勉強時間を測るだけで英語を続けられる?!レコーディングスタディ

clock-04.png

対象:英語初心者~/勉強が続かない/すぐにサボってしまう 
読了:約11分(6703字) 
公開:2015-09/21「英語を5000時間勉強したので継続のコツをまとめてみた」の記事から分離
更新:2015-10/25「2. 苦手を解決する時間(スキルポイント)の割り振り方」を追記、他部分的に加筆・修正 
photo credit: Augsburg (2) via photopin (license)

2007年に英語を勉強を開始して、2015年10月現在、約6600時間勉強してきました。

10~20代の頃、バイトも仕事も転々としていた僕が、20代後半頃から、今まで英語の勉強を続けてこられた理由の1つに、勉強時間を測ってきたから、というのがあります(・∀・)b
 

1. レコーディング・スタディとは?


レコーディング・ダイエットってありますよね。 これを英語学習にも活かそうよ、というお話です(・∀・)b

TOEICの勉強を始めた頃に『海外経験ゼロ。それでもTOEIC 900点』という本を読んだのですが、そこに「1000時間トレーニングすれば、900点は突破できる」と書かれてありました。

結果をお伝えすると、1000時間では無理でした(笑)

ですが、僕が数千時間も勉強を続けてこられたのは、単純な話、勉強時間を測ってきたからと言っても過言ではないんですよね。


また、英語圏の子供は5歳になるまでに17520時間英語に触れていますし(Morley, 1991)、英語「超」上級者の方々は、少なくとも2万時間以上は勉強されているようです。勉強の質ももちろん大事ですが、英語力の高い人ほど、投資している時間が多いのは間違いないと感じています。

【参考】準ネイティブレベルの英語力に到達するのに必要な勉強時間


勉強時間を測ることで得られる4つの効果

(1) 短期目標が作れる

「TOEIC 900点」「英語ペラペラ」という長期目標だけだと、英語の勉強を初めたばかりの方にとっては、ちょっと雲をつかむような感じだと思うのです。イメージしにくいし、リアリティを感じにくい。

そこで、最初は「100時間勉強する」といった、少し頑張ったら達成できそうな、計測可能な短期目標を設定すると、モチベーション維持につながります


(2) 上達を感じられる → 継続できる

例えば、1冊のテキストを、1日1時間で100時間=100日も掛けてトレーニングしたら、確実に何かしらの上達を感じることができます。上達を感じることができれば、継続できる → 継続は力なり(・∀・)b


(3) 自信がつく

100時間の勉強だけだと、テキストやトレーニングの内容によっては、劇的な英語力の向上は感じられない可能性もあります。

ですが、今まで勉強が続かなかった人が100時間を達成できると、「私、頑張ったな」という自信につながり、「よし、次はトータル200時間をめざそう」という意欲が湧いてきます。

こういう小さな自信の積み重ねが、自己肯定感を向上させ、より高い目標にチャレンジしようとする自分に変えてくれます


(4) 自分の弱点に気づける

僕は今TOEICのリスニングで400点前半で伸び悩んでいます。

ですが、900点前後の人の多くは、リスニングのほうがスコアが高いんですよ。僕みたいにリーディングのほうがスコアが高い人は少数派なんですよね。

それを不思議に感じたので、リスニング400点台後半を取得されてる方々に質問してみました。

すると、ほぼすべての方が、リスニングに費やしてきた時間が僕よりもはるかに多かったんです。
※ご協力いただいた方、ありがとうございました<(_ _)>

結局は僕は、リスニングを勉強してるつもりになっていただけで、全然聴く時間が少なかったんです。


勉強内容と勉強時間をメモる

English-Routeen-CheckSheet.jpeg
※クリックすると大きく開きます。

Studyplus(スタディプラス)」という勉強SNSサイト・アプリを使うと、勉強内容と勉強時間を記録しやすくなります。視覚的にも見やすくて楽しい♪

ただ、SNSはサービスがいつ終了する(=データが全部消える)か分からないので、エクセルや「Google スプレッドシート」(上図)につけていくのはいかがでしょう?Googleドライブだと、クラウドなので、出先でスマホでも編集できるので便利ですよ。

上図は、段と行を固定しているので、上のほうにある勉強内容が見られなくて恐縮ですが、

●シートの左側:テキスト名とトレーニング方式(シャドウイング・瞬間英作文など)
●マスの上段:その日に勉強する予定の分量(章・ページ数・反復回数など)
●マスの下段:実際にかかった勉強時間

を付けるようにしています。簡単な関数を使って、自動的に勉強時間が足されるようになってます。



2. 苦手を解決する時間(スキルポイント)の割り振り方



最近のドラクエって、スキルポイントというシステムがありますよね。戦士で攻撃力を上げたかったら、「ちから+5」みたいなスキルが獲得できるようにポイントを割り振ると思うんです。

そんな感じで、例えばリスニング力を上げたかったら、リスニングに多めにポイント(時間)を割り振るという発想をしてみて下さい。


【リスニング】

初級者(TOEICリスニング400点未満)

英語初心者の方は、まず月15時間(1日30分)以上を、英語を聴く時間に費やすことから始めましょう。

ディクテーション 】で聞き取れない音をふるいに分け、【 オーバーラッピング 】(CD・MP3音声に合わせて音読)で、その聞き取れない音をトレーニングしていく感じです。

これら両方合わせて、月15時間以上費やすことを目標にして下さい。徐々に聞き取れる割合が増えてくるはずです。

ただし、BGM的な聞き流しの時間はカウントしないで下さい。聞き流しはムダではないですが、ディクテーションやオーバーラッピングなどに比べたら実りは非常に少ないです。


初中級(TOEICリスニング400点以上)

このレベルになってくると、「そこそこ聞き取れるけど、音声によっては聞き取れないことも多い」というレベルだと思います。

聞き取れない英語を減らしてくために、月15時間(1日30分)、【 オーバーラッピング&シャドウイング 】などのトレーニングは必須です。

それに加えて、月15時間(1日30分)、多聴の時間を作って下さい。多聴の目的は次の2つ。


  • かろうじて聞き取れる状態の語彙を瞬時に聞き取れるレベルに引き上げるため
  • すでに聞き取れるレベルにある語彙を維持していくため


  • BBCラジオなどを聞かれてる方が多いですが、僕は「NHK WORLD English Live」を聞いています。自分が興味あるものを聴くのが良さそうです。

    【参考】「NHK WORLD TV Live」が中級者の多聴に最適な5つの理由


    TOEICスコアの向上に特化したい人は、今まで解いてきた『公式問題集や模試』を1.2~1.5倍速で解き直したり、新しい模試を解いていくのも『多聴』になるのではないかと思っています。

    いずれにせよ、リスニングに苦手意識を感じている人は、リスニングに費やす時間を2倍にするくらいの意識改革必要だなと。自戒の意味も込めて(笑)


    【リーディング】

    初級者(TOEICリーディング400点未満)

    リーディングが苦手な方は、月15時間(1日30分)以上を、英文を読む時間に費やしましょう。

    リーディングが苦手という方は、過去の僕もそうでしたが、そもそも毎日英文を読んでないという人が圧倒的に多いです(笑)

    それでもし、「毎日読んでるけど、リーディングのスコアが低い」という方は、おそらく「TOEICの英文を読んでいない」「文法が苦手」「精読をしていない」のどれかに該当するはず。

  • 英文法が苦手な人にこそ読んで欲しい!おすすめ文法書8選と勉強法
  • リーディング苦手な人は「精読」で道が開ける!精読の効果


  • 初中級(TOEICリーディング400点以上)

    Part 5・6の対策をやりつつ、毎日Part 7の英文を読むことで、僕のリーディングスコアは徐々に450点以上が獲れるようになってきました。ですので、読む時間は1日30分のままでもおそらく大丈夫です。

    これは推測ですが、リーディングは自分の読むスピードが上がれば上がるほど、30分間に読める量も増えてくる=30分間に維持・補強できる語彙数も増えてくる、からかなと。

    ただ、リーディングが400点を超えてきたら、タイムマネジメントが重要になってくるので、Part 7が苦手な人はPart 7を毎日時間を測って解くトレーニングも加えて下さい。

    【参考】TOEIC リーディングで時間が足りない!対策と勉強法 Part 7編


    【スピーキング】

    スピーキング初心者

    「英語が出てこない!」という方は、まず【 瞬間英作文 】を毎日30分以上やることをオススメします。

    毎日、瞬間英作文で英文を組み立てていると、英文を作ることに慣れる → 本番の英会話でも英文を作れる=話せるようになってきます。

    また、瞬間英作文で一度身につけた語彙・表現・文法・構文も、使わなければ忘却していきます。なので、最低でも毎日30分は英会話のレッスンを受けることをオススメします。

    20言語以上話せる多言語話者のベニー・ルイスさんも、ライフハッカー記事「10カ国語を話す筆者が推薦! 効果的な「外国語の学び方」」で、


    私は具体的な目標を定め、間違っても気にせず、毎日Skypeを使ってネイティブスピーカーと会話しています。
    …(中略)…
    生身の人と、今すぐに、理想的には毎日少なくとも30分以上、会話をしましょう。


    と仰っておられますが、自分的にもこれは確信しています。

    ランゲージ・エクスチェンジ」、駅前留学、喫茶店でのマンツーマン英会話など、何でもいいので毎日英語を話す環境を作るようにしましょう。個人的には、オンライン英会話だと、"月額"5000~6000円で毎日1レッスン(25分)受けられるのでコスパ高いかなと。

    【参考】オンライン英会話を500回受けたので効果と注意点をまとめてみた


    スピーキング初中級

    「仕事や趣味の話は何とかできるようになってきたけど、スラスラ言えない」という方は、お金と時間があるのであれば、英会話を1日2レッスン(50分)以上やってみて下さい。

    1日1時間くらいやると、英語モードの切り替わるスイッチが早くなり、流暢さも上がってきます。英会話をやる時間を増やせば増やすほど、流暢になり、「三単現のSを付け忘れる」「過去形で言いたいのに、areって言っちゃう」という文法ミスも減ってくるなと。結局、英会話(スピーキング)も慣れなんですよね。

    【参考】オンライン英会話 上達しない人によくある4パターンと改善策

    僕は2014年の夏から、毎日2レッスン受けるようにしました。おそらく、この一年でもっともよく話した相手は、日本人ではなく、フィリピン人です(笑)


    また、【 瞬間英作文 】の時間を増やしたり、好きな洋画・ドラマ・TEDなどのスピーチの長文素材の【 暗唱 】にも挑戦してみて下さい。

    今はTOEICのPart 3・4、英検のリスニングパートで暗唱をしていますが、暗唱をすると英語が出てくるスピードが格段に速くなるなと。あと、リスニング力も上がります。

    いずれは、スティーブ・ジョブズの「スティーブ・ジョブス スタンフォード大学卒業式辞 日本語字幕版 - YouTube」の長文暗唱に挑戦したいと思っています。


    【ライティング】

    ライティングはまだそんなに勉強していないので詳しくは書けないのですが、和文英訳教本の著者・小倉弘さんが「口語体は文章体を兼ねる」と仰っておられます。

    実際、話すことができれば基本的なライティングは何とかなるなと。SNSやメールでやりとりするくらいなら、まず問題ないです。

    ただ、英語的に「論理的な文章の書き方」は別途学ぶ必要があるなと。その辺もいずれまとめていこうと思います。乞うご期待(=゚ω゚)ノ



    3. まずは100時間をめざそう!


    slamdunk-anzai-100hours-01.jpg
    INOUE TAKEHIKO ON THE WEB | 流川楓・桜木花道フィギュア

    さっそく今日から、2~4ヶ月以内で100時間勉強をめざしてみませんか?(・∀・)b

    【参考】したい人、10000人。 始める人、100人。 続ける人、1人


    初心者は「1日1時間→4ヶ月で100時間」

    英語を始めようと思ってる方、もしくは「勉強を始めたけど、続かない」という方は、まず、

    ●1日1時間のペースで勉強を始め、
    ●4ヶ月以内に100時間

    をめざしてみませんか?

    1日1時間なので100日間で達成できます。4ヶ月以内なので、忙しくて勉強できない日があったとしても、約20日間はサボれる予備日があります(笑)。

    逆に休みの日など、勉強の気分が乗る日は、1日2~3時間とか勉強することで、早く100時間を達成できるようになります。

    もし「思ったよりも勉強できるぞ」となったら「3ヶ月で100時間」に前倒ししてもいいと思います。


    可能な人は「1日2時間→2ヶ月で100時間」

    現在、30分~1時間くらい勉強されている方は、この際1日2時間にして、2ヶ月で100時間を達成してみませんか?

    経験上、1日1時間→2時間にすると、英語の成長速度は3~4倍になります。

    1日2時間のペースでやると、50日で100時間に到達するので、約10日はサボれます(笑)。


    目標達成→ご褒美→勉強継続

    今「買おうかどうしようか迷ってるもの」はありませんか?もしあれば、上記の「目標を達成できたら買ってよし」という人参をぶら下げてみてはいかがでしょう?

    「特に欲しいものはない」という方は、普段は行かないリッチなレストランや、ケーキバイキングなどに行くという選択肢もあります。

    仕事や子育てとかで精神的に疲れてるときにやってしまいがちな、「日頃頑張ってる自分にご褒美」よりも、「目標を達成した自分にご褒美」のほうが、快感ホルモンであるドーパミンが大量に分泌される=勉強継続の推進剤になります。

    【参考】ヤル気物質「ドーパミン」をドバドバ出す方法 - NAVER まとめ


    300時間→500時間→1000時間

    clock-02.jpg

    トータル100時間を達成できたら、次はトータル300時間をめざしましょう。それも達成したら500時間、1000時間と進めていきましょう。

    また、余裕があれば、1日の勉強時間も2時間→3時間と増やしてみましょう

    社会人ですでに手に職のある人は、その技術も磨く必要があると思うので、英語の勉強は1日2時間くらいできるといいのではないでしょうか?

    また、「今、強みと言えるものがないので、英語をメインで頑張りたい」という方は、少しずつ勉強時間を増やしていって、毎日3~4時間勉強できる自分に変えていきましょう(・∀・)/

    こんな感じで勉強を続けていると、気がついたら僕みたいにトータル5000時間を超えてます。そして、これだけ英語を勉強すると、当然TOEICスコアの目標は確実に達成できてますし、英語力だけでなく、人としても確実に成長しているはずです(・∀・)b


    1万時間をめざす!

    総勉強時間が約1700時間になった頃(2011年1月頃)に、この本に出会いました。

    P.47に、次のようなことが書いてあります。


    世界に通用する人間に共通する”魔法の数字(マジックナンバー)”…1万時間である。
    …世界レベルの技術に達するには、どんな分野でも、1万時間の練習が必要だ。


    そこで、「僕も天才をめざそう!」ということで(笑)、次は1万時間をめざして勉強・トレーニングすることに決めました。

    そして、2014年5月1日現在、約5300時間に到達しています。

    僕のケースにおいては、今後どんなに質の高いトレーニングができたとしても、さすがに1万時間で”世界レベルの技術”に到達するのは不可能だと思いますが(笑)、「英語で飯を食う」ことくらいはできそうな気がしてきています(・∀・)b←取らぬ狸


    僕よりも高い英語力をお持ちの上級者の方々を見てますと、例外なく、僕よりも総勉強時間が長いんですよね。TOEIC満点ホルダーの方々のトータル勉強時間は、少なくとも僕の2~3倍はありますし、通訳者や翻訳者の方々は数万時間は勉強されてます。

    英語力が高い人ほど、英語の勉強時間が長いのは間違いないです。

    アインシュタインも、


    It's not that I'm so smart,it's just that I stay with problems longer.
    私は天才ではありません。ただ、人より長く1つのことと付き合っていただけです。


    という言葉を遺しています。

    また、サッカー日本代表の本田圭佑選手も、「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、インタビュアーに「あなたほど自分に厳しい人に会ったことがないと監督が言っていました。あなたの1日のスケジュールはどうなっているのですか?」と質問されたときに、次のように答えていました。


    おもしろくないと思いますよ。練習して、ごはん食べて、寝るだけです。
    ……僕はただトロフィーが欲しくて、サッカー人生のことだけを考えてきました。規則正しい生活が必要ならば、それを実行するのみです。不真面目なことはせずに。それが僕の生き方です。


    僕自身は天才やファンタジスタをめざしているわけではないですが(笑)、自分が選択している分野でそれなりのレベルをめざそうと思うと、投資時間が一番大事なのは間違いないなと。

    数年前、「自分探し」でいろんなことにチャレンジしていた僕が、英語に「選択と集中」するようになったのは、この「英語力が高い人ほど、英語の総勉強時間が多い法則」に気づいてきたからです。


    ちなみに、1日3時間を1年続けると約1000時間になり、それを10年続けると1万時間になります。

    今日から始めた人は、10年後、確実に違う自分になってるはずですよ。

    皆さんもぜひ、1万時間をめざして頑張ってみて下さい(=゚ω゚)ノ

  • (バイオリニストの)「一流」と「二流」を分かつものは何か?
  • したい人、10000人。 始める人、100人。 続ける人、1人
  • "天才"に生まれ変わる「10000時間の法則」 - NAVER まとめ




  • 3. 英語を身につける=自分を変える


    ここまでお読みいただけると、何となくお気づきいただけると思いますが、英語を身につけるためには、自分を変える必要が出てきます

    とは言え、決して僕は根性や意志がある人ではありません。そんな僕でも勉強を続けてこられたのは、自分が勉強しやすくなるように、勉強を楽しめるように工夫し、環境を整えてきたからです。

    皆さんにも、僕とはまた違った、自分が続けられるような仕組みを作れるはずです。自分が続けられる仕組みを探してみて下さい。それは自分を知ることにもつながる→自分の強みを活かした仕事ができるようになります。


    実は他にも、勉強継続のコツはあるのですが、作ってた記事があまりにも長くなりすぎたので、とりあえず最も効果的なものを先に投稿してみました。

    参考になれば幸いです(=゚ω゚)ノ

    英語を5000時間勉強したので継続のコツをまとめてみた」はお読みになられましたか?(・∀・)

     
    同じカテゴリーの記事

    コメント

    コメントの投稿

    非公開コメント

    (この一行は、各ページ下部に固定表示するサンプルです。テンプレートを編集して削除もしくは非表示にしてください。)


    PAGE TOP