三日坊主の僕が英語学習を10年・1万時間続けられた秘訣

勉強時間履歴

対象:TOEICや英会話の勉強が続かない/ついついサボってしまう/自分を変えたい/準ネイティブレベルをめざしている 
読了:約12分(7465字) 
公開:2015-09/21
更新:2018-03/29 部分的に加筆  
関連:英語を1万時間勉強したので継続のコツをまとめてみた

2007年に英語学習を開始してから、2017年に1万時間に到達しました

ですが、僕は学生時代、部活が続いたことがありませんでした。習い事も書道や空手や楽器などいろいろやりましたが、どれも続いていません(ノ´∀`)ノ

高校を卒業してからはフリーターで、30歳くらいまでいろんな職場を転々としました。今、自分で振り返ってみてもヒドイなと(笑)

ですが、唯一続いているのが、2007年頃から始めた「英語」です。

僕が英語を続けてこられたのは、スコアが上がることで成長を感じられたTOEICと「EnglishTalk」というスクールで出会った先生たちのお陰です。

ただ、それ以外にもう1つ大きな理由がありまして、勉強時間などを記録してきたことです。実はタイトルでネタバレしてたんです(笑)

この記事では「記録するようになった理由」「記録することの効果」「何を記録すると効果的か」についてまとめてみました。英語継続の一助となれば幸いです。
 

勉強を「記録する」ことで続けられた

あるTOEIC対策本との出会い

英語の勉強をボチボチやり始めた2007年に、『海外経験ゼロ。それでもTOEIC 900点』という本に出会いました。

非常に古い本なので、今はあまりお勧めではないのですが、その本に「1000時間トレーニングすれば、900点は突破できる」と書かれてありました。

それから勉強時間を記録するようになったんです。

結果をお伝えすると……

900点を超えるのに2000時間くらいかかりました\(・ω・)/

【参考】TOEIC 700・800・900点に必要な勉強時間と問題数の目安


ですが、当時「スタディプラス」などの便利なアプリどころか、スマホすらなかった時代に、「勉強時間を記録する」というアイデアを得られたのは『海外経験ゼロ。それでもTOEIC 900点』のお陰です。著者の宮下裕介さんには感謝しきれません。


天才たちとの出会い

総勉強時間が1700時間に到達した2011年1月に、マルコム・グラッドウェルの「天才!」という本に出会いました。


世界に通用する人間に共通する”魔法の数字(マジックナンバー)”…1万時間である。…世界レベルの技術に達するには、どんな分野でも、1万時間の練習が必要だ。(P. 47)




影響を受けやすい僕は、天才になるために(笑)、1万時間をめざすことにし、実際2017年12月に1万時間に到達しました

結果をお伝えすると……

世界に通用していませんし、世界レベルの技術にも達していません(ノд`)゚・*:.。.
TOEIC 950点英検準1級ホルダーなんてゴロゴロいますし。

ですが「1万時間の法則」のお陰で、僕は1万時間勉強を続けることができました。

また、TOEIC満点・英検1級・IELTS 8.5で現在アメリカの大学に留学中のサラさんの学習履歴を始め、上級者の方々の勉強量を目の当たりにしてから、英語力が高い人ほど、英語に費やしている時間も多いと感じるようになってきました。


ある同時通訳者との出会い

1万時間に到達する前、同時通訳者の関谷英里子さんの本に出会いました。


勉強時間20,000時間の末に出た答えが書かれています。(旧版P. 6)




上には上がいた(笑)

また、2016年に第二言語習得に関する本を読んでいて、考えさせられる研究に出会いました。


言語学習の天才と言えば幼児だが、彼らは5歳児になるころまでに、17,520時間の母語によるインプットを受けていると言われている(Morley, 1991)(P. 32)




これらのことから、言語習得において、1万時間は全然たいしたことないと思うようになってきました。そんなわけで、トータル2万時間をめざして頑張ります(・∀・)/

ちなみに、1日3時間勉強すると、1年で1,000時間、10年で1万時間に到達します。いつ始めるか?今でしょ。

【参考】準ネイティブレベルの英語力に到達するのに必要な勉強時間



「記録する」ことで得られる5つの効果

(1) 短期目標(小さな成功体験)を作れる

英語学習はなかなか上達を感じにくいですし、TOEICハイスコアや英検合格という「中期目標」は達成するのに1~3年くらいかかるので、途中で息切れしてしまいがちです。

そこで、アメリカでベストセラーになった、超一流の人たちを研究されている心理学者、アンダース・エリクソン教授のアドバイスをご紹介しておきます。


何時間もそんなふうにして集中して練習する意欲をどうすれば維持できるのか。

とても効果の高い方法を1つアドバイスしよう。

たとえわずかでも自分が上達していることがはっきりと分かるサインを、常に確認できる状況を作っておくことだ。長い旅路を達成可能な目標に分割し、1つずつ達成していく。

達成するたびに自分にちょっとしたご褒美を与えるのもいい。(P. 236)




もちろん、勉強時間や勉強日数を記録すること自体は、直接、英語力向上にはつながりません。

ですが、例えば勉強時間を記録すると、50時間、100時間、500時間という具合に、勉強日数なら50日、100日、オンライン英会話なら50回、100回…といった「短期目標」を作ることができます。

そしてそれらに到達する度に小さな成功体験を得られるようになり、それが勉強を続けるモチベーションになります


小さな勝利には驚くほどの力があることが、大規模な調査で明らかになった。本当の意味での勝利そのものの大きさに比べると、不釣り合いに思えるほどだ。

……「小さな成功を収めると、また別の小さな成功を得ようとする力が発動する」小さな成功は、ささやかな成功をパターン化させることで大きな変化を起こし、さらに大きな成功にもう少しで手が届くを思わせる。(P.201)




Great oaks from little acorns grow. 大きな樫の木も小さなどんぐりから育つのだ。


(2) 自制心が鍛えられる

僕は30歳頃まで、毎日かなりダラダラ過ごしていました。毎日ダラダラとテレビを見たり、ゲームをしたり、夜更かしすることもしょっちゅうありました。

ですが、英語の勉強を通して、いろんなことを記録し続けてきたことで、少しずつ早寝早起きするようになり、テレビを観なくなり、規則正しい生活が送れるようになってきました。

正直言うと、改善点はまだまだあります(笑)

ですが、10年前と比べると成長したかなと。


心理学の分野でも、「細かく計画を立て、記録し、達成度を自分で管理する」ことが自制心を鍛えるのに有効であると多数の研究で報告されています。

かつて、「レコーディングダイエット」なるものが流行したことがありましたが、私はこのダイエット法で減量に成功する人が多かったのは、「日々摂取した食事とそのカロリーを継続的に記録し、体重を確認する」ことを通じて自制心が鍛えられたという面もあったのではないかと考えています。(P.93)




(3) 自信がつく

ぶっちゃけ、100時間や100日勉強したとしても英語力がすぐさまドーンと大きく伸びることはないですし、オンライン英会話を100回レッスン受けたくらいでは「ネイティブ並みにペラペラ」にはなりません。

ですが、勉強するために早寝早起きし、スマホ・テレビ・ゲームの誘惑を断ち切ることで、まず自制心が磨かれます。

そうやって、「勉強することや続けることが苦手だった自分が、100時間・100日・100回も続けることができた」という事実は、間違いなく、自信になります

達成できたことが1つ1つ増えるにつれて、自分の自信も高まってきます。


また、100時間ではそれほど成長は感じられないですが、1,000時間勉強すると確実に英語力は伸びますし、オンライン英会話のレッスンを1,000回やると、そこそこ話せるようになります。

【参考】オンライン英会話を1000回受けたので効果と注意点をまとめてみた


当然ですが、英語力が伸びれば、自信につながります

学生時代から何も続けられず、超絶☆ダイナミックに三日坊主だった僕は、英語のお陰で「自分もやればできるんだ」という自信がつきました


著名な心理学者であるフロリダ州立大学のバウマイスター教授らが過去の研究をまとめた丁寧なサーベイ(調査)によって、……学力が高いという「原因」が、自尊心が高いという「結果」をもたらしているのだと結論づけたのです。(P.46)




「自分に自信がない」という人は、英語力を高めていきましょう。英語力に比例して、自己肯定感も高まってきますよ。


(4) 挫折ストッパーになる

1,000時間勉強すると、オンライン英会話を1,000回やると、後に引けなくなります(笑)

英語を勉強していると、伸び悩む時期(プラトー)が何度も何度もやってきますし、英語上級者と比較して「自分の英語力はなんてショボいんだ」と何度も何度も落ち込みます。

ですが、勉強時間や勉強日数や英会話のレッスン数を記録しておけば、「自分の人生において、これだけ英語の勉強に捧げてきたんだ。ここで辞めるのはモッタイナイ」という気持ちになります。これが挫折ストッパーになってくれます。


(5) 改善点に気づける

2017年に、社会生態学者のピーター・ドラッカーのある格言に出会いました。


What is measured improves.
計測することで改善できる。


上述したように、僕は英語の勉強時間を測ってきました。

最初の頃は1日15~30分くらいでしたし、TOEICスコアや英語力が伸び悩んだときは数週間~数ヶ月サボることもありました(笑)

ですが毎年、月間の目標勉強時間を決めて、少しずつですが、月間の勉強時間を増やしてきました

今は1日4~5時間で、月120~140時間勉強するのが普通になっています。


また、2015年にリスニングに苦手意識を感じていたとき、多聴多読学習者のyukoさんのブログ記事「リスニング3000時間の感想」に出会いました。


リスニングが出来ないと嘆いていた頃、実際のリスニング時間は月10時間も満たなかったと思います。

聞きとれない教材を繰り返し聞くのが苦痛で一日10分も続けられなかったのですが、スクリプト付きの音源を毎日リスニングをするようになってからは、聞けば聞くほどリスニング力が上がってくることを実感しました。

月10時間で年120時間と、年600時間(1日約1.6時間)ペースでは、3年間で1440時間もの差が開きます。リスニングを習慣付けることが大事だと感じました。


僕は当時、月に15時間くらいしか聴いていなかったんです。英語を聞く時間が圧倒的に少ないことに気づき、リスニングの時間を2倍に増やしました

その結果の1つとして、2017年にはTOEICリスニング満点が取れました



何を記録するといいか?

勉強時間

勉強時間履歴
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まず、勉強時間はお勧めです。

僕は1万時間を超えるのに、11年かかりましたが、1日3時間、毎日サボらずに勉強できれば、10年で1万時間に到達できるので僕に勝てます(笑)

また、単純に1日の勉強時間、1ヶ月の勉強時間が増えれば増えるほど成長速度も上がってきます。

「もうすでに数百時間勉強しているから、今から記録していっても遅い」ですって?

いやいや、2万時間まではまだまだたっぷりあるので(笑)、今からでも遅くはないですよ。It's never too late!


勉強日数

後悔していることがありまして、その1つが、勉強日数も計っておけばよかったなと。

まずは、21日間勉強することをめざして下さい。


毎日練習することのもうひとつの利点は、それが習慣になることである。

練習するという行為は、そのための時間をつくり、何かを上達させることだから、それ自体がスキルである。もっとも重要なスキルといってもいいだろう。

複数の調査で、新しい習慣が確立するには約3週間かかることが判明している。(P.77)




あと、「人生で何日間、英語学習に捧げてきたのか」が分かったら面白いと思うんですよ。それに、「3年頑張れば1000日回峰行」とか「27年で1万日」とかセルフお祝いできます。


TOEIC・英検の正答数

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TOEICや英検を毎回受けるというのも、1つの「記録」になります。ですが、毎回テストを受けるのは難しい方もおられるかと。

そこで、TOEICkerの方は「公式問題集や模試」を解いた日付とLRの正答数を、英検で勉強されてる方は過去問を解いた日付と素点を記録してみて下さい。

僕は1~2ヶ月に1回、TOEICの公式問題集や英検の過去問を解くようにし、正答数を記録してきました。

1~2ヶ月に1回、模試や過去問をやって、正答数を記録し続けていくことで、自分の成長を見える化できます。

成長を感じられる → 勉強を続けられる → 継続は力なり。

1~3ヶ月程度の勉強では上がらないですが、半年くらい毎日勉強していれば、正答数は必ず上がってくるはずです。

もし上がらない場合は、勉強のやり方が間違っている可能性があります。

【参考】TOEICスコアが伸びない人によくある9パターンとその対策


オンライン英会話のレッスン数と時間

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ネイティブキャンプ」「DMM英会話」「レアジョブ英会話」だと自動的に表示されますが、レッスン数と時間をカウントするといいです。

僕は2012年に「EnglishTalk」でオンライン英会話を始め、2018年にネイティブキャンプも並行して始め、現在1985回レッスンを受けてきました。

スピーキング力を伸ばすためには、レッスン外の【 瞬間英作文 】などのアクティブ(使える)語彙・文法を増やすトレーニングも必須です。

【参考】瞬間英作文を超効率化するフラッシュカードアプリ「AnkiDroid」


ただ、教習所では車を運転すればするほど、スポーツや楽器は練習すればするほど、頭で考えなくても体が自動的に動くようになってきますよね。

英会話も同じで、100回、500回、1000回とこなすにつれて、瞬間英作文で身につけた文法・構文・フレーズが自動化してくるので、頭で考えなくても口からスラスラ出てくる英語が増えてきます

【参考】オンライン英会話を1000回受けたので効果と注意点をまとめてみた


多聴した時間

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TOEIC 900点英検準1級を取るまでは、「精聴精読」をメインにしたほうが挫折しにくいと考えています。

【参考】多聴多読を100万語やったので注意点をまとめてみた


ですが、そのレベルに到達してきたら、逆に多聴多読を始めていかないと、上級者にはたどり着けないと感じるようになってきました。

英検で有名な植田一三先生が、著書でリスニングの時間について触れておられました。


できるだけ生の英語にチャレンジし、1日に最低1~2時間はリスニングする必要があります。

……英語圏へ行けば、1日に最低6時間ぐらいは英語を聞くのに対して、日本で英語を勉強している人はリスニングの絶対量が少な過ぎるのです。……どんなに少なくても1日に1時間は生の英語を聞くように心がけましょう。(P.129)




そして、このブログであちこちでご紹介している、「字幕なしで観ることのできる映画がかなり増えてきた印象」というレベルに到達されている多聴多読学習者のyukoさんは、4000時間の多聴をされています。

上述した「5歳児の17,520時間」は雲の上過ぎるので(笑)、yukoさんの多聴4000時間をめざそうと考えています。

ただ、僕の今のリスニング力では、洋画や海外ドラマ、オーディオブックの多聴は厳しいんですよね。

また、カジュアルな会話力&雑談力を身につけたいので、「VOA Learning English」などのフォーマルな英語ニュースは、今はあまり聴きたくないんですよね。

そこで、洋画や海外ドラマよりも易しい番組が多い「NHK WORLD TV」と、ネイティブのカジュアルな会話が聴ける「Speak UP Radio」で、生の英語の多聴をしています。

【参考】英語「超」上級者は例外なく多読していた件


多聴多読した語数

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英語を1万時間勉強してみた結果、量(勉強時間)は確かに大事だけど、質(勉強内容、やり方)も大事だと感じています。

そこで、その質を高めるためのアイデアの1つが「多聴多読した語数を記録する」ことです。

英語力が高い人ほど、精聴精読よりも多聴多読の割合が多いはずなんです。

だったら、1ヶ月間で、多聴多読でエンカウントした単語数を記録することは、質の向上につながるのではないかと思ったんです。


また、準ネイティブレベルへの到達には数千万語の多聴多読が必要だと考えています。

実際、上述したyukoさんはネイティブレベルの語彙力をお持ちなのですが、2016年の時点で多聴多読合わせて5165万聴いて&読んでおられます

そのyukoさんが、ネイティブレベルの下限である2万語に到達されたのが、2012年01月(20600語)だったんです。

それで「多読10年間のまとめ」にあるグラフの「語数/年」の2011年をチェックしてみたら、多聴多読は約2000万語に到達されていました。

というわけで、まずは多聴で1000万語、多読で1000万語をめざしていこうと考えています。

ちなみに2018年現在は「英語ニュースサイト」の、語数をカウントしやすい「Newsela」を中心に、1日3,000語以上読むようにしています。

【参考】英語「超」上級者は例外なく多読していた件



何に記録するといいか?


スタディプラス」を利用すると、勉強時間が記録しやすく、視覚的にも楽しめますが、勉強日数や多読で読んだ語数はカウントできません。

また、万一サービスが終了してしまうとデータはすべて消えますし、SNSアプリが増える → SNSに費やす時間が増える → 勉強時間は減るんですよね(笑)

なので、今は「Google スプレッドシート」にのみ記録しています。PCからでもスマホからでも更新・編集できるので便利ですし、Googleとマイクロソフトがサービスを終了しない限り大丈夫です。




 
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