ネイティブや世界中の人と気軽にやりとりできる添削SNS「HelloTalk」

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対象:オンライン英会話に慣れてきた/いろんな国の人とやりとりしたい/アクティブ語彙(使える語彙)を増やしたい 
読了:約9分(5247字) 
公開:2020-09/29 
関連:ライティングがお勧めな4つの理由 / ライティング便利サイト - HiNative - HelloTalk

HelloTalkは去年開始したのですが、正直なところ、自分で作った英文を添削してもらうのは「HiNative」で十分満足だったので、ほぼ使っていませんでした。

ですが最近、HiNativeにはないメリットが見えてきたので、まとめてみることにしました。
 

HelloTalkとは?


HelloTalkは、ひとことで言うなら、LINEやFacebookの言語学習者向け版です。

投稿したMoment(記事・日記)をお互いに添削し合ったり、コメントし合ったり、チャットしたり、連絡先を交換してスカイプなどでもやりとりできる、基本使用料無料のSNSです。

同じ添削SNSである「HiNative」と大きく違うのは、HelloTalkは他のユーザーとコミュニケーションが取りやすいところです。逆にそれがデメリットにもなる。詳細は後述します。




Pros(メリット)

世界中に友達を作れる

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HiNative」でも、いろんな人とやりとりはできるのですが、基本的にその場限りの付き合いなんですよね。フォローし合ったり、友達登録をする機能がないので。

それがHiNativeの良さでもあるのですが、添削だけでなく、世界中の人とと英語でやりとりもしたいなという気持ちが強くなってきたんですよね。それでHelloTalkをちょっと頑張ってみることにしました。

今は主に、デンマーク人とモロッコ人とスウェーデン人と、ゆ~っくり返信なチャットを楽しんでいます。やっぱりいろんな国の人の習慣や文化や考え方を知れるのは楽しいです(*´∀`*)


会話でよく使える表現を学べる

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オンライン英会話で、相手がどういう表現を使ったのかって、ほとんど覚えていないんですよね。

ですが、SNSだと、当然ですがやりとりが残ります

「Thank you.以外にもこういうった感謝の表現があるのか」「ネイティブはこういう言い方をするのか」など、会話でよく使う表現と、その使う状況を、文字情報で学べるんですよね。

また、「お、この応答表現使えるな!」「このフレーズ面白い!」と思ったら、お気に入り(Favorite)に残すことができ、あとで確認できます。タグ付けもできて便利。

もちろん、お気に入りに入れておくだけだとアクティブ語彙(使える語彙)化しないので、僕はAnki/AnkiDroidに入れて瞬間英作文でスラスラ言えるまで回しています。


オンライン英会話とは違う英語が身につく

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オンライン英会話を7年くらいやってきて痛感していることの1つに、オンライン英会話では身につきにくい英語力というのがけっこうあるということです。

なので、オンライン英会話以外で英語でコミュニケーションを取る機会を増やさないといけないと思うようになってきました。

HelloTalkを本格開始して1ヶ月くらい経ちましたが、勉強・練習するマテリアル、英語を使う環境、話す相手などによって、身につく英語&自分が使う英語ってけっこう異なってくるとあらためて思わされました。

TOEICと英検も身につく英語力がわりと異なると考えていますが、オンライン英会話とSNSも、コミュニケーションの仕方が違うんですよね。

SpeakingとWritingなんで当然ちゃ当然なんですけど、それだけじゃないなと。SNS特有のフレーズとかあったりしますしね。


スピーキングの正確さ&表現力が向上

即返答が求められる英会話と違い、SNSだとじっくり読んでじっくり返信できます。こちらのペースでコミュニケーションが取れる。

なので、正確な文法で書くことに意識がいきますし、英会話では使ったことがない語彙やフレーズも試しやすくなります

英検のサイトで、そのことに関する研究が紹介されていました。


アウトプット活動に限定して言うと,スピーキングよりもライティング活動のときに学習者は新たに学習した構文をより多く試す(Weissberg, 2000),

すなわちライティング活動のほうがより多くの言語定着の機会を学習者に与えることができると考えられるためである。(P. 186)

【出典】第二言語習得を加速させる流暢さのトレーニング(PDF)


なので、HelloTalkやHiNativeを利用することで、英会話でのスピーキングの正確さ、表現力も向上するはずです。

【参考】オンライン英会話ユーザーにライティングをお勧めする4つの理由



Cons(デメリット)

日本人多すぎ問題

「どうせやるなら英語ネイティブと友達になりたい」とみんなが思うわけですが、日本語を学びたい英語ネイティブに対して、英語を学びたい日本語ネイティブが圧倒的に多いんですよね。

添削はわりとしてもらえますが、英語ネイティブと友達になるのはそこそこハードル高いと思っておいたほうがいいかも。


すんごく時間取られる

SNSをやる人はもう気づいていると思いますが、英語でSNSをやっていてもめちゃくちゃ時間が過ぎるのが早いです。

英語で書いているので、確かに英語の勉強にはなっているのですが、他にも英会話とかいろいろ勉強やトレーニングはあるわけですよ。この点はやはり注意が必要です。


書いたものが消えることがある

頑張って長文を書いたのに、操作ミスで全部消えてしまうことがあるんですよね。下書きに残ったりしない。もう絶望的になります。

そんなことが何度かあったので、少し長めの文を書く際は、PC上でGoogle Docsで書いて(自動的に保存される)、スマホでGoogle Docsを開いて、それをHelloTalkにコピペするようにしています。

僕はスマホの入力が激遅いので、そこそこ長い文章を書く場合は、PCで入力したほうが速いんですよね(˜∀˜;)←旧人類


変な勧誘や詐欺に注意

HelloTalkに限らず、どんなSNSをやるときも気をつけておくべきことですが、「お金を貸してくれ」「投資してくれ(詐欺)」「日本での面倒を見てくれ」みたいなケースがあったりします。

僕はまだ経験はないですが、Meetupや他の言語交換サービスや外国人のいるSNSを利用している人たちの話を聞いていると、そんな怪しい話を聞きます。特に女性は狙われやすいっぽいですね。

なので、女性は当然ですが、男性も顔写真、本名、住所、電話番号、メルアド、LINE ID、Facebook、Twitterなどの個人情報は絶対に送らないこと

数ヶ月間何度もやりとりしてきた上で、信頼できる人だと思えたならアリかもしれないですが、個人情報をすぐに求めてくる人は、自分の経験上、胡散臭い人という感じがしています。

ただ、そういうアンテナを張っておけば、「ん?この人は言語学習者という感じがしないな。なんか臭うぞ」という第六感が、鬼太郎の妖怪アンテナばりに働くはず。


女性はナンパや変質者に注意


ナンパ目的の外国人も少なくないので、特に女性は注意が必要です。優しくしてくれたからと言って、いい人とは限らないです。

突然、写真・動画が送りつけられてきたら要注意。開いてみたら卑猥なものだったりするケースもわりとよく聞くので、絶対開かないこと。

上の動画と、次の記事はぜひチェックしておいたほうがいいです。

【参考】HelloTalk(ハロートーク)使い方【女性必見】楽学【たのまな】生活ブログ



コツ・注意点

プライバシー設定をする

HelloTalkだけでなく、SNSを初めるときにはまず第一にプライバシー設定を必ずするクセをつけておきましょう。

特にHelloTalkはデフォルトだといろいろ晒しまくっている状態で、僕からしたら、満員の海水浴場で素っ裸で歩いているようなもんですよ。露出狂ぉぉぉ~!(۳˚Д˚)۳

まずは「個人」→「設定」→「プライバシー」で、「都市を公開」「地方を公開」「位置情報を公開」をOFFに。

「年齢」はお好みでOFFに、「オンライン状況を公開」もOFFにしておいたほういいかなと。他の人に知られると何かと面倒。

「私を検索できる人」は、「両方の言語マッチ」をONに変更したほうが都合がいいかなと。

あと、女性は「同じ性別のみ」にしたほうがいいかも。よほど信頼できる男性以外とはあまり友達にならないほうがいいので。

この辺の設定は「【経験談あり】Hellotalk(ハロートーク)は危険?安全に使用する方法とは?」が見やすくて分かりやすいので、参考にされるといいです。


プロフィールをきちんと書く

まったくプロフィールを書かず、何の投稿もしていない人からフォローされたり、チャットされることがあります。

ですが、「この人、俺の何に興味を持ったんだろう(?_?)」「何を話せばいいんだろう?」という気持ちになってしまうんですよね。フォローバックする気になれない。

Lang-8をやっていたときから痛感していることですが、価値観の近い友達を作るためには、プロフィールを充実させることです。

また、趣味もなるべく具体的に書いたほうがいいです。例えば「読書」が趣味だとしても、小説好きの人と、僕みたいなビジネス書や実用書好きの人だとやはり話は合いにくいわけです。

「アニメ」「映画」もそう。SFが好きなのか、ホラーが好きなのか、コメディが好きなのか。特に好きな作品名をいくつか書いておいたほうがいいです。「ゲーム」も同じ。


特に、女性はプロフィールの一番最初に「No romance(恋愛目的お断り)」「I have a boyfriend.(彼氏持ち)」を入れておくといいです。少しでもナンパを減らせるかもしれません。

あと、女性がプロフィール写真を自分の顔写真にするのは、台所にラップせずに夕飯のおかずを置いておくようなもんです。ゴ○ブリが寄ってきますよね。彼氏との写真か、好きな動物か、好きな食虫植物の写真にしておきましょう。


5記事くらい投稿する

一切何の投稿もしていない人からフォローされることがあるのですが、どういう人か分からないのでフォローバックする気がおきないんですよね。

なので、誰かをフォローする前に5記事くらい投稿したほうがいいです。自分がどういう人なのかが分かるように。

プロフィールを書くときもそうですが、「自分はどういう人と友達になりたいのか?」、そして「どう書けばその人にフォローしてもらえるか?」を考えるといいです。

趣味だけでなく、「どういう性格の人と友達になりたいのか?」「その人が言語を学ぶ目的は何なのか?」。そういったペルソナを描いてみることで、プロフィールや投稿するネタも自ずと湧いてくるはず。


「タイムラインを検索する」がお勧め

正直、アプリの下部にあるメニューにある「言語友達検索」でお勧めされる人は、微妙だと思っています。「自分大好き!」って感じのセルフィーだらけのキレイな女性がベストマッチで現れたりするんですけど、ないな~(˜∀˜;)

それよりも、「タイムライン」→上段の「タイムラインを検索する」に自分の興味あるものや趣味の英語を入力して検索すると、そのワードが含まれる投稿がヒットします。

そこで見つかる人のほうが、趣味や価値観が合う可能性は高いはず。Lang-8を利用していたときはそうしていました。

例えば、ハローキティが大好きな人なら、「Hello Kitty」で検索すれば、世界中のキティラーの投稿が表示されるわけです。そこで彼らの過去の投稿をチェックして、返事をしてくれそうな人、かつ、誠実そうな人にコメントを残していくわけです。

もちろん、その前にこちらのプロフィールには「I love Hello Kitty.」とか書いておきます。

コメントしても無視されることはけっこうあります。それは単純にコメントに返信しない主義(?)の人もいますが、単に忙しすぎて返信できない人多いです。特に英語ネイティブの人たちは超人気なので、コメントに気づいていないことも多いっぽい。

なので、返事がなくても落ち込まず、自分と価値観や趣味の合った良い人に出会えるまで、いろんな人の投稿にコメントを残していきましょう(・∀・)b


Work first, play later


僕は「通知」を全部OFFにしています。

通知音が鳴ると気になってしまい勉強の妨げになるからです。僕はHelloTalkに限らずですが、基本的に大事な人以外はすべて、通知をOFFにしています。

SNSなどの遊びは、勉強やトレーニングなどその日のノルマが終わってから。でないとサボってしまいます。

上の「Time Management」のエピソードで、MJさんが「Work first, play later.(やるべきことを先にやって、その後で遊べ)」と仰ってました。ガッテンガッテン。


短文の添削ならHiNativeのほうがいいかも

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上述したように、添削サービスである「HiNative」はフォローし合うとか、個人メッセージを送り合う機能がないんですよね。

これは一見デメリットに見えますが、気を遣わずにいくらでも質問できる&添削してもうための投稿ができるというメリットがあります。

HelloTalkだと、投稿したときに、フォローしてくれた人のタイムラインに自分の投稿が流れるので、「あんまり頻繁に投稿したら迷惑かな」とか考えてしまうわけですよ。

ですが、HiNativeだと、そもそもフォローし合うという仕組みがないので、気兼ねなくいくらでも投稿できるんですよね。これがすごくいい。


HelloTalkはまだ始めて1ヶ月なので、メリット・デメリットともにまだ分かっていないことも多いと思います。このまま使い続けてみて、また何か気づいたことがあれば追記していきますね。



 
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