瞬間英作文ではスラスラ言えるけど英会話だとスラスラ出てこない問題

瞬間英作文ではスラスラ言えるけど英会話だとスラスラ出てこない問題

対象:スピーキングの流暢さを上げたい/瞬間英作文学習者/オンライン英会話ユーザー 
読了:約6分(3846字) 
公開:2020-09/23 

ツイッター(@tsukun777)質問・感想・感謝・要望フォームからいただいたご質問やお悩みお答えるするカテゴリーを作りました。

特にご質問やお悩みはどんどん送って下さい!ガンガンお答えしていきます!(≧∀≦)b
 

質問・お悩み


今まで瞬間英作文で練習してきたのですが、最近オンライン英会話を始めました。ただ、瞬間英作文ではスラスラ言えるものの、英会話になるとなかなか英語が出てこないです。


といった感じのご質問をいただきました。

僕も2013年頃オンライン英会話を始めた頃、まったく同じ悩みを抱えていたので、非常によく分かります。歯がゆい感じ!


瞬間英作文でスラスラ言える文 ≠ マスターした文

瞬間英作文は、オンライン英会話と並行して今でもずっと続けていますが、確信していることの1つが、瞬間英作文でスラスラ言えるようになった文は、完全にマスターした文とは言えない、ということです。

自分の感覚的には、瞬間英作文で覚えたものがマスターしたと言えるレベルに到達するのに5つの段階がある気がしています。


◆瞬間英作文で練習した文の習得度合い

Level 1: 瞬間英作文で何とか言える
Level 2: 瞬間英作文でスラスラ言える
Level 3: 会話で「和→英」の変換スピードに時間はかかるけど何とか出てくる
Level 4: 会話で「和→英」の変換なくスラスラ出てくる
Level 5: 「Thank you.」くらい無意識レベルで出てくる


ある文を、瞬間英作文で練習しつつ英会話を続けていると、Level 3に持っていくのはそんなに難しくないと思います。ですが、Level 4~5に到達させようと思うとけっこう時間がかかるんですよね。

このレベルアップを加速するために、ぜひやっておいたほうがいいと考えているのが次の3つの勉强&トレーニングです。



解決策

(1) 自分説明書の作成&暗唱

write-note-pen-pc-headphone.jpg

現時点では、英会話の開始初期、流暢さを上げるのにもっとも即効性の高い方法は、「自分説明書」の作成とその暗唱だと考えています。

自分のあらゆることを英語で説明できるようにする。

この作業は、言うなれば就活の想定問答集の準備みたいなものです。

というのも、オンライン英会話初級者がよく話すこと、先生によく聞かれることって、実はだいたい決まっています。決まっているのであれば、あらかじめ準備しておけば対応可能です( ̄+ー ̄)b


英会話を始めた理由・将来の目標
自分の仕事内容(学生さんなら学業)
趣味、自分の興味あること
行ったことがある国、行きたい国
好きな食べ物
好きな映画・アニメ・本
自分の性格・体質
住んでいる地域や県民性
親・兄弟・友達について
自分の幼少時代・学生時代

※「オンライン英会話 初心者は「自分を英語で説明できる」ようになれ!」にはより多くの項目を記載しています。


これらを1トピック当たり100語くらいで英語で書き、暗唱でスラスラ言えるまで毎日反復します。暗唱でスラスラ言えるようになれば、当然ながら英会話でもスラスラ出てきます。

確かに、暗唱したものを思い出して言ってるだけなので、完全にマスターしたとは言えません。

ですが、暗唱したものであっても、相手に通じさえすれば、会話は成り立ちますし、何度も話していれば、徐々に文の習熟度Levelも上がってきます。

そして、暗唱でスラスラ言えるようになった自分説明書の数が増えれば増えるほど、スラスラ言えるフレーズや文の割合は増え、徐々にLevel 4~Level 5に到達するようになり、確実に流暢さは上がってきます


また、瞬間英作文本をやってきた方は、まったくの英語初心者と違って、和文から英文を作ることに抵抗はないはずです。

これは実はけっこうなアドバンテージで、英辞郎Weblio英語例文検索などを使えば、自分説明書は、英語初心者の方よりも確実に作りやすいはずです。

自分説明書の作り方についての詳細は次の記事で!

【参考】オンライン英会話 初心者は「自分を英語で説明できる」ようになれ!


(2) 英語で独り言

オンライン英会話を7年やってきて最も後悔していることの1つが「英語で独り言をもっと早くに始めておきたかったなー!(≧д≦)q」というものです。

英語で独り言は、上記の自分説明書ほどの即効性はないのですが、英語ペラペラをめざすのであれば絶対に取り入れておくべきトレーニングです。

去年くらいから、国内独学で英語ペラペラに到達されているYouTuberさんがどういう勉强&トレーニングをしてきたのかを調べてきたのですが、例外なく、英語で独り言をされています

最近はVellさんという方の次の動画を見て、改めて「英語で独り言って大事だな」「自分はVellさんほどできていないな」と猛省しました。




このミュージカル調の動画の2分47秒辺りで、Vellさんは「私は、一人でいるときは、ずぅーっと英語をしゃべっているの!ずぅーっと♪」と仰ってます。

スピーキングの流暢さって、その場で即興で英語を発した回数に比例するんですよね。それは相手がいようかいまいが関係ない。思い出すことで記憶は強化されるからです。

少し考えていただきたいのですが、オンライン英会話で1回25分のレッスンで、自分が実際に英語を話している時間ってせいぜい10~15分くらいだと思うんですよ。

ですがもし、その英会話以外に、独り言を毎日、トータルで10~15分やるようにすれば、単純に英語を話す時間は2倍になります。当然ながら、スピーキングの流暢さのレベルアップスピードも2倍になるわけです。

Vellさんみたいに、1人でいるときはずっと英語をしゃべっている状態にすれば、それはもう相当早いスピードで流暢さは向上していくはずです。僕はこの意識が低かったなと。

英語で独り言のノウハウは次の記事でまとめてあるのでぜひ!

【参考】オンライン英会話 スピーキングの流暢さを促進する「英語で独り言」


(3) Anki瞬間英作文

anki-website-22KB.png

英会話や英語で独り言をやり始めると、頻繁にぶつかるのが「あれ、○○って英語でなんて言うんだろう?問題」です。

独り言をしているときはネットや辞書で調べるわけですが、それだけだとしばらくすると忘れてしまうんですよね。

そこでお勧めなのが、「Anki」などのフラッシュカードアプリを使った瞬間英作文です。

Ankiは検索練習分散学習の仕組みを利用したフラッシュカード(単語帳)アプリです。

検索練習というのは、思い出す練習です。記憶って、思い出す回数が多ければ多いほど強化されるんですよね。


「覚えるために忘れる理論」によると、検索の力(=思い出す力)が下がることで、忘れていた事実や記憶を再び見つけたときに、より深い学習を促進するという。

……懸垂(けんすい)をすると筋肉の組織が破壊され、1日休息をとった後で再び懸垂を行うことで、より強い筋肉が形成される。これと同じことだ。(P. 58)


記憶を使えば記憶は変わる。それは、良いほうに変わる。

忘れることで、覚えたことがより深く脳に定着する。それは余計な情報をふるいにかけるとともに、覚えたことを一時的に断絶することで可能になる。

断絶した記憶をその後再び引きだすと、検索の力(=思い出す力)と保存の力(=覚える力)が以前よりも高まるのだ。(P. 61~62)




分散効果というのは、間隔を空けたり、復習回数を増やしたほうが効率的に覚えられるというものです。


一気に集中して勉強するのと、勉強時間を「分散」するのとでは、覚える量は同じでも、脳にとどまる時間がずっと長くなるのだ。(P. 97)


ある研究グループは、小学校3年生に足し算を教える時間を毎日1回設けることを10日間続けるほうが、毎日2回設けて5日間続けるよりもはるかに効率的だと実証した。

別のグループは、細胞、有糸分裂、染色体といった生物の定義を中学生が学ぶ場合、1回の授業で学ぶよりも、間隔をあけて複数回に分けて学んだほうが記憶に残りやすいことを実証した。(P. 109)


Ankiで瞬間英作文をやると、この検索練習と分散効果の理論を利用してトレーニングすることになるので、

● 自分が苦手な単語やフレーズ
● まだ使えるようになっていない文法や構文
● 早急に使えるようにしたいフレーズや短文

など、アクティブ化(使えるように)したいものを効率的に身につけることができるわけです。

カードの表面に和文(トリガー)を書いて、裏面に英文を書きます。そして瞬間英作文でトレーニング。


anki-toeic-didnt-jay.gif


瞬間英作文は今まで、2万4文以上やってきましたが、数をこなせばこなすほど、単語・フレーズ・構文・文法の引き出しが増えるので、「英語で言えない」が減ってきます

Ankiでスラスラ言えるようになったものを、英会話と独り言でガンガン使っていく。そして英会話や独り言で言えなかったものを、ネットや辞書で調べてAnkiに登録して瞬間英作文で回す。

このサイクルをずっと続けていくと、表現力の幅が広がり、流暢さも上がってきます

このAnkiの効率的に覚えていけるトレーニングに一度慣れてしまうと、瞬間英作文本を使ったトレーニングには戻れなくなってしまいます。Once you try it, there's no going back.

Ankiについては、次の記事を参考にしてみて下さい。

【参考】瞬間英作文を超効率化するフラッシュカードアプリ「Anki/AnkiDroid」
 
同じカテゴリーの記事

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

(この一行は、各ページ下部に固定表示するサンプルです。テンプレートを編集して削除もしくは非表示にしてください。)


PAGE TOP