瞬間英作文は効果がない?むしろ「英語は英語のままで学べ」が時代遅れな件

52-「英語は英語のまま学べ」は時代遅れ-02

対象:瞬間英作文が英会話に効果があるのか不安を感じておられる方/「英語は英語で学べ」と教えられた方 
読了:約15分(9055字) 
公開:2016-08/03 
更新:2016-08/04 タイトル変更、部分的に加筆・修正 

あるキーワードが月間でどれくらい検索されているかを調べられるWebサービス「Googleトレンド」で、「瞬間英作文」をチェックしてみると、2007年頃から少しずつ上昇傾向にあるんですよ。これは徐々に浸透しつつあると言ってもいいのかなと。

そんなこともあってか最近、瞬間英作文に懐疑的な説もたまに見かけるようになってきました。

普段、「賛成派 vs 反対派」のトピックが多い英検で勉強している僕としては、ちょっと楽しくなってきました。自分の考えと相反する主張を知ることで、新しい発見に出会えることって多いんですよね。

去年からSLA(Second Language Acquisition 第二言語習得)や外国語習得について、勉強の片手間にちょっとずつ調べてきました。この数日間、それらについてまとめていたら、想像もしていなかった学説にたどり着きました。

「瞬間英作文って本当に効果あるの?」「瞬間英作文をやってるけどなんか不安…」「英語は英語で学ばないといけないの?」という方にお勧めです(*'-^*)b
 

瞬間英作文は英会話に効果がない?

『どんどん~』が今でもベストセラーである理由

dondon-bestselling-01.png

瞬間英作文トレーニング」の生みの親である森沢洋介さんの、2006年に発売された『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング(Amazon)』ですが、約10年経った2016年08月03日現在も、Amazonでベストセラー1位です。

この『どんどん~』の「Amazon 売れ筋ランキング」もチェックしてみました。Amazonの順位は、時間帯や曜日で激しく変わるので、皆さんがご覧になる頃には順位が下がっている可能性もあると思いますが、これも2016年08月03日現在のキャプチャ画像を挙げておきます。


dondon-ranking-02.png


「英会話」で1位ということは、英会話に効果があると言うことを表しているのではないでしょうか?

すでに「英会話の上達に効果抜群の独学勉強法「瞬間英作文」」という記事でもお伝えしていますが、「英文読解」や「英作文」でも1位 = リーディング・ライティングにも効果があることを表しているのでは?

1位から順位が下がったとしても、そのジャンルでは十分定評のある書籍だと言えると思うんですよ。

あと、赤枠で囲んだこの「66位」って、最初「英語書籍の中で66位」だと思ったんですよ。気になったので画面内の「66位」の右にある「本の売れ筋ランキングを見る」をクリックしてみたんです。


そしたら、


dondon-rankingB-01.png


Amazonにあるすべての本の総合ランキングで66位だったんです!( Д) ゚ ゚
※実はこの数時間後にチェックしてみたら、88位まで落ちてました(笑)

順位の横をチェックしてみたら「1517日間100位以内」と書いてあります。

Amazonにあるすべての本の中で、4年間ずっと100位以内ってすごくないですか?
※あまりに興奮しすぎているため、いつもより赤太字を多用しております。ご了承下さい。

さらにアドラー心理学の『幸せになる勇気』とほぼ同じ順位。そして『ガールズパンツァー』といい勝負してる(笑)

ちなみにカテゴリ「語学・辞事典・年鑑の売れ筋ランキング」でチェックしてみたら、「3474日間100位以内」でした。Amazoが取り扱う、すべての語学書籍の中で、10年間ずっと100位以内というのはスゴイなと。


『どんどん~』はたまたま売れた一発屋なんかじゃない

書籍というのは、テレビや新聞で紹介されて1位になるということがあります。ですが、そういう「たまたま売れた一発屋芸人」のような本って、すぐにランキング外に消えていくんですよ。ゲッツ!

もし、2006年の発売当時に「瞬間英作文がなんか流行ってるみたいだし試してみるか → 試してみたけど効果がなかった…orz」という人が大多数だったら、Amazonのすべての語学書籍の中で、ほぼ10年間ずっと100位以内に君臨し続けるわけがないですよね。

2006年に買ってトレーニングしてみて効果があったと感じ、周りの人たちに「効果あったよ~」と口コミする人が大勢いて、それを聞いて購入した人もトライしてみて効果があったと感じる。

そして、2006年以降も毎年、圧倒的な量で売れ続けてきたからこそ、すべての語学書籍の中で、ほぼ10年間ずっと100位以内なわけです。

つまり、10年前に発売された『どんどん~』が今でもベストセラーであること自体が、瞬間英作文トレーニングが、英会話を始め、英語力向上に効果的であることの証明ではないでしょうか?

【参考】英会話の上達に効果抜群の独学勉強法「瞬間英作文」でリスニング・リーディングも伸ばせる



瞬間英作文は万人向けじゃない?

万人向けの完璧な英語学習法?

「瞬間英作文は万人向けじゃない」と言う方がおられたのですが、そもそも万人向けの英語学習法なんてないと思うんですよ。

確かにこのブログで僕は、再現性の高い(=誰がやっても効果がありそうな)勉強法やトレーニングを追求しています。ですが、人それぞれ英語を学ぶ目的は違いますし、トレーニングの好き嫌いもありますし、現在の英語力も千差万別です。

『ソムリエ』という漫画で、主人公が「誰に対しても、どんなときでも満足してもらえる完璧なワインなんてない。もし、そんなワインがあれば、世界にワインは1本で済む」「お客様にとって、今もっとも相応しいワインを選んで提供するのがソムリエの仕事」と言っていたことが印象に残っています。
台詞は記憶に頼っているので正確ではないです<(_ _)>

英語学習も同じだと思います。今の自分に合った or 楽しめる勉強法やトレーニングを見つけ出すことが大切。


「○○○は効果がない」と言う人によくあるパターン

皆さんもお気づきだと思いますが、「○○○は効果がない」「○○○は役に立たない」と言う人ってだいたい、ほとんどやっていないというケースが多いなと。

少ししかやってないのに「効果がない」と言うのです。僕自身もよく言ってきた気がします(笑) これは、TOEICスコアが低い人が「TOEICは役に立たない」と言うのに似ています。

今度「瞬間英作文は効果がない」と言う人に出会ったら、ぜひ「どれくらいやったのか?」を聞いてみて下さい。「1万文やったけど、一切話せるようにはならなかった」「30冊やったけどまったく効果がなかった」というのなら分かりますが、絶対そんなにやってないと思うんですよ。

一般的に、「○○○は効果がない」という人の多くは、効果が出るまで続けず、途中で諦めて挫折した人が多い気がします。


「目標達成に必要かどうか」「楽しめるかどうか」で選ぶ

例えば僕の場合、単語帳を使った単語学習は合わないんですよね。「英単語を見て、日本語で意味を言う」という作業がどうも苦痛なんです。楽しめない。

TOEICの勉強を始めた頃、単語学習をするかどうするか迷っていた時期がありました。

そのとき、TOEIC講師のヒロ前田先生が「僕はこれまで、いわゆる単語学習というものをしたことはないです」と仰っておられたんですね。結果的に、僕は単語学習をしなくても900点を獲ることができました

なので、僕は「単語学習は必ずしもやらなくてもいい」と考えています。特に忙しい人は別途単語学習をやらなくても、『公式問題集』を中心に勉強すれば、900点は獲れますよ。詳しくは次の記事で。

【参考】TOEIC初心者 600点勉強法 / 700~800点勉強法 / 900点勉強法


とは言え、「単語学習でスコアが上がった」という方も非常にたくさんおられるので、僕は単語学習を否定するつもりはまったくないです。単語学習が楽しければOK。どんな勉強でも楽しければ続けられます。そして継続は力なり♪

自分が楽しめるトレーニングやテキストを見つけることも、英語学習のモチベーションを維持する方法の1つです(・∀・)b

【参考】英語を5000時間勉強したので継続のコツをまとめてみた


瞬間英作文が合わない人は?

そんなわけで、瞬間英作文がどうしても合わない人がいてもおかしくはないんです。

そういう方は、会話文や長文を【 暗唱 】する方法もあれば、【 カランメソッド 】で「英語は英語のままで」言えるようにするレッスンを受ける方法もあります。

暗唱もカランメソッドも、間違いなく効果があります。

ただ、1センテンス単位でもトレーニング可能な瞬間英作文と違い、暗唱は「この1センテンスだけを覚えて使えるようにしたい」というときには向いてないんです。ある程度の長さが必要。

「カランメソッド」もコンセプトにはすごく共感しますし、スパルタなトレーニングも最初は楽しかったので、1年くらい続けましたが、英文に古いものがあったり、「こんなセンテンス、日常会話では使わないっすよね…」というものもありました。メソッドがアップデートされていない気がします。


瞬間英作文も含めて、完璧&万人向けの学習法なんてないんですよ。だから、自分に合った(=自分が楽しめる)勉強法を見つけることがすごく大切なんです。そのためには、食わず嫌いせずに、いろんな勉強法を試してみたほうがいいなと。



瞬間英作文は不自然な英語が身につく?

通訳者の英語

続いて、


「瞬間英作文は、日本語から英語に変換するので、日本語的な発想の変な英語が身につく」
「英語と日本語では語順が違うので、瞬間英作文では、正しい英語の語順が身につかない」
「瞬間英作文をやると、日本語で考えるクセが抜けず、会話についていけない」


という件について。

ご存知の方も多いと思いますが、瞬間英作文はもともと通訳者のトレーニングの1つで、「口頭英作文」「クイックレスポンス」とも呼ばれています。特に日英通訳者の方々は頻繁に「日→英」をしている = 頻繁に瞬間英作文をしていると言えるはずです。

そこでお聞きしたいのは、



通訳者の英語は不自然ですか?



ってことです。

もし「瞬間英作文をやると不自然な英語が身につく」というロジックが正しければ、通訳者の英語はすべて不自然なはずです。

そんなわけないですよね。

同様に、



通訳者の英語の語順はおかしいですか?
通訳者は会話についていけてないですか?



2013年に【 オンライン英会話 】と【 瞬間英作文 】を並行して始めた頃の僕もそうでしたが、不自然な英語を話す人、語順がおかしい人、「日→英」の変換に時間がかかるので会話についていけない人というのは、単純にトレーニング不足・英語力不足なだけです。

そもそも、瞬間英作文がそんな悪影響しかないトレーニング法だったら、通訳者の間で広まるわけがないと思うんですよ。


逆に、考えてみたいことが1つあります。

「英語は英語のままで学ぶ」系のスピーキング向上トレーニング、上述した【 暗唱 】や【 カランメソッド 】を勧める方がおられます。

では、「暗唱やカランメソッドであれば、日本語を介さないので、不自然な英語は身につかない」と言えるのでしょうか?


外国語学習は必ず母国語の影響を受ける

例えば、日本人は「L」と「R」の発音が苦手ですよね。

ご存知の方も多いと思いますが、これは「L」も「R」も日本語にはない子音だからです。「L」「R」に近い音である「ラ行」で処理してしまうのです。

また、「彼は私に眠いと言いました。」を英語で言うと、「He told me that he was sleepy.」とかになるでしょうか。

英会話をやってる人は分かると思いますが、文法の「時制の一致」の概念を知っていたとしても、実際の会話では思わず「He told me that he is sleepy.」と言ってしまったりします。これも、日本語には英語のような時制の一致の概念がないからです。


言語学の白井恭弘教授の著書「外国語習得の科学」によると、


第二言語習得(Second Language Acquisition)における母国語の影響は「言語転移」と呼ばれています。つまり、学習者の母語の知識が第二言語に転移するのです。これは第二言語習得のあらゆる場面で観察することができます。発音、単語、文法、文化など、様々な形で母語の影響が現れます
【出典】外国語習得の科学(Amazon)(P.6)


つまり、どんな勉強のやり方をしたとしても、大人になってから英語を学び始めた場合、日本語の影響は確実に受けてしまうというわけです。

瞬間英作文をやらなくたって、日本語の転移を受けてしまう。

だったら、瞬間英作文をやってもいいし、英語を日本語に訳して理解したっていいんじゃないの?と思っていた矢先に出会った新書を次の章でご紹介。



「英語は英語のままで学べ」は時代遅れ?!

最新の言語教育の潮流はこれだ!

NHK「ニュースで英会話」の監修をされている通訳者の鳥飼玖美子さんの最新刊「本物の英語力」の第6講「訳すことの効用」に次のようなことが書かれてありました。

少し長いですが、外国語習得に関するメソッドの経緯が大事なのでお読み下さい<(_ _)>


海外でも、文法訳読は昔から行われていながら評判は悪く、もっと実践的に使えるようにとさまざまな教授法や学習法が考案されてきました。

第二次世界大戦後に流行した「オーディオリンガル・メソッド」は、パターン練習を繰り返すだけでは実際に使えないことが判明して衰退し、次の主流となった、「コミュニカティブ・アプローチ」は、コミュニケーションに使えるよう「正確性よりも流暢性」を重視したところ、文法や発音に難ありの結果となり、文法規則や音声など言語形式に焦点を合わせて指導する方法(Focus on Form)で是正しようという研究が始まって、もう20年以上になります。

「コミュニカティブ・アプローチ」では、もともと母語の使用は禁止してはいないのですが、英語圏で移民や留学生を対象に教える場合は、学習者の母語が多様なことから、学んでいる外国語(英語学習なら英語)を教室内言語として使用することになります。モノリンガル(一言語使用)の指導法といえます。
【出典】本物の英語力(Amazon)(P.79~80)


なんと、海外でも文法訳読が行われていて、評判が悪かったそうです。紆余曲折あって、モノリンガルの指導法、つまり「英語は英語のままで学べ」にたどり着くわけです。


ところが最近では、母語も使ってのバイリンガル(二言語使用)指導が見直されています

英語学習でも、これまではオール英語(All in English)が効果的とされてきましたが、無理して一言語にしなくても、必要に応じて母語を使用したほうが理解が早いという反省が生まれており、母語使用も積極的に認めることの重要性が生まれてきました

さらに進んで、海外の言語教育界では、「訳すこと」の効用が見直され、TILT(Translation In Language Teaching)として、「通訳翻訳を導入した外国語教育法」が盛んに研究され始めています
【出典】本物の英語力(Amazon)(P.80)


あれあれ?「必要に応じて母語を使用したほうが理解が早いという反省」「訳すことの効用が見直され」とありますよ。「英語は英語のままで学べ」は正義だったんじゃないですか?僕もさんざんそう刷り込まれてきたんですけど……

これって「鎌倉幕府の創設が実は1192年じゃなかった(Wikipedia)」くらいの衝撃ですよね。え、信じてたのに…みたいな。


文中の「TILT(Translation In Language Teaching 通訳翻訳を導入した外国語教育法)」が気になったので、Google先生に聞いてみたら、面白そうなWeb記事をたくさん紹介してくれました。

【参考】「Translation In Language Teaching(Google検索)

いくつか見ていたら、かのオックスフォード大学のWeb記事に行き着きました。そのままズバリ「Translation In Language Teaching」というタイトルの本を書いておられる応用言語学のGuy Cook教授に関する記事です。


It(Using translation) has lots of good effects. It can be used to aid learning, practise what has been learned, diagnose problems, and test proficiency. In any case, teachers can’t stop students translating – it is such a fundamental basis for language learning.

…(中略)…many students who began their studies through translation go on to become fluent and accurate users of the new language.

So what is wrong with it? Given all these apparent advantages, it seems most peculiar that the mainstream literature on language pedagogy and second language acquisition, has routinely dismissed translation as a desirable component of language teaching and learning for over a hundred years – without research, reasoning or evidence.
【出典】Translation in language teaching and learning


まとめますと、「訳すことには数々の効果があり、訳すことを勉強に取り入れている多くの学生が、第二言語を流暢に、正確に扱えている。……明らかなメリットがこれだけあるにもかかわらず、言語習得において、訳すことが、なんのリサーチもエビデンスもなく、100年以上も否定されてきたのは滑稽に思える」ってなところでしょうか。

「英語は日本語に訳してはいけない!」と耳タコで言われてきましたが、なんのリサーチもエビデンス(証拠)もないそうです。なんじゃそりゃ(笑)

Guy Cook教授の肩書に「author of the award-winning applied linguistics book Translation in Language Teaching(賞を獲った「TILT」という応用言語学の本の著者)」とあるので、TILT(通訳翻訳を導入した外国語教育法)においては非常に信頼されている応用言語学の教授ということになります。

そんな方が「訳すことを勉強に取り入れている多くの学生が、第二言語を流暢に、正確に扱えている」と仰るわけですから、先ほどお伝えした「瞬間英作文は、英会話に効果がない/不自然な英語が身につく」という人たちは、ただのトレーニング不足・英語力不足が原因である可能性は非常に高いと言えそうですよね。

また、TOEICkerの端くれとしては、Cook教授の「award-winning」を見た瞬間に、「設問で問われる!」と反応せざるを得ません(笑)


もう1つ別の記事を見てみましょう。


Learners of a foreign language do refer to their mother tongue to aid the process of acquisition of L2 or, in other words they "translate silently" (Titford 1985: 78). In light of this, translation into L2 can help them systematize and rationalize a learning mechanism that is taking place anyway.
…(中略)…
As for the contention that learners will never need to translate into L2 in their practical life, in many cases this is the expression of an ideal situation rather than a description of actual practice. It is arguably true that one needs native command of the target language when translating a text. However, in reality EFL learners need to translate into L2 to prepare them for what they might find outside the classroom.
…(中略)…
In summary, the arguments for using translation in the language classroom outweigh the arguments against it.
【出典】To Use or not to Use Translation in Language Teaching


リンク先の原文を読むと分かりますが、「L1」は母国語のことで、「L2」が習得中の言語を指すみたいです。「translation into L2」は「母語から習得中の言語に訳すこと」になります。また、「EFL」は「English as a Foreign Language(外国語としての英語)」の略語です。

どうですか?原文は長いので、(中略)でかなり端折りましたが、最後の締めで、訳すことを用いた授業を支持する主張のほうが「outweigh(まさっている)」とあります。

また、「母語から習得中の言語へと訳すことで、言語を学ぶ仕組みを体系化・合理化できるように促してくれる」というのは、英語学習者に置き換えて分かりやすくまとめると、「和文英訳をすることで、英語を体系的に・合理的に理解できるようになる」と言えるかなと。

瞬間英作文キタ━━(゚∀゚)━━!!

実際、瞬間英作文をやっていると、時制・文型・動詞の選択、語法、冠詞・単数形・複数形、動名詞・不定詞など、あらゆる文法事項に注意を払う必要がある(=体系的に文法を学べる)んですよね。

なので、やればやるほど文法的に正確に話せるようになると感じています。しかも、"瞬間"英作文なので、やればやるほど合理化して、考えることなく瞬時に英語が出てくるようになります。

それに、「TILT」の見地からすると、英語から日本語に訳しても全然OK牧場ってことですよね。誰だ、誰だ、誰だ―!「英語は英語のままで学ばないといけない」って言ったのはー?



「英語は英語のままで学べ」のデメリット


「英語は英語のままで学べ」のメリットを聞くことはあっても、デメリットって聞いたことないですよね。そもそも「英語は英語のままで学べ」にデメリットは一切ないのでしょうか?

僕は常識や通説を疑う枕詞「そもそも」が大好きです。物事を他の人たちとは違う視点でも見るようにし、他の人たちがやらないこと、でも世の中の役に立つことをしていかないと、ブロガーは淘汰されていく、というのもあります(;´∀`)

そんなことを考えていたら、見つけちゃったんですよ。「英語は英語のままで学べ」のデメリット。


「英語は英語のままで学ぶ」と○○が身につかない

昔、知り合いに英語ペラペラの人がいたんです。両親が英語を話せたので、小さい頃から、英語は英語のままで学んだそうです。

ところが、その人と一緒に英語の勉強をしていたときに、「日本語の□□って、英語で何て言うんですか?」って聞いたら、「んー何て言うんだろう?英語は英語のままで身につけてきたから、日本語でどう表現したらいいか分からないんだよね」と言うんです。

衝撃でした。

BGMには、YOUはSHOCK!(YouTube)が流れてきました。愛で空が落ちてくーるー。

僕もそれまでは「英語は英語のままで学べ」を神聖視していたんですよ。ですが、その人に「△△は英語で何て言うんですか?」、逆に「英語の▽▽は、日本語だとどう表現すればいいですか?」と聞いても、「えー、何だろう。分からない」という言葉が何度も返ってきました。

そうなんです。「英語は英語のままで」習得してしまうと、英訳・和訳のスキルは身につかないんです。

「いやいや、別に翻訳者になるわけじゃないし、英訳和訳のスキルは要らんよ」という声も聞こえてきそうです。それも確かに一理あるかもしれません。


英訳和訳のスキルは本当に不要か?

ですが、国内にいてTOEIC 800~900点くらいの英語力が身についてくると、それを公言していた場合、「英語ができる人認定」されてくるので、ちょっとした通訳や翻訳を頼まれる可能性が出てきます

僕自身、通訳翻訳の仕事は受け付けていないですし、本格的な通訳者や翻訳者になる予定も今のところないです。

それでも、友達は僕が900点ホルダーであることを知っているので、「香港の人と仕事でやりとりしてるんだけど、ツウさん、この文書を訳してくれへん?」といった感じで英訳・和訳を頼んできたりします。英語力が上がるにつれて、そういった機会はおそらく今後増えてくるでしょう。

そんなとき、上述の「英語は英語のままで」身につけてしまっていたらどうですか?

「すみません。通訳や翻訳はできないです」って言ったら、もう二度とその人から仕事はこないですよね。逆に、引き受けたとしても、ものすごく時間がかかるはずです。「瞬間英作文スキルは一日して成らず」ですから。


瞬間英作文は1つの立派な「スキル」になる

多くの日本人は英語を身につけていないので、国内にいた場合、中級レベルの英語力であっても、通訳・翻訳を頼まれる機会は多かれ少なかれ出てきます。

そして、通訳・翻訳を頼まれたとき、瞬間英作文スキルは重宝すると、今痛感しています。やっててよかった瞬間英作文。

瞬間英作文をやっていると、右脳ではイメージとして、左脳では「日本語の○○のニュアンスに近い英語は△△」と言語的に記憶されます。つまり、イメージとともに訳語がすぐに浮かんでくるんです。人呼んで「歩く和英辞典(イラスト付き)」。

日本語のニュアンスに近い英語を探し出して、瞬時に言えるように毎日毎日トレーニングしているわけですから、「英語は英語のままで」身につけた人とは、英訳の速さ・正確さが段違いのはずです。

通訳翻訳の相談を受けたときも、「○○という表現を使うと、ニュアンス的に△△と誤解される可能性もあるから、□□で表現したほうがいいかも」などと説明できるので、説得力も出てきます

しかも副次効果として、「日→英」ができると、その逆の「英→日」もできるようになるので、"日英"通訳翻訳だけでなく、"英日"通訳翻訳もできるようになります。脳って素晴らしい(*´∀`*)

そんなわけで、確かに瞬間英作文はできなくても英語は話せるようになります。英語学習者に必須のスキルではない。

ただ、国内に居続けるのであれば、瞬間英作文をやっておくことで、将来的に通訳翻訳で食べていける可能性も開けてくる(=食いっぱぐれない)ので、やっておけばつぶしが利くスキル、と言えるかなと。



結論


この記事を書き始めたときには、想像もしていない情報にたどり着くことができました。いやー、常識や通説を疑うのってホント楽しいですねぇ。

というわけで、2016年08月現在、僕が今回調べてきてたどり着いた結論としては……

瞬間英作文は、最新の言語教育の見地からしても、十分効果のあるトレーニング法と言える。

ただし、人によって好き嫌いはあるので、瞬間英作文が嫌いな人は、【 暗唱 】や【 カランメソッド 】などの他のやり方を選べばOK。また、「私は英語圏で仕事するので、通訳翻訳はしない」という人もやらなくてOK。あと、森沢さんの印税はどれくらいなんだろう?ということ(笑)

大切なことは、自分の経験を過信せず、世の中の常識も鵜呑みにせず、世界の第二言語習得や外国語習得のさまざまな情報にも触れつつ、

「自分はどういった英語力を身につけたいのか?」
「英語ができるようになったら、自分は何がしたいのか?」

と自問しながら勉強を続けることだと、今回のことで学びました。

瞬間英作文を始めようかどうしようか迷っておられた方の参考になれば幸いです(=゚ω゚)ノ



 
同じカテゴリーの記事

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

(この一行は、各ページ下部に固定表示するサンプルです。テンプレートを編集して削除もしくは非表示にしてください。)


PAGE TOP