[英会話] 話すことがない→初対面でも盛り上がる魔法の質問フレーズ7つ

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対象:small talk(雑談)が苦手/オンライン英会話は何とかなるけどリアル英会話ではどうしたらいいか分からない
推奨:全レベル
読了:約6分(3505字)
公開:2022-07/06
更新:2022-07/06 一部加筆・修正
関連:オンライン英会話 - 便利フレーズ200 - 質問

オンライン英会話では、基本的に先生が話を振ったり、質問をしてくれるので何とかなると思うんですよ。

でも仕事後に外国人の同僚と話すときや、パーティでの会話となると難しいという方も多いのではないかと。

正直、僕もそんなに得意ではないのですが、この数年、自分なりにいろいろ調べて実際に会話で使ってみて、「これは使えるな」と感じた質問をまとめてみました。
 

趣味・興味を聞く質問


相手の趣味を聞くとき、英会話テキストにはよく「What are your hobbies?」とかって載ってますよね。

でも、「Asking about Hobbies」でイギリス人のGina先生も仰ってるように、ネイティブは「hobby」って言わないなと(笑)。

通じるので英語初心者の方が使う分には問題ないと思うんですけど、中級者~上級者をめざすなら、やはりネイティブ的に自然な聞き方を身につけたいですよね。そこで次の質問。


What do you like to do (in your free time)?


DPS(Do People Say)YouGlishでいくつかの質問のヒット数をチェックしてみると、この「What do you like to do?(何をするのが好きですか)」が一番多かったんですよね。つまり、ネイティブに最もよく使われる質問ではないかと。

ただ、この質問は↑の動画のVanessa先生が仰るように、ちょっといきなり過ぎる、直接的過ぎる感じがあります。

なので、例えば自己紹介や挨拶などをした後、まずは自己開示として、自分の好きなことを少し話してから相手に振るようにすると、ちょっと和らぐんじゃないかと思ってます。


By the way, I like watching YouTube and reading. How about you(, ***)? What do you like to do in your free time?
ところで、私はYouTubeを観るのと本を読むのが好きなのですが、あなたはいかがですか?(***さん) 時間があるときは何をするのが好きですか?


あらかじめ自分の好きなことを伝えておくと、もし相手が同じ趣味だった場合はもうそこで話が盛り上がるというメリットもあります。

「What do you like to do?」を使い慣れてきたら、次の質問も使ってアクティブ語彙(使える語彙)を増やしていきましょう。


What do you do for fun?(趣味は何ですか?)
What do you enjoy doing?(何をして楽しみますか?)
What do you do in your free/spare time?(時間のあるときは何をしますか?)


「What do you do?」だけだと「仕事は何ですか?」という意味になるので注意。


What did you do yesterday?

上述したVanessa先生も仰ってますが、small talk(雑談・会話)の切り出し方としては、この「What did you do yesterday?(昨日は何をしていたの?)」のほうが自然な感じがします。

実際、ネイティブと会話しててもよく聞かれるなと。夜に話すときは「What did you do today?(今日は何をしていたの?)」、月曜日なら「What did you do this weekend?(週末は何していたの?)」もアリ。

ただ、この質問は自然な会話の切り出し方ではあるものの、必ずしも相手の好きなことや趣味を引き出せるとは限らないのが難点(笑)。「一日中仕事だった」みたいなケースもありますし。

そんな場合は、上述した質問で会話をつなげていくといいと思います。


What are you into now?

What are you into now?(今ハマっているものは何?)」もアリかなと。別の趣味や興味について聞ける可能性があります。

ちょっと話してから、もしくは少し仲良くなってからが特に使いやすい気がしています。



掘り下げる質問


相手の好きなことや趣味が分かったら、「That's nice!/Sounds good!(いいね!)」などのポジティブなリアクションをして、相手の反応を見ます。

相手がもっと話したい雰囲気だったらそのまま聞き続ければOK。ですが、もし会話が途切れてしまった場合の追加質問。

What's your favorite ***?

例えば相手が「アニメを観るのが好き」だったときは、「What's your favorite anime?(お気に入りのアニメは何?)」のような質問で深掘りするといいです。


音楽: What's your favorite music/artist/band?
映画: What's your favorite movie?
食べ物: What's your favorite food?
YouTube: What's your favorite channel?


「お気に入りはない」という人はいないので盛り上がるはず。この質問は無限の可能性を秘めている気がします。


What do you like about it?

映画・アニメ・音楽など好きなもののタイトルが具体的に分かったときや、相手が「テニスをやっている」「ギターを弾いている」「日本語を学んでいる」といった、スポーツ・楽器・言語などの習い事的な趣味をやっていた場合。

What do you like about it?(それのどういったところが好きですか?)」と追加で聞くと会話が盛り上がります。僕は英語でも日本語でもよく使います。

僕自身もそうですが、基本的に人間は自分の好きなことを話しているときが一番楽しい(笑)。


How do you like ***?


相手のしていることが自分の知らないことだった場合、相手が何か初めてのことに挑戦した、購入した、新しい趣味を始めた場合、旅行した国の話の場合、「How do you like it?(それはどんな感じですか?/どうですか?)」と聞くといいです。

Junさんのこの動画で知ってから使うようになったのですが、確かに話が弾むなと。

「How do you like ***?」を使い慣れてきたら、アクティブ語彙(使える語彙)を増やすために、次の質問も使っていきましょう。


What do you think of ***?(***はどう思う?)
How is it?(それはどう?)
How was it?(それはどうだった?)
How did it go?(結果はどうだった?)


What inspired you to do ...?

相手の趣味や習い事が判明したら、「What inspired/led you to learn Japanese?(日本語を学び始めたキッカケは何ですか?)」という質問も会話が弾みます。

相手の人となりも多少分かるので、かなり良い質問だと感じています。

Do People Sayで調べると、2022年現在「What inspired you to」は286ヒット、「What led you to」は128ヒットだったので、まずは前者を使いこなしていくといいかと。



あいづち・リアクションの注意点


質問して、相手が話したことに対して、こちらがノーリアクションだと、当然ですが盛り上がりません(笑)。

また、ネガティブなリアクションも基本的に控えたほうがいいなと。

最近知った研究なのですが、クイーンズランド大学心理学教授のロイ・ボーメイスター氏によると「関係を長続きさせるために最重要なのは「否定しないこと」」だそうです。

「賛辞と批判を受け取った時、人は賛辞に満足するよりも批判に執着する傾向」にある(the negativity bias(ネガティブ効果)。

これは夫婦の研究なのですが、どんな人間関係にも通じるなと。いつも注意やお説教ばかりしてくる人や、愚痴や不満ばかり言う人と一緒にいたくないですもんね。

また、たとえ読者さんのためを思ってのアドバイスだったとしても、ネガティブな言い方だと、フォローを外されるという経験を何度もしました(笑)。生粋の大阪人なのでついお節介しちゃうんですよね……

【関連】The Science of Conversation: 3 Ways to Boost your CQ


ポジティブなリアクション

特にアメリカ人相手だと、「That's nice.」「Great.」のようなポジティブなリアクションをするのが礼儀みたいなところがある感じがするんですよね。




ただ、ヨーローパの人たちから「アメリカ人は大げさ」という話もよく聞きます(笑)。


あいづち回数は相手に合わせるのがいいかも


今ちょっと調べていて見つけたんですが、↑の動画でArthurさんが「日本人は相槌が多い」と仰ってるんですよね。

アメリカ人(欧米人?)は、相手の相槌が多いと、逆に「話をちゃんと聞いているのか?」と感じるそうです。

実は僕自身も以前、エイゴックスのUSネイティブ講師の方に「相槌が多い」と指摘されたんですよね。

AtseigoのAtsuさんも「もう少し相槌を少なくすると、ネイティブっぽくなりますよ」と言われたそうです。


最近「ガッテン」で知ったのですが、日本人はどうも相手のうなづきが少ないと話しづらいと感じるようです。だから、聞くときも「聞いてますよ」と意思表示するために、頻繁にうなづいたり、相槌を打ったりするようです。

欧米人にとっても相槌は重要だと思いますが、日本人とは頻度ややり方が違うようですね。

Arthurさんは動画で「半分くらいに減らす」「相手が一文を言い終えたら相槌を打つ」ようにとアドバイスされています。

一方、1つ上の動画でJunさんが「人それぞれ」(8分21秒)と仰っています。Junさんは母親が日本人、父親がアメリカ人なので、日本人的な感覚があるからかもしれません。

悩ましいところですが、心理学の「Mirroring」を考えると、話している相手の相槌の頻度&やり方に合わせるのが無難なのかなと。

相手が相槌が少ないタイプなら、こちらも減らす、みたいな。僕はまだこんな器用なことできてませんが(笑)。



覚えたいフレーズ→Ankiが便利

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こういった英会話ですぐに使えるようにしたい質問・英文・フレーズがある場合、僕はフラッシュカード(単語カード)アプリ「Anki」に登録して瞬間英作文で回しています。

すぐに使えるようにしたいものや、苦手なものを集中してトレーニングできるので効率的に覚えていけるんですよね。

残念ながらiPhone版は有料でけっこう高いのですが、Androidユーザーの方は無料です。

なんかこうやって最後に紹介するとAnkiのPR記事みたいな感じがしますが、僕には一銭も入りません(笑)。ただのヘビーユーザーです。

【参考】瞬間英作文を超効率化するフラッシュカードアプリ「Anki/AnkiDroid」


「実際に使ってみたら話が弾んだよ!」「他にも、◯◯◯という質問を使うと会話が盛り上がるよ」という方は、ぜひコメント下さい(・∀・)/

 

 
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