オンライン英会話 効果を200%にする使い方&予習・復習のやり方

82-オンライン英会話使い方-01

対象:オンライン英会話初心者~/オンライン英会話の効果的な受け方を知りたい 
読了:約16分(9524字) 
公開:2016-08/16 
更新:2016-09/30 部分的に加筆・修正 
オンライン英会話とは? - 初心者 6つの準備 - 便利フレーズ200 - 使い方・予習・復習 - 軌跡 - 上達しないパターン / 瞬間英作文

2012年に「EnglishTalk」で【 オンライン英会話 】のレッスンを受け始めてから、今日で1272回目になりました。

そこで、「オンライン英会話ってどういう風に受けたらいいの?」「オンライン英会話を始めたけど、どう活用していったら効果的?」という方のために、予習・復習のやり方も含めてまとめてみました。

自分が今まで試してきて「これはプラスになった」と感じたものを、なるべく具体的に詳しく書いてみたので、「オンライン英会話のレッスンを充実させたい」という方の参考になれば幸いです(・∀・)/
 

1. 予習

素材は「ニュースで英会話」がお勧め

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オンライン英会話では、各スクールでその日のニュース記事が提供されていたりすると思いますが、特にこだわりがなければ、個人的には「ニュースで英会話」をお勧めします。

理由は次の4つ。


❖ ニュースで英会話がおすすめな4つの理由 ❖

(1) 日本語訳がある(→ 正確に理解できる)
(2) 英文の解説が充実している(→ 文法力&読解力向上)
(3) 音声が聴ける(→ リスニング力向上)
(4) 背景知識も身につく


1つ1つ解説していきます(・∀・)/

(1) 日本語訳がある

海外のニュース記事とかだと、日本語訳がないですよね。ある程度英語力があると、確かに日本語訳がなくても大丈夫なのですが、本当に正確に読めているのかどうか。

少なくとも、TOEICのリーディングパートで450点以上獲れてない方は、「正確に読めている」とは言えないかなと。

リーディング450点前後でも、TOEIC対策本の日本語訳をチェックすると「あ、ここってそういう意味だったのか!」と自分の解釈が間違っていたことに気づくことがけっこうあるんですよ(;・∀・)


(2) 英文の解説が充実している

「ニュースで英会話」は、登録しないとけないのは面倒ですが(無料)、各記事の下部に「センテンスごとに学ぶ」というボタンがありまして、それをクリックすると、1センテンスごとの解説ページにジャンプします。

そこでは、語彙・文法・文構造の解説があるので、英文をかなり正確に理解することができるようになります。正直言って、ここまで丁寧に英文を解説しているマテリアル(素材)は、有料のものでもめったにないなと。


(3) 音声が聴ける

ストリーミングではありますが、音声も聴けるのが素晴らしいと思います。特に「リーディングは得意だけど、リスニングは苦手(>_<)」という人にありがちな「読んで理解することはできるけど、聞き取れない単語がたくさんある」という症状の改善に最適。

「読めるだけでなく、聴いて理解できる英語力」を向上させるためには、音声を聴いて「音の連結・消失」のストックを増やし、【 オーバーラッピング&シャドウイング 】などでトレーニングして、聴いて理解できるレベルに持っていくことが大切だと感じています。

なので、音声付きの素材でトレーニングしていくことを強くお勧めします。


(4) 背景知識も身につく

「ニュースで英会話」では、語彙や文法の解説の他に、そのニュースの背景知識、今回のニュースに至るまでの経緯なども解説されてあるので、時事問題に強くなります。この辺も素晴らしいサービスだなと。


以上、4つの点で「ニュースで英会話」を猛プッシュさせていただきました<(_ _)>

それでは予習のやり方へGo!(・∀・)/


Step 1-1:通読

まずは、ニュース記事を辞書なしで通読してみましょう。

現在の英語力でどれくらい読めるのか?どれくらいのスピードで読めるのか?を把握することが大切。

スマホをお持ちの方はストップウォッチ系のアプリ、PCを利用しているなら無料ソフト「SGウォッチ」を使い、時間を測って読むといいですよ。

ちなみに、「速ければいい」というものではなく、文頭から返り読みせずに、内容を理解できるスピードで読むようにして下さい。返り読みしていると、いつまで経っても正確に速く読めるリーディング力が身につかないです。


Step 1-2:現在のリーディングスピードを算出

毎回でなくてもいいので、定期的に自分の読むスピードを測るといいです。

そうすることで、半年~1年後、読むスピードが向上していることに気づける → 成長を感じられる → 勉強を続ける励みになる → 継続は力なり

TOEICスコアだけでなく、総勉強時間数、リスニングに費やした時間数、今までこなしたテキストの数など、何でも数値化して、エクセルなどに記録しておけば、自分の成長を客観的に見ることができるのでお勧めです。

【参考】英語を5000時間勉強したので継続のコツをまとめてみた


手順としては、まずそのニュース記事の単語数を数えて下さい。

ニュースで英会話」などのオンライン上の記事であれば、単語数が調べられるWebサービス「Word Counter」にコピペすると便利ですよ。

そして、次の公式を使って、WPM(Words Per Minute:1分間に何語読めるか)を算出してみましょう。


その記事の単語数 ÷ 通読にかかった秒数 × 60 = WPM


例えば、その記事の単語数が「270 words」で、読むのに「180秒」かかった場合は、「270語 ÷ 180秒 × 60 = 90 wpm」になります。

このWPMの数字を、今日の日付けとともに残しておきます

そして「毎月1日に測定する」といった感じで、1ヶ月に1回でもやっておけば、毎日継続して英文を読むようにしていれば、1年後には確実にWPM(=読むスピード)が向上しているはずです。
※難しい英文に当たるときもあるので、数字は常に右肩上がりにはならないことをあらかじめお伝えしておきます(笑)


Step 1-3:精読

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photo credit: Writing via photopin (license)

「リーディングは苦手だけど、いずれは「Time」や「Newsweek」などの海外ニュースを読めるようになりたい!」というはという方、ぜひ【 精読 】(英文解釈)を取り入れて下さい。

精読は面倒な作業ではありますが、僕の印象では、英語力の高い人ほど、辞書・文法書を引いている回数が多いです。

実を言うと、僕は学生時代、英文を読むのが苦手で、苦痛で苦痛でたまりませんでした。返り読みでしか読めませんでした(笑)

ですが、2010年の夏にTOEICの勉強を本格的に開始したとき、一念発起して、リーディングパートの英文を「精読した上で10回読む」というトレーニングをやり始めました。

約35模試分やってきた結果、リーディングパートで450点前後が獲れるレベルまで上達してきました\(・ω・)/
※僕はTOEICを勉強してない期間もあったので、R450点は10~20模試分で到達できるはずです。

僕の英語力はまだ中級レベルですが、上級者になろうと思うと、精読は必須と言えるかなと。

ちなみに、このブログで言う精読とは、次の5つをチェックする作業のことです。


◆ 精読で大切な5つのチェック項目 ◆

(1) 発音・アクセント、音の連結・消失
(2) 語彙の意味・品詞
(3) 文構造
(4) 文法・構文
(5) 類語の違い・使い分け(中級者向け)


リーディング素材なのに、発音やアクセントも調べるのは、先程もお伝えしたように、「読めるけど、聞き取れない」という症状を改善するため(防ぐため)です。

また、語彙だけでなく、文構造や文法も一億人の英文法・Forest』などの文法書を使ってきちんと調べて下さい

言語学者の白井恭弘教授が、著書「外国語習得の科学(Amazon)」で、


十六歳以降にアメリカに移住した人(=大人になってから英語の勉強を始めた人)については適性テストの得点が高い人だけ、つまり文法分析能力の高い人だけが英語ネイティブに近いレベルまで達した(P.63)


というピッツバーグ大学の調査結果を紹介しておられます。

実際、TOEIC 900点前後の僕も、公式認定証(アビメ)の「R5(文法が理解できる)」は毎回90%前後を取得してますし、満点ホルダーの方々は、僕よりも文法に強いです。

なので、ネイティブレベルに近い英語力を身につけたいのであれば、文法を勉強すべし

【参考】英文法が苦手な人にこそ読んで欲しい!おすすめ文法書8選と勉強法


また、精読のやり方については、次の記事を参考にしてみて下さい。

【参考】リーディング苦手な人は「精読」で道が開ける!精読の効果



Step 1-4:自分の意見をまとめる


精読で英文を理解したら、その記事に対する自分の意見・考えをまとめてみましょう。その記事の主張・政策・計画について、賛成か反対について書くのがやりやすいかもしれません。

賛成であれば「I think it's a good idea」「I agree with this opinion」などで始め、反対であれば「I don't think it's a good idea」「I disagree with this opinion」で始め、「because...」でその理由を説明していきましょう。

英語は「主張 → 具体的な理由・根拠」を明確にする言語です。「I think...」で始めたら必ず「because...」でその理由を説明するクセを付けてしまいましょう。

最初は慣れないと思います。

仕方ないんですよ。僕ら日本人は「わざわざ理由を言わなくても、相手が察してくれる」「理由を論理的に説明すると「理屈っぽい…」と引かれる」「失敗した理由を説明すると「言い訳するな」と怒られる」という環境で育ってきたんですから(笑)


それでも、毎日「I think...because...」で説明するようにしていたら、理由を考えるクセがついてきます。

数年前に、友達に「ツウクン、最近説明うまくなってきたよね。ハタチの出会った頃は、何言ってるかサッパリ分からんかった」と言われたんですよ(笑)

実は30歳の頃に、論理的思考(ロジカルシンキング)に関する本や、説明する技術に関する本を読んで、コールセンターで働いていたときにお客さんに分かりやすく説明できるように試行錯誤していました。

また、人にブログを読んでもらうためには、「もっと読みたい!」「面白い!」「ためになる!」「分かりやすい!」といった文章を書かないといけないので、この数年で本当にいろんな本を読み、いろんな書き方を試してきました。

なので、論理的に説明する技術は後天的に獲得できる = 努力次第で身につけられると感じています。

実際、アメリカ人YouTuberのRachelさんが動画「Being OPINIONATED! - YouTube」で、アメリカ人が自己主張する理由を説明されていて、とても興味深いです。


アメリカでは強い主張を評価する傾向にあり、また、議題に詳しくなくても、特に意見が無くても、賛成か反対かをハッキリしなければいけないような雰囲気があります。

学校の国語の授業では、数え切れないほど論証文を書かされました。議題の解説、主張、肉付け文、結論、あらゆる議題(銃規制、死刑、妊娠中絶, etc...)についてエッセイを書きます。

どちらか一方の立場(賛成・反対)で自説を主張し、論理的思考と自己主張力を養うのが目的です。

【出典】Being OPINIONATED! | Japanese vs American culture(0m40s~)



外国人の意見で、「日本人は自分の意見がない」「意見を言えない」「議論のときに、感情論で話すことが多く、論理的に話すのがヘタ」というのをよく聞きます。

日本人は基本的に「和をもって尊しとなす」を大切にしていますし、対立する意見が出てきても「う~ん、どちらの言い分も分かるなぁ」と感じることはけっこうあると思うんですよ。

だから、アメリカ人みたいに「例えケンカになっても、Yes か No かをハッキリさせる」必要はないんじゃないかと思いますが、それでも、英会話をしていれば「What do you think?」と自分の考えを求められる機会は頻繁に出てきます。
※もちろんすべてのアメリカ人が議論好きなわけではないです。すべての日本人が勤勉でないように。

また、時と場合によっては、Yes か No かをはっきりさせないといけないときもありますし、ひとこと物申さないといけないときも出てきます。

なので、「主張 → 理由説明」のトレーニングを通じて、論理的に、かつ、説得力のある説明が英語でできる日本人になってやろうじゃないっすか!ヾ(゚Д゚ )



2. レッスン

Step 2-1:レッスン前に記事のURLを送る

レッスン開始前に、もし「ニュースで英会話」の記事を使うのであれば、スカイプのチャットボックスに、


Hi, ****! Today, I would like to talk about the article
http://....(記事のURLを貼り付ける)
with you. I'm looking forward to it.

(こんにちは****さん!今日は記事「...」について、あなたと話したいです。楽しみにしています。)


とあらかじめ入力して送っておくといいかなと。

少し英会話に慣れてきて、発音を矯正していきたい方は、次のような一文も添えておくといいと思います。


I'm going to read it aloud at first,
so if you notice a pronunciation mistake, please correct it.
最初に音読をするので、
もし間違った発音があったら、訂正して下さい。

※read aloud 音読する/ at first 初めに / notice a mistake 間違いに気づく / correct (間違いなど)を訂正・修正する



Step 2-2:レッスンを録音する

レッスンを録音することをお勧めします。「自分の声は違和感があるので聞きたくない」という方もおられると思います(僕がそうです)が、レッスンを録音することで5つの効果があります。


❖ 英会話レッスンの録音 5つの効果 ❖

(1) 自分の発音・文法の間違いに気づける
(2) 自分が言いたくても言えなかったことを確認できる
(3) 先生の聞き取れなかった英語を確認できる
(4) レッスンの復習になる
(5) 将来その録音を聞いたときに「昔はこんなひどかったのか」と成長を感じられる(笑)


ギターの教則本を読んでると「自分の演奏を録音しましょう」みたいなアドバイスがあったりするんですよ。それは結局、録音して、自分の演奏(会話)を客観的に聞くことで、改善点が明確になるからなんですよね。

レッスンの録音には、スマホのボイスレコーダー系のアプリを使ってもいいのですが、音質が悪かったり、音量が小さかったりするかもしれないので、無料のPCソフト「Moo0 ボイス録音器」を使うといいですよ。PC上で鳴っている音声を録音してくれるソフトです。

中央にあるメニューは「すべてのPC音と声」を選択し、録音時の音量が小さいと感じたら、「増幅」の項目を20~40%くらい上げてみるといいです。レッスンで使ってみる前に、あらかじめ自分の音読を録音して、きちんと録音できるか試してみるといいと思います。

また、「ファイル名」は「2016-0815-英会話レッスン」のように、「日付+何か」で入れておくと時系列に並んで後で確認しやすいですよ(・∀・)b


Step 2-3:語彙・表現を書き留める

たいていの方はすでにされているかもしれないですが、僕はレッスン中に次の4つをメモするようにしています。


◆ 英会話でメモしておくべき4つのこと ◆

(1) 英語で出てこなかった語彙・表現
(2) 初めて知った語彙・表現
(3) 発音間違いに気づいた単語
(4) 先生が訂正してくれた英文


会話しながら入力するのが難しい状況なら、


Sorry. One moment, please.
Let me write it down.
すみません、ちょっと待って下さい。書き留めさせて下さい。

※let me do... ~させて下さい / write A down ~をノートなどに書き出す


などと伝え、メモしておくといいですよ(・∀・)b

おそらく(2)~(4)はすでにメモされている方も多いと思います。意外と忘れがちなのが(1)。「『高齢化』って英語でなんて言うんやろう?」という状況。頻繁にあると思います(笑)

会話が弾んでて途中で止めたくない場合は、日本語でメモしておいてレッスン後で調べるようにしています。

ですが、「それを言わないと会話が進まない!」「どうしても言いたい!」という状況もあると思うんですよ。

そんなときは、


I don't know how I say it in English,
so let me look up the word in a dictionary.
英語で何と言ったらいいのか分からないので、
辞書で単語を調べさせて下さい。

※「it」は今自分が英語で言いたい、頭の中にある日本語を指している。/ how I do... どのようにして~するか / look up A in a dictionary 辞書でAを調べる


と言って、「英辞郎」「weblio英和和英辞典」などで調べるといいと思います。


また、新しく学んだ語彙・表現・センテンスは、リアルノートにメモしてもいいですが、「Evernote」「Google Keep」などのメモアプリ・Webサービスに記録しておくのはお勧めですよ(・∀・)b

この2つは、「PCソフト(Evernote)/ブラウザ上(Google Keep) ⇄ スマホアプリ」で同期できるので、PC上でメモして、通勤・通学中にスマホで確認などができて便利です。


後ほど触れますが、レッスン中に「これ使えるようになりたい!」と感じた語彙・表現は無料フラッシュカード(単語帳)アプリ/ソフト「AnkiDroid/Anki」に「表に日本語、裏に英語」で登録して、瞬間英作文で何度もまわせば、すぐに使えるようになりますよ(・∀・)b


また、PCを利用する場合、「ブラインドタッチ」ができると、先生と会話しながら入力ができる(&英文タイピングも速くなる)のでマスターしておくと重宝しますよ♪



3. 復習

スピーキングを伸ばしたい → 暗唱・瞬間英作文

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スピーキングとリスニングを同時に伸ばしたい人は、【 暗唱 】や【 瞬間英作文 】がお勧めです。

(1) 今日学んだ語彙・文法を瞬間英作文でアクティブ化

今日のレッスンで学んだ語彙・文法・センテンスは、無料フラッシュカード(単語帳)アプリ/ソフト「AnkiDroid/Anki」に「カードの表側(Front)は和文、裏側(Back)は英文」で登録して瞬間英作文でトレーニングするといいですよ。

今日学んだすべての語彙・文法・センテンスを登録するとなると、膨大な数になるかもしれないので、自分が最優先で言えるようにしたいものを中心にカード登録していくといいと思います。

会話や長文でないとやりにくい「暗唱」と違って、「瞬間英作文」は「この単語(文法・表現・センテンス)は速攻で使えるようになりたい!」というときに便利なんですよね。

【参考】瞬間英作文が劇的にやりやすくなる自作ノート・Ankiの作り方(概要編) / (実践編)


(2) 言えなかった意見を英作文でまとめる

「いじめの問題について意見を聞かれたけど、答えられなかった」
「日本人の自殺が多い理由を聞かれたけど、なんて言っていいか分からなかった」
「日本人が勤勉な理由を聞かれたけど、考えたこともなかった」


というのは、「英会話あるある」だと思います。

「自分が話せるようになりたいこと」はもちろんですが、「よく聞かれること」も自分の意見を日本語でまとめて英作文して(essayで)まとめおくといいなと。ライティング力も向上しますし。

まとめるのは「Evernote」でもリアルノートでもOKです。一度まとめておけば、次の英会話の際に、手元に置いといて、もし言えない場合は、ノートを見ながら言うことができます。つまり、カンペにもなる。


(3) 気に入ったニュース記事を暗唱

「これは丸まま言えるようにして、会話のネタにしたい!」と思えるニュース記事であれば【 暗唱 】するといいです。

暗唱でスラスラ言えるようになるまで、しばらく(1週間くらい?)トレーニングを続けていると、実際の会話でも言えるようになってきますよ。


リスニングを伸ばしたい → オーバーラッピング

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「リスニングが苦手!もっと聞き取れるようになりたい!」という方は、スキマ時間に「ニュースで英会話」のストリーミング音声に合わせて、【 オーバーラッピング 】(英文を見ながら音声に合わせて音読)をするといいです。

回数の目安としては、1日3~5回を、10~30日くらい毎日やる感じで。「つまらずにスラスラとなめらかに言えるようになるまで」が理想

自分でスラスラ言える音声は、より正確に聞き取れる音声になります。また、オーバーラッピングだと、英文を読みながらやるので、リーディング力も伸びますよ♪

【参考】シャドウイングとオーバーラッピングの違い、効果的な学習方法と注意点


リーディングを伸ばしたい → 精読+10回読む

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「リーディングが苦手」「読んで理解できる語彙を増やしたい」という方は、レッスンが終わったら、


今日使ったそのニュース記事を

(1) きちんと【 精読 】した上で、
(2) 「毎日1回読む」のを最低10日間続ける


というトレーニングを実践してみて下さい。間違いなく、リーディング力が伸びます


まず、上述しましたが、不明な語彙・文法、理解できない文構造を放置して英文を読み続けてもリーディング力は向上しません。般若心経を100回読んでも、内容をきちんと理解できるようにはならないのと同じです。

きちんと精読した上で読むことが大切です。

【参考】リーディング苦手な人は「精読」で道が開ける!精読の効果


また、英語を勉強されている方は、おそらく「忘却曲線(Google)」って聞いたことあると思うんですよ。「1日後には74%を忘れてしまう」というヤツです。

自分の7000時間の英語学習経験では、この忘却曲線はわりと正しいと感じています。初めて学んだ単語や文法は、翌日復習しないと、かなりの確率で忘却するなと。

逆に、今日学んだことを翌日から数日間、復習するようにしていると、記憶に残りやすいんですよね。

精読でほぼ100%理解した英文を繰り返し読むことで、その英文で学んだ語彙・表現の「一時記憶の定着期間」が伸びると感じています。

そして「精読→10回通読」が完了した記事が増えれば増えるほど、「より速く正確に読めるリーディング力」が身についてきます

スポーツや楽器でも、今日新しく習った技、弾き方を、いきなり明日から自由自在に使えるようになるわけではないですよね。毎日練習するはずです。それと同じかなと。長期記憶に定着させるために、しばらく毎日触れる感じ。

最初の目標は「30記事」次の目標は「100記事」を設定してみて下さい。

僕は今まで、TOEICのリーディングパートのすべての英文の「精読→10回通読」を合計33模試分(約462文書)やってきました。また、英検準1級の過去問13回分の語彙問題と読解問題の英文も「精読→10回通読」してきました。

その結果、TOEICには「TOEICによく出る語彙・文書、よく出る話の流れ」というものがあり、英検にも「英検によく出る語彙・文書、よく出るトピックのパターン」があるんだなと。

同様に、ニュース記事にも「ニュース記事でよく使われる語彙・表現」というものがあるので、100記事もやると、「あ、この単語、以前にも出てきた」「あ、これ見たことあるな」というデジャブ(既視感)を何度も味わえるようになります。

30記事だとそこまで大きな進化は感じられないかもしれないですが、100記事目の「精読→10回通読」が完了する頃には、確実にリーディング力が伸びていることを実感できるはずです(^_-)~☆



4. 自分に合った勉強法を見つけよう!


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Image by Yak-52

オンライン英会話の活用の仕方をズラーッと説明させていただいてきましたが、「ここに書いてあることをすべてやらないといけない」というわけではないです。

「○○○をやれば、こういったスキルが伸びますよ」というアイデアにすぎません。

そもそも、「英会話を始めた理由」「今最優先で伸ばしたいスキル」「現在の目標」「将来的に獲得したい英語力」というのは人によって異なるじゃないですか?

なので、

「自分はなぜ、英会話を始めたのか?」
「自分はどういう英語力を身につけたいのか?」
「英語ペラペラになったら何をしたいのか?」
「そのためには今、どういったトレーニングをやると効果的か?」

と自問する時間をぜひ作ってみて下さい(・∀・)b

「今はスピーキングを伸ばしたい!」のであれば、【 暗唱 】や【 瞬間英作文 】に力を入れる。

「リスニングが苦手で…」ということであれば、【 オーバーラッピング 】は毎日欠かさずやる、とか。

小さくても、短期目標でも全然OKなので、ぜひ自分の目標を明確にして、それに合った勉強法を見つけて下さい(・∀・)/

【参考】英語学習者に贈る!目標を見つけるための5つの質問


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