オンライン英会話 写真描写の効果的なやり方・コツ・注意点

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対象:フリートークやディスカッションには慣れたけど英語で描写するのは苦手/英語で独り言がうまくできない
推奨:英会話に少し慣れてきたレベル以上
読了:約12分(7405字) 
公開:2022-07/01
更新:2022-07/31 前置詞使い分けゲーム追記
関連:オンライン英会話 / 写真描写とは? - やり方・コツ・注意点 / 瞬間英作文 / 英語で独り言

この記事では、写真に映っているもの英語で描写するレッスンの準備の仕方・レッスンの受け方を詳細に説明しています。

オンライン英会話は、フリートークやディスカッションばかりでちょっと飽きてきた」
「多少は話せるようになってきたけど、目に映ったものを英語で表現するのが絶望的にヘタだと気づいた」

という方にお勧めです。

「写真描写とはなんぞや?」という方は、「オンライン英会話 中級者に写真描写をお勧めする5つの理由」を先にお読み下さい。
 

写真・イラスト描写にお勧めのサイト

DMM英会話 - 写真描写

DMM英会話-写真描写

DMM英会話(レビュー)の教材「写真描写」は、1レッスン当たり写真3枚 × 130レッスン(中級50+上級80)=390枚もの写真があるので、かなりたくさん練習できるなと。

2022年07月現在、写真描写中級のレッスン45まできました。

よく出るタイプの写真があり、そこでよく使う語彙やチャンク(フレーズ)はけっこうスラスラ出てくるようになり、英語で独り言でも使えるようになってきました。

ですがまだまだ全然足りないと感じています。最近「公式TOEIC L&R問題集8」を解いているのですが、Part 1の写真描写問題に「あー、この表現使えてないなー」というものがけっこうあるんですよね。


BBC News In Pictures

最近、エイゴックスの写真描写を丁寧にやってくれるネイティブの先生に「DMM英会話の写真描写の写真、似たようなものが多くてちょっと飽きてきつつある」と伝えたところ、「In Pictures - BBC News」をお勧めしてもらいました。

頻繁に写真が変わりますし、世界で起きているニュースの写真なので、ディスカッションにもなったりします。


Meme

まだ試していないのですが、最近思いついたのは、meme(ミーム)で描写するのもアリだなと。「funny memes」でググると、笑える写真やイラストがたくさんヒットするので、それで描写をすると楽しそうだなと。

Hilarious Memes
The 50 Funniest Memes of All Time
The Best Funny Memes

僕の今の英語力では、何が面白いのか分からないものも多々あるので(笑)、自分が面白かった写真だけ、チャットボックスにリンクや写真を貼って送って描写するといいかと。



検索が便利なメモアプリで準備


僕はディスカッションでは事前準備しないのですが、写真描写では前日にあらかじめ準備しています。

前日に準備して翌日にレッスンを受けることで、2回表現に触れることができるため、分散学習の効果が期待でき、より記憶に残りやすくなるかと。

【参考】言語学者「勉強スケジュールは分散したほうが効果的やで」分散学習


写真描写に限らず、僕は英文を準備するときは、カテゴリ分けや検索機能が便利な「Evernote」を使っていますが、別に何でもいいと思います。

ただ、過去に写真描写したものを参考にすることがあるので、検索機能が便利なアプリを使うことをお勧めします。僕は使ったことないですが、MicrosoftのOneNoteとかでもいいかも。

どうせなら、文法を自動的にチェックしてくれる「Grammarly」のほうが便利かもしれません。ただ、Evernoteと違って画像は貼れないですね……



写真描写の準備 6 Steps


それでは写真を描写するポイントをまとめていきます。


Step 1: メインと場所を描写
Step 2: 人物(体型→年齢→(髪→)人種)
Step 3: 人物(髪・服装・身につけているもの)
Step 4: 物(サイズ→触感→形→色→材質→目的)
Step 5: 背景・前景・横・上下
Step 6: 推測・仮定・意見


詳しく見ていきましょう。

Step 1: メインと場所を描写

最も目立つ人・ものがある場合は、次のように表現するといいかと。


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例えば↑の写真の場合。


The picture shows a girl writing in a notebook in a room.
写真には、部屋でノートに書いている女の子が写っています

In the photo, a young woman is taking a note at a cafe.
この写真では、若い女性がカフェでノートを取っています。


他にも次のような表現が使えます。


The photo/picture shows A (doing B).:写真には、(Bしている)Aが写っています。
In the photo, there is A (doing B).:写真には、(Bしている)Aがあります・います。
In the photo, I can see A (doing B).:写真には、Aが(Bしているのが)見えます。
In the photo, A is doing B.:この写真では、AがBしています。
This is a photo of A (doing B).:これはAの(AがBしている)写真です
This photo was probably taken at a cafe.:この写真はおそらくカフェで撮られています


Step 2: 人物(体型→年齢→(髪→)人種)

人物を形容詞で描写する場合は、体型→年齢→(髪→)人種の順番が良さそうです。髪は例えば、後ろから「with long blonde hair」と付け足してもいい。


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この↑写真なら、例えば…


a slender young brunette Caucasian woman

brunette:ダークブランの髪色の/ダークブラウンの髪色の女性
Caucasian:白人の

Netspeakで調べると、「young slender woman」だと、54件しかヒットしないですが、「slender young woman」だと、4,900件もヒットするので、こちらのこの順番のほうがはるかに頻繁に使われている(≒より自然に聞こえる)と考えられます。

また、「brunette young woman(169)」も一応ヒットしますが、「young brunette woman(947)」のほうがヒット数が多いですね。

一方、「young Caucasian woman(1,600)」はそこそこヒットするものの、「Caucasian young woman(185)」は少ないです。つまりyoung Caucasian womanのほうが、多くのネイティブにとってより自然に聞こえるはず。

こんな感じで、Netspeakを使うとどのコロケーションが最も自然かがある程度分かるので便利です。

また、形容詞の順番は次のような感じで覚えておくといいと、いつも写真描写を受けている先生に教わりました。


【形容詞の順番(OSAShCOMP)】

O - opinion (wonderful/horrible/incredible)
S - Size/Length/Height (small/big/tall/short)
P - Physical Quality (thick/thin/smooth/soft/hard/rough)
A - Age (young/middle-aged/older)
Sh - Shape (square/round/rectangular)
C - Color (white/red/yellow/green/blue)
O - origin (Caucasian/black/Asian)
M - Material (wooden/plastic/metal/leather/glass)
P - Purpose (cooking/cleaning)


ただ、ネイティブにいろいろ聞いていると、「常にこの順番通り」というわけではないそうです。強調したいものがあると手前にくるケースもあるとか。

基本的にはこの並び順が、多くのネイティブにとっては自然に聞こえる可能性が高い、程度に捉えておくと良さそうです。


Step 3: 人物(髪・服装・身につけているもの)

写真に人物が写っている場合は、その人の髪色・髪型、服装、身につけているもの、アクセサリーなども描写していきましょう。


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この↑写真なら、例えば…


A lady with long hair is wearing a shirt and a watch.
ロングヘアの女性がシャツと腕時計を身につけている。


「人 + with A」で「Aを身に着けた(の髪型・髪色をした)/Aを持つ人」という表現ができます。写真描写以外でも使えるので便利。ちなみに「腕時計」は「watch」だけでいいそうです。「wristwatch」は冗長に聞こえるっぽい。


A is wearing B. / A has B on.:AはBを着ている・身につけている・Bの髪型をしている。
A is dressed in B.:AはBを着ている。
A is putting on B.:AはBを着ようと・身につけようとしている。

A with B / A wearing B:Bを着た・身につけたA)
A dressed in B / A in B:Bを着たA


服装や装飾品については、「Clothes - Game to learn English」をやると、簡単なものは覚えられるはずです。


Step 4: 物(サイズ→触感→形→色→材質→目的)

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物を描写するときは、形容詞は基本的には「サイズ→触感→形→色→材質→目的」の順番になります。


On the left (side), there's a thick red leather book on a table.



Step 5: 背景・前景・横・上下

メインのものを描写し終えたら、次の黒枠内にある表現を使って、その背景にあるもの、手前にあるもの、左側・右側・上側・下側にあるもの、メインのものの近くにあるものを描写していきましょう。


In the foreground, ...:手前・前景には、Aが見えます。
In the background, ...:背景・後ろには、Aがあります。
On the left (side), ...:左側には、…
On the right (side), ...:右側には、…
Next to A, ...:Aの隣には、
Beside A, ...:Aのそばには


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In the foreground, there's a part of a cup of coffee on a table.
手前には、テーブルの上にコーヒーカップの一部が写っています。

In the background, there are some houseplants.
後ろには、観葉植物がいくつかあります。

On the left (side), I can see some windows.
左側には、窓がいくつか見えます。

Beside her, I can see a thick book with a red leather cover on a counter.
彼女のそばには赤い革表紙の分厚い本がカウンターに置かれているのが見えます。


Step 6: 推測・仮定・意見

一通り描写し終えた後は、「assumptions(推測・仮定)」「opinions(意見・感想)」を言うと、より表現力が増やすことができ、英語で独り言をするときにも役立ちます。


(It) Looks like she's studying something. Or she could be just doodling.
何かを勉強しているように見える。あるいは、ただ落書きをしているだけかもしれない。

It's possible that she's writing a love letter to someone she likes.
好きな人にラブレターを書いている可能性もありますね。


これくらいならわりとすぐにできると思いますが、時間に余裕があるときは、次のように壮大な妄想をするのもアリです。


At first glance, she looks like an ordinary young woman, but in fact, she might be a notorious fraud making a plan to deceive her next target.
一見すると、彼女は普通の女性に見えるが、実は次のターゲットを騙そうと画策する悪名高い詐欺師かもしれない。


どうですか?小説的な、面白い感じの表現しようと思うと、普通の写真描写や普段の会話では使わない語彙や表現を使う必要が出てくる≒アクティブ語彙(運用語彙)を増やすことができます。

また、「notorious(悪名高い)」みたいな大げさな形容詞を使うと面白くなりますし、表現力も高められます。僕は先生を笑わせるために試行錯誤しています(笑)。

【参考】英語で笑いをとるスキルを磨くことで得られる5つの効果



うまく添削してもらうコツ

レッスン前 or 開始時

エイゴックスEnglishTalkのようなSkypeが使えるスクールならレッスン前に、ネイティブキャンプなどの独自のビデオチャットの場合はレッスン開始時に、次の内容を伝えます。


I've been practicing describing photos in English lately, so today I'd like you to correct my sentences if you notice any grammatical errors or know better, more natural expressions..
最近このサイトを使って、英語で写真を描写する練習をしています。それで今日は、もし文法間違いがあったり、より良くて自然な表現があったら、文を訂正していただきたいです。

● 「最近~してる」を「I do ... these days.」(現在形)と書くと、ネイティブに「I've been doing ... lately.」(現在完了進行形)と添削されることが多い。
● grammatical errors > grammar errors > grammatical/grammar mistakes(ヒット数の多い順)


レッスン中

準備した英文を言うときは、間違っていたら先生が訂正しやすいように、ゆっくりと伝えてます

そして、英文を言った後、特に自信のない英文は、次のような質問でこまめに確認を取るようにします。


Is this (sentence) correct?
これは正しいですか?

Does this sound natural?
これは自然に聞こえますか?


また、辞書などで調べていて、2択で迷ったときは次のような聞き方もあります。


Or should I use A instead of B?
それとも、Bではなく、Aを使ったほうがいいですか

Or should I say A in this context/situation?
それとも、この文脈/状況ではAと言ったほうがいいですか?

A and B, which sounds more natural/native?
どちらがより自然に/ネイティブっぽく聞こえますか?

Would you mind explaining the difference between A and B?
AとBの違いを説明していただいても構いませんか?


文法事項について聞きたいときは、次のような聞き方があります。


Is this grammatically correct?
これは文法的に合ってますか?

Is it better to use the progressive tense or the present tense?
現在進行形を使ったほうがいいですか?それとも現在形?

Should I use the singular/plural form?
単数形/複数形を使ったほうがいいですか?

Does this adjective order sound natural?
この形容詞の並び順は自然ですか?


また、「同じ表現ばかり使っているな」「なんか他にもっといい言い方がある気がする」と感じたら、次の質問をしてみるといいです。


Is there any other way to describe this?
これを描写する他の方法はありますか

I keep using the word/expression ****. Is there another word/expression?
****ばかり使っているのですが、他に言葉/表現はありますか

Is there a better way of saying this?
これのもっと良い言い方はありますか

Is there anything else we could describe in this photo?
この写真で他に何か表現できることはありますか?


別の言い方を単語やフレーズで教えてもらったけど、フルセンテンスでどう言えばいいか知りたいときは次の質問。


Can you give me a full sentence (including ****)?
(****を含む)フルセンテンスで教えてもらえますか?


特に文法的に、表現的に自信のない英文は、言った直後に確認するようにしています。そうすると、間違っていたり、不自然な英文の場合はたいてい訂正してもらえます。

これらのテクニックは、写真描写だけでなく、普通のレッスンでも使えますぜ(`・ω・´)b

ただ、写真描写レッスンを100回くらい受けてきた経験では、写真描写レッスンは「添削してもらうのが前提」という空気になるので、講師の方々の「生徒の言った英語を訂正することへの抵抗感」がかなり薄れると感じています。



写真描写のコツ・注意点

前置詞の使い分けゲームをやる

prepositions-game.png

前置詞の使い分けと、物の配置を描写するフレーズをゲーム的に練習できるサイト「Prepositions - Games to learn English」を見つけました。

聞こえてきた音声通りに、物を配置していくゲームです。間違うと左側のお手つきマークが1つずつ減っていき、ゼロになるとゲームオーバー。また右側の time limit もゼロになるとゲームオーバー。

文法書を読んだり、YouTubeやTwitterとかでよく見かける前置詞の説明のイラストや動画は、確かに理解は深まりますが、読むだけ・見るだけでは、実践で"使える文法"は身につきません

スピーキングやライティングで直感的に使いこなせるようになるには、こういった思い出す必要がある「自己テスト(検索練習)」のほうがはるかに時間対効果が高いです。写真描写も思い出して書く・言う必要があるから効果があるんですよね。

このゲームは全部で8ラウンドありますが、まずは全クリ(全部クリア)できるまで、しばらく毎日やるといいです。毎日やると分散学習になるので徐々に、前置詞の使い分けが身についてきます。

result-prepositions-game.png

全クリできたら、今度は僕のScore: 47015、Time: 9m 22s、Accuracy: 98%を超えられるまで頑張って下さい。Twitter(@tsukun777)でスクショと共にご報告下さい!


Somewhere Streetでインプット

somewhere-street.jpg

写真描写について学べるマテリアルでお勧めなのは、NHK WORLD TVの世界を散歩する番組「Somewhere Street」くらいかなと。

一人称視点で街歩きをする番組なのですが、英語で独り言を言ったり、人や風景を英語で描写するのがメインなんですね。

なので、写真描写で使える単語やチャンク(フレーズ)がたくさん出てきます。

いくつかのエピソードはオンデマンドで視聴できるのでぜひチェックしてみて下さい。


英語力が高い講師は必須条件

なるべく英語力の高い講師を選んだほうがいいなと。

ディスカッションやフリートークは、英語力があまり高くない講師であっても、フレンドリーで聞き上手・リアクション上手な方であれば、会話を楽しめる(≒こちらのスピーキング量が増える)ので何とかなります。

ですが写真描写では、「There is scissor.(scissorは通例複数形にする)」「There is an equipment.(equipmentは不可算名詞)」など、冠詞・単複・可算不可算・時制などの文法事項がいい加減な講師はレッスンにならないんですよね……

英語力の高い講師を見つけるのはなかなか至難の業なのですが、講師の自己紹介動画をチェックして、アメリカ発音(orイギリス発音)が上手な講師を選ぶといいかもしれません。

「発音の美しさ」と「英語力の高さ」にはそこそこ相関関係があると感じています。

例えば、アメリカ発音が美しい講師は、たいてい過去にコールセンター勤務の経験があり、そこで発音の指導を受けていた&アメリカ人の顧客を相手にしていた(≒米語に精通している)可能性が高いです。

【参考】オンライン英会話 いい先生の選び方のコツ


ネイティブキャンプレッスン受け放題というメリットは大きいですが、講師を選ぶ余裕はあんまりないんですよね。講師の紹介動画を観ている間に他の人に取られちゃうのは「ネイティブキャンプあるある」かと(笑)。

ネイティブキャンプでは、いわゆる「講師ガチャ」感が非常に強く、英語力の高い講師に当たるとは限らないので、写真描写には向いてないと感じています。

なので僕の場合、ネイティブキャンプでは「スピーキング」や「5分間ディスカッション」がメインです。


写真描写レッスンの上手な講師

次のような講師が見つけられたらラッキーです。


● こまめに添削してくれる
● タイピングが速く、添削した内容をチャットボックスに書いてくれる
● 別の言い方・表現を教えてくれる
● 自分では気付かない箇所の描写もしてくれる


こういう素晴らしい講師がたま~~~にいらっしゃるのですが、レアポケモンです。伝説ポケモン級。

また、写真描写レッスンは女性講師のほうが向いている気がしています。特にファッション・髪型、色や模様に関しては女性講師のほうがアクティブ語彙(使える語彙)が豊富だなと。

【参考】The Science of Color: Do Women See More Colors Than Men?


僕は2022年現在、写真描写はエイゴックスのネイティブの女性講師と、EnglishTalkの英語力が抜群に高い2人の講師のレッスンを受けています。

ネイティブ講師で写真描写が上手な人を見つけられたらラッキーです。僕も最近ようやく1人見つけました。

どうしても見つからない場合は、英語力は高いけど写真描写に慣れていない講師を育てていくという選択肢もあります。上述した「うまく添削してもらうコツ」の質問を使って写真描写に慣れていってもらう感じ。


パラフレーズ(言い換え)しよう

同じ単語・フレーズばかり使っていると感じたら、アクティブ語彙(使える語彙)を増やすチャンス。

いろんな単語・フレーズを使うように意識していきましょう。

例えば「着ている」という場合、「be wearing A(Aを着ている・身につけている)」をよく使ってしまう方もおられるかもしれないですが、上述したように、次のような表現も使っていきましょう。


have A on:Aを着ている・身につけている
be dressed in A:~の服装をして・身につけている
A woman in a white coat is walking.:白いコートを着た女性が歩いている。


僕は「Collins」のSynonimsや、「Power Thesaurus」とかでよく類語、類フレーズ?を探します。


使いこなせるまでは詳細に描写

最初の頃はなるべく詳細に描写していきましょう。そうすることでアクティブ語彙(運用語彙)を増やせます。

脳科学者「思い出す&使うことで記憶は強化されるんやで」検索練習」でお伝えしたように、言語は使えば使うほど(思い出せば思い出すほど)流暢化します。


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例えば先程の…


A lady with long hair is wearing a shirt and a wristwatch.
ロングヘアの女性がシャツと腕時計を身につけている。


も、例えばこんな風にも表現できます。


A serious-looking young lady with wavy brunette hair is wearing a navy blue blouse and an analog watch with a brown leather band on her left hand.
ウェーブのかかった焦げ茶色の髪をした真剣な眼差しの若い女性が、紺色のブラウスを着ていて、左手に茶色の革製のバンドのアナログ腕時計をしています。


毎回ここまで表現する必要はないですし、別に1文で表現する必要もないです。2~3文に分けてもOK。

「on her left hand」も冗長と言えば冗長ですが、「腕時計などは「in」ではなく「on」を使う」ということを無意識にできるようになるまでは、あえて使う(→思い出す)ことで検索練習していくのはアリかと。


次の写真。


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例えば、この女性の写真をもっともシンプルに描写するとしたら、


There is an older woman in front of flowers.


とかかなと。ですがもうちょっと頑張って…


The photo shows an older woman in front of hydrangeas. She is wearing a white knit blouse and a stylish silver necklace. In the background, there's a small tree.
写真には、アジサイの前にいる年配の女性が写っています。彼女は白いニットのブラウスを着て、おしゃれなシルバーのネックレスをつけています。背景には、小さな木があります。


「flower」はもう絶対言えるじゃないですか(笑)。
というわけで、花の名前が日本語で分かりそうなら、英語で調べて使っていったほうがアクティブ語彙を増やせますよね。

紫陽花っぽいので、調べてみたら「hydrangea [hɑɪdréɪndʒə]」だそうです。知らんかった。

また、服の素材や模様・柄も、練習がてら詳細に描写するのもアリかと。「knit blouse (ニット生地のブラウス)(ネイティブに確認したら、過去分詞形にしなくていいらしい)」「short-sleeved (半袖の)」。


写真描写レッスンの準備と受け方は以上になります。質問や感想はコメント欄にぜひ!





 
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