英語が続かない人は「部屋が汚いから」かも。まずは片づけから始めるべし!

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対象:勉強をすぐサボる/勉強が続かない/集中力がない 
読了:約8分(4757字) 
公開:2015-09/18 
photo credit: NassimHouse via photopin (license)

僕は学生時代、部活を転々としてました。高卒後はフリーターで6年くらい、いろんなバイトを転々としてました。基本的に何をやっても続かない人でした。

そんな典型的なダメ人間だった僕が、TOEIC 900点が(まだ1回だけですが)獲れ、英語で6400時間も勉強するようになり、毎日3~4時間勉強するようになってきました。

ここまで変わることができたキッカケの1つが、契約社員時代に始めた「部屋の片づけ(そうじ・断捨離)」だなと。

そんなわけで、部屋の片づけがなぜ英語学習に役立つのか?のご説明と、おすすめの本をご紹介していきたいと思います(・∀・)/
 

1. 英語を身につける=自分を変える


まず、TOEIC 800~900点を獲るためには、少なくとも1日2時間以上の勉強を習慣化しないといけません。

毎日30分聞く+30分読むようにしないと、リスニング・リーディング力は伸びないですし、その前に準備として精読する(辞書・文法書で調べる)時間も必要になります。

【参考】TOEIC初心者が確実に600点取れる6つの戦略と勉強法


また、川合亮平さんの日経DUALの記事「国際結婚でも大変…「英語子育て」のリアル事情」で、次のようにおっしゃっておられます。


日本に住みながら英語を日本語並みに上達するには、生活の30%以上のコミュニケーションが英語でないと、英語も話せるバイリンガルになるのは厳しいということです。


「生活の30%」ということは、睡眠が7時間として、残り17時間 ✕ 30% = 約6時間。

つまり、ネイティブレベルの英語力を身につけようと思うと、少なくとも1日約6時間は英語を使う・英語に触れるようにしないといけないということです。

ちなみに、2015年9月現在、僕は毎日3~4時間くらい勉強(英会話1時間を含む)していますが、このままだと中級レベルに辿り着くことはできても、上級には到達できないと感じています。


普段、勉強する習慣がない方からすると「毎日2時間ですら無理!」ではないかと思うんです。5年前の僕もそうでした。

でも、英語を身につけようと思うと、「毎日2時間以上勉強するのが当たり前」と感じる自分に変わらないといけない

だから「英語を身につける=自分を変える」なんです。



2. 部屋の片づけが「自分を変える」キッカケに


契約社員として働いていた頃、自己啓発本をひたすら読んでいました。数十冊は買ったと思います。ですが、学生時代からダメダメな自分を変えることは至難の業でした。

そんなときに出逢ったのが『夢をかなえるそうじ力』という本でした。



この本に、次のようなことが書いてありました。


あなたの住む部屋が、あなた自身である。…あなたの心の状態、そして人生までもを、あなたの部屋があらわしている(P.15)


当時、部屋がモノで溢れ返っていた僕は「確かに!ヾ(゚Д゚ )」と思ったんです。

そこでまずは、着なくなった服、読まなくなった本、何となくとっておいた書類など、全部でゴミ袋約30袋分を捨てました。なぜなら次のことが書いてあったからです。


捨てるという行為は、新しい自分になるために不必要な要素を捨てていくということです。(P.62)


大量にモノを捨ててきたことで、少しずつ変化が現れてきました。



3. 部屋の片づけで得られる3つの変化

(1) 勉強のモチベーションが上がる

単純な話ですが、モノが大量にあって汚い部屋よりも、キレイに片づいている部屋のほうが、机に向かうモチベーションは向上します。

仕事や学校から帰ってきたとき、子供を寝かしつけた後、部屋が汚かったらウンザリしませんか?

部屋を片づけると気づくんです。「そもそも"汚部屋"の状態で、勉強がはかどるわけがないよな」と。

部屋がキレイに片づいていると気分がいいので、机の上にテキストを置くようにしておけば、「疲れてるけど頑張るか!」という気になります。

特に、「カフェ・通勤電車・図書館だと勉強できるのに、自宅だと集中できない」という人は、おそらく部屋が散らかってたり、モノが溢れてると考えられます。

この機会にぜひ、物理的にも&精神的にも、勉強したくなる環境を創ることを意識してみて下さい。


(2) 自信がつき、意志力が向上する

部屋が汚く散らかっている人ほど、大量にモノを捨てて片づけられたときに得られる自信は大きくなります

そして、その「自分もやればできるんだ!」という小さな成功体験が自信になり、つい勉強をサボってしまったり、スコアが伸び悩んで挫折しそうになる弱い自分に打ち勝つ意志力が向上します。


One of the greatest discoveries a man makes, one of his great surprises, is to find he can do what he was afraid he couldn't do. (Henry Ford)

人にとってのもっとも大きな発見であり、もっとも大きな驚きの1つは、自分にはできないと思っていたことが実はできる、と気づくことである。(ヘンリー・フォード)



(3) すぐに行動に移せる人になる

モノを捨てるとき、それが自分にとって大切なモノ(ときめくモノ)なのか、不要なモノなのか?を判断することになります。

断捨離中は、その判断を何度も何度も繰り返すことになるので、徐々に早く判断できるようになってきます。

この判断力は、日常生活でも使えるようになり、「いつやるか?今でしょ!」という状況に直面したときに、「すぐに行動に移せる人」へと導いてくれます。ララァ、私を導いてくれ。

「すぐ行動に移せる人」になると、ダラダラする時間が減り、勉強する時間が増えます。勉強する時間が増えれば、当然ですが、英語力は上がりますよね。


逆に言うと、すぐに行動に移せない、ダラダラしてしまって勉強に集中できないときは、部屋が汚いからなのかもしれません。少なくとも僕は当てはまっています。



4. 部屋の片づけ 4ステップ

Step 1:「整理整頓」よりも先に「捨てる」

あらゆる片づけ本・断捨離本の著者の方々おっしゃっておられますが、整理整頓の前にまず、不要なモノを捨てることです。

すぐに部屋が散らかる最大の原因は、そもそも持っているモノが多過ぎて、部屋のキャパシティを超えているからなんですよね。

だからまず、不要なモノを捨てることから始めていきます。


Step 2:捨てやすいモノから捨てる

モノによって捨てやすさが違ってきます。思い出品は後回し。

最初はモノを捨てるのって億劫なのですが、捨てやすいモノからガンガン捨てていくことで、捨てることに慣れていきます。自分の中の「捨てる」というスキルポイントがたまっていく感じ。

僕の場合、服と本が捨てやすかったです。こんまりさんの本を読む数年前に、『断捨離のすすめ』を読んで、すでに多くの服・本を捨てていました。



この本にあった、「総量規制(7:5:1)を設ける」はいい基準だなと。個人的には、こんまりさんの「適正量のカチッとポイント」よりも具体的で助かります。


総量規制を設ける

①見えない収納:7割
②見える収納:5割
③見せる収納:1割
(P.90-91)


基本的に、本棚・引き出し・押入れ・タンスなどの収納場所は、満タンにしちゃダメなんですよね。満タンにすると取り出しにくく、入れにくくなる→片づけるのが億劫になる→散らかる。

そんなわけで、持ち物の3割、できれば半分くらいは捨てるようにしたほうがいいです。



Step 3:ときめくモノを残す

いったん「捨てモード」になると、不要なモノはガンガン捨てていけます。

ですが必ず、捨てるかどうか迷うモノが出てくるんですよね。そこで、ベストセラー本『人生がときめく片づけの魔法』です。



そもそも「捨てるモノ」をどう選ぶかが主題になってしまっている時点で、片づけのピントは大きくズレていると思って下さい。

…(中略)…「捨てる」ことだけ考えて片づけをすると、不幸になります。なぜなら、本来片づけで選ぶべきなのは、「捨てるモノ」ではなくて「残すモノ」だからです。

…(中略)…モノを残すか捨てるか見極めるときも、「持っていて幸せかどうか」、つまり、「持っていて心がときめくかどうか」を基準にするべきなのです。(P.62-63)


多くのモノは、「必要かどうか」でいいと思うのですが、「今はもう不要かもしれないけど、それを見ることで、初心を思い出せるもの」「自分の成功体験をフラッシュバックできるモノ」なんかは置いておいたほうがいいですね。

僕が2005年に出た『夢をかなえるそうじ力』をいまだに持っているのは、この本が自分が変われたキッカケの1冊だからです。


Step 4:すべてのモノの定位置を決める

不要なモノを捨て、ときめくモノを残したら、整理整頓+収納術を学びましょう。

というのも、部屋が散らかってしまう大きな原因のその2は、モノの定位置が決まっていないからです。

モノの定位置があいまい→片づけるのが億劫になる→散らかる。



5. こんまり本が一番おすすめな理由


断捨離本・片づけ本はいろいろ購入してきました。そのどれもがとてもプラスになったのは間違いないです。

ですが、どれか1冊選べと言われたら、やはりこんまりさんの本がいいかなと。

(1) よくある失敗例とその対策が豊富

こんまりさんの「心がときめくかどうか」という基準ですが、実は上述の『断捨離のすすめ』(P.62)にすでにあったんですよね。僕は見落としていたみたいです。

ちなみに、どちらかがパクったということはないと感じています。片づけをしていれば、遅かれ早かれ辿り着く境地かと。

ではなぜ、こんまりさんの『人生がときめく片づけの魔法』が爆発的に売れたのか?

こんまりさんのこの本、うちのブログと似てまして、ご自身や他の方の失敗例とその対策の仕方を「これでもかー」というくらい載せてあるんです。こんまりさん自身が、片づけや収納で試行錯誤してこられたのがよく分かります。

たくさん失敗してきた人=たくさん挑戦してきた人=人に教えるときに説得力のある説明がたくさんできる人になるんです。

だから、今まで断捨離本や他の片づけ本でうまくいかなかった人たちにとって救いになったのではないかと。


(2) 具体的で説得力があるので行動に移しやすい

上述した『夢をかなえるそうじ力』はスピリチュアル色が強すぎて苦手な人にはキツイかも&「捨てる」ことの具体的なノウハウの記載がない。

また、『断捨離のすすめ』はノウハウは非常に具体的だけど、失敗例があまりないんですよね。

他の本も「帯に短したすきに長し」なんです。

そんなわけで、片づけを学んだことがない方、片づけに失敗してきた方にはやはり、こんまりさんの『人生がときめく片づけの魔法』が一番よくまとまっていておすすめです。まとめブログで生計を立てている僕が太鼓判押します(笑)


ちなみに、この本は洋書でも出版されてまして、Kindleで買って読んでみましたが、そこそこ語彙レベル高くて頓挫してます(笑) そんなわけで、まず日本語で読むことをお薦めします。





6. 部屋を片づける=自分を変える


「そうじ・断捨離・片づけなんかで人生が変わるわけがない」という方もおられると思います。

ですが、少なくとも僕は変わってきました。

僕が変わることができたのであれば、僕と同じパターンの方だったら変われる可能性が高いです。

上述した本は必ずしも買わなくてもOKです。不要なモノを捨て、ときめくモノを残し、モノの定位置を決めれば、自動的に片づけられる人になります。お金はかからないので、試してみる価値はありますぜ。

TOEIC 800~900点や英語ペラペラになるにはかなり時間がかかりますが、「不要なモノを捨て、時めくモノを残し、モノの定位置を決める」のは今すぐに実行可能で、数日で完了でき、かなり劇的な変化を感じることができます。

部屋の片づけによって得られる成功体験と自信は、英語を習慣化できる自分への第一歩になるはずです(・∀・)b

Tidy up your room, change yourself, and change your life.
 
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