寝る時間を捨てて30分語彙勉強時間を作りました。
家の事は他の人よりやっています。そんな中、いろんなものを捨て、他人の目を気にせず、将来の為に時間を確保して勉強してきました。
小さいころに勉強しなかった後悔からなるかもしれませんが、今そうやって社会人でも勉強する生活ができる事ができるようになったのは財産です。
自分はまだまだですが「今できる事をできる限りやる。時間が無いという言い訳はしない。そして、遅すぎるということは何もない」という事を心がけています。
TOEIC目標スコアを超えた事をきっかけに英語の勉強を続けて、英語がしゃべれるようになりたいです。
こんな自分でも、ツウさんのブログに助けられながら、目標を達成する事ができました。有難う御座いました。
僕は仕事だけでしたが、それでも大変でした(笑)
「勉強する習慣を作れる」というのはホントに財産だと思います。今年の頭に、学ぶことに関する英語の名言に出会いました。
学んだことは、自分がどこへ行こうとも付いてきてくれる。
お互い会話力向上をめざして頑張っていきましょう!
● 初心者~600点/700~800点
● 900点/990点満点
【 おすすめ参考書・問題集 】
● 参考書の選び方 8つの注意点
● 900点獲るのに役立った参考書まとめ
● 公式問題集・模試/単語帳/文法書
● Part 1~4/Part 5・6/Part 7
【 リスニング対策 】
● 新形式リスニング対策
● 勉強法:Part 1・2編/Part 3・4編
● Part 2:間接応答・距離が遠い問題
● Part 3・4:先読み/キーワード400
● 発音/音の連結・消失/ディクテーション
● オーバーラッピング&シャドウイング
● 瞬間英作文/暗唱/速聴
【 リーディング対策 】
● 新形式リーディング対策
● 勉強法:Part 5・6編/Part 7編
● 精読(英文解釈)/通読/速音読
● キーワード400/言い換え
【 問題解決 】
● 英語学習の継続のコツ
● 各スコアに必要な勉強時間&問題数
● スコアが伸びない9パターン
● 時間が足りない対策:Part 5・6編/Part 7編
● アビメの見方:リスニング/リーディング

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